はじめに

数あるプロジェクトの中から、本プロジェクトに足を運んでいただきありがとうございます。

プロジェクトオーナーのしょうちゃんです。

現在大分県佐伯市宇目という町で、1日1組限定のサウナ付きオールインクルーシブ宿KIGENを7月にOPENさせるべく奔走しております。

本プロジェクトは、そのKIGENに建築するログサウナに関するプロジェクトになります。ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

instagram: @kigen_oita

※準備中のため写真はAIを用いているものもありますので、実物と多少の誤差がございます。

自己紹介

初めまして！

渡邉翔太郎と申します。1999年世紀末の生まれで今年で26歳になります。今年27歳になる妻と若者2人で会社を立ち上げ、サウナ兼宿泊事業を始めることになりました。

僕は大分県出身ではなく（ないんかい。）、大阪府出身大阪府育ちのコテコテの関西人です。関西大学を卒業し、東京に上京し不動産会社で法人営業をしておりましたが、学生時代に自分で事業をしていたこともあり、早々に独立したい気持ちが強まり、2024年妻の地元である大分県の佐伯市に移住してまいりました。はい、つまり"よそ者"です。

今回はそんな事業の経験もろくにない2人の”馬鹿者”が、少子高齢化で廃れゆく

"未観光地"を”穴場観光地に”

変えていくストーリーをお見せします。

大分県の温泉が”湧かない”町、宇目。

みなさん大分県といえば何を思い浮かべますか？

そう、温泉ですよね。

平安時代から利用されていたという説もある別府温泉は日本一の湧出量を誇り、温泉を求めて全国各地から（最近は海外からも）観光に訪れられています。

しかし、それは別府や湯布院のお話です。

大分県だけならず九州地方は活火山が多い影響もあり、比較的温泉が多い地方ではあるのですが、その中でも、今回の舞台となる、佐伯市宇目という街では温泉は湧かない

"未観光地"なのです。

昭和の初