長財布「tradition」は弊社独自設計で「小さい」「薄い」「軽い」を目指し、でも大容量で使いやすいを実現させました。

長財布「tradition」

※長財布の最小級:自社従来品との比較

1.圧倒的な使いやすさは「房型カード収納」が実現させる

「房型カード収納」は１房で最大３枚までカードを収納できます。５房あるのでカードは１５枚まで収納することが可能です。他のL型の小さい財布に比べて圧倒的な収納力があります。使いやすさを考えますと１房２枚を推奨いたします。

房が個々に独立しておりますので上に少しずらすことが出来ます。カードの出し入れがスムーズにでき、カードを探しやすいです。

房と房が独立しているので間に挟める構造になってます。間に領収書などの薄い紙ならさっと収まります。買い物のときに受け取ったレシートを一時的にしまっておけます。

２．小さく、薄くても大容量の収納力

他のコンパクト財布に比べ収納力で勝ります。普通サイズのL型長財布と同等な収納力があります。お札２６枚、カード１５枚、小銭１２枚、鍵１つを入れる事が可能です。

小銭入れの反対面にフリーポケットを採用しました。こちらは鍵を入れてもよし、カードを入れてもよし、何でも入れです。お好きなものを入れてください。

小銭入れスペースは浅くすることにより小銭を見つけやすく、取り出しやすいです。またスペースの位置を上に、上にあるのでファスナーを閉めた状態であれば逆さにしても小銭が中で落ちてしまうこともございません。また２部屋あることで小銭の仕分けもできます。

薄さは未使用時で１４ｍｍ、すっきりとした薄さが持っていて心地いいです。

最大収納時でも２０mmです。邪魔にならない厚さで、お尻のポケットに入れた時もすっぽり入ります。

一般的な長財布と比べてた時に収まりがまるで違います。

当社サンプルの一般的な長財布と比べても小さいのがわかります。特に横幅は２１mmの差があります。一般的な長財布はカードを横に並べて２列配置されてますのでその分横幅が長くなります。弊社独自設計の「房型カード収納」を採用することで小さくすることができました。

３．ビジネスでもカジュアルでも

スーツスタイルでも邪魔にならない薄さとサイズ。墨染と藍染の茶利ゴードは他では取扱いがなく、特徴のある革が目を引きます。気になる革だから取引先で話題にもなります。薄くて小さいから胸ポケットすっぽり入ります。

スーツの前ポケットにも。

カジュアルスタイルにも。

墨✕藍　伝統技術で染めた日本の革

今回の長財布「tradition」は仕様もさることながら革にもこだわりました。使用する革は植物タンニン鞣しの山羊革です。革を槽の中に入れ、染め上げます。これは徳島の無形文化財阿波正染で、徳島の伝統技術になります。革の名称は「茶利ゴード八方」、浅草の老舗革問屋株式会社山上商店様で開発された革です。山上様と弊社は古くからのお付き合いで、今回弊社でこの革を世界で初めて使用させていただくことになりました。

ピット槽と呼ばれる大きい風呂のようなところに入れ、一枚一枚手作業で染めます。斑の隙間に藍や墨を入れる為、程良く引っ張りながら、その時の気温や湿度、革の質感などを考慮して染めていきます。一枚一枚丁寧に、経験と感覚で作業する職人技です。

この作業を何十回も繰り返しますのでとても手間と時間がかかります。また、室内は高温多湿で作業するにもひと苦労です。

この丁寧な職人技が革の仕上がりを左右します。ご覧の通り染色は手でやる作業のため、染まり方にムラが生じますことをご了承ください。しかし、この染め方だからこそ世界に一つだけの作品になります。

革をなめした後風通しのいい部屋でガラ干しをします。（室内で蛍光灯の光も避けます）ピット槽で何度も染めた後も一回一回ガラ干しします。最後に天日干しをし完成するという、とても時間のかかる作業だとわかると思います。

最後に革職人の手で揉んでいきます。（ 船漕き）これをすることにより、革の柔らかさを出し、独特のシボ出来上がります。

植物タンニン鞣しで染料染めだから使い込むとエイジング（経年変化）します。使い込むと色味は少し落ち着き深い色へ、そして艶が出てきます。その変化は使う人によって様々な顔に成長していきます。エイジングが楽しめる革の醍醐味です。　

弊社従業員が約３ヵ月使用。少し艶が出てきました。特に藍染は艶やかです。

河内皮革デザイン工房が企画から流通まで責任をもって担います。

本プロジェクトは作品の製作から流通まで「河内皮革デザイン工房」が実施します。作品の品質管理や在庫移動にかかる無駄なコストを削減します。

私たちの強みは全て国内一貫生産です。革製品は裁断・革漉き・縫製・検品・梱包と工程がございますが、全て弊社工房で生産しております。

特に革製品を製作するにあたり重要なのはサンプル制作です。何度も試行錯誤し、時には失敗しながらブラッシュアップします。特にコンパクト財布は１㎜単位のずれで不具合が生じます。いくつもの失敗したサンプルの上に本製品が成り立ちます。

１．サンプル制作はまずは型紙製作です。その型紙に沿って裁断します。　　　　　本生産では機械（クリッカー）で裁断しますが、サンプルでは手断ちしてます。革は決まった形でないため、余すところを出来るだけ少なくするよう考えて断つようにしています。

２．革漉き（ベタ）革を薄くする作業。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サンプル制作を繰り返すと最適な革の厚みがわかってきます。部分部分で最適な革の厚みがあり、革漉き機を使って厚みを統一させます。

３．革漉き（コバ）革を部分的に薄くする作業。　　　　　　　　　　　　　　　　カード段などの革が重なる部分だけを薄くします。部分的に漉くときはコバ漉き機を使用します。濃さなる部分を薄く漉くことにより、厚みを抑えます。

４．貼り合わせ・縫製　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パーツごとに裁断されて厚みを整えられた革をのりで貼り合わせ、ミシンで縫製します。貼り合わせをしっかりすることでミシンでの縫製作業が奇麗にいきます。

４．コバ仕上げ・磨き　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最後にコバを仕上げます。仕上げ作業はコバ塗りと磨きです。コバは特殊な塗料で塗り、革の切り口（断面）を奇麗にします。その後、メリヤス布地で磨きます。丁寧に磨くことで断面が奇麗に仕上がります。

※本作品はプロジェクト主催者『河内皮革デザイン工房』が直送します。

リターンについて

製品：長財布「tradition」

カラー：墨、藍

本体サイズ：約W１７１×D１４×H９０mm

質 量：約７９g

材 質：表革　山羊革

　　　内装革　牛革

金具：ブラック

生産国：日本

一般販売予定価格：￥26,000（消費税込み・送料別）

※天然の革ですのでサイズ、質量には個体差が生じます。表記は目安とお考え下さい。

全て革を使用していても約７９ｇという軽さです。（製品によって多少の誤差はございます）。一般的な長財布ですと約１９０ｇなのでその差は１１１ｇにもなります。ゴード革は軽くて丈夫で型崩れしにくい特徴があります。そのため牛革の財布に比べて軽く、強度も上回ります。

当社サンプル（一般的な長財布）

小銭入れスペース✕2 カード収納✕5 お札入れスペース✕1 フリーポケット✕1
内装には牛ヌメ革を使用してます。もちろんヌメ革なのでエイジングを楽しめます。

長財布「tradition」

革：茶利ゴード　墨染

革：茶利ゴード　藍染

※染料を用いて手で染めてるため、１つ１つ染まり方にムラがあります。１点物になりますことをご了承ください。

スケジュール

2023.8.4　募集開始

2023.8月下旬 長納期部材先行手配予定

2023.9.25 募集締切

2023.9月下旬 量産開始予定

2023.12月中旬 超早割コース発送予定

2024.1月中旬 早割コース発送予定

2024.2月中旬 全コース配送完了予定

※生産状況によって予定が変更になることがございます。できるだけ前倒し発送できるように努めますが、変更がある場合は活動レポート等でご連絡いたします。

資金の使い道

応援購入していただいた資金の一部で新たな作品の研究開発を図ってまいります。皆様に喜んで使っていただける、革の素材からこだわり、機能性・実用性を考えた製品コンセプトを目指していきます。応援のほどよろしくお願いします。

実行者紹介

こんにちは。実行者の河内皮革デザイン工房、河内健です。

私たち河内皮革デザイン工房は1927年創業の歴史を持つ革製品製造メーカーです。『ALL MADE IN JAPAN』で国内外の有名ブランド品のOEMを手掛けております。革作品の可能性を探求し、国内生産の活性化に貢献したいと考えております。革製品の生産に限らず、日本の職人や伝統技術などは年々失われてます。私たちが目指すのは素材から日本の選び抜かれた高品質なものを使用し、そして素材を活かす製品つくりで『機能性・実用性』の高いものをコンセプトに商品開発をしていきます。

是非、応援いただけたら嬉しいです。

マクアケ専用ホームページ：https://kawauchi-co.amebaownd.com/pages/5011427/page_202106101108

自社ホームページ：https://www.kawauchileather.com

instagram：https://www.instagram.com/_enrio_/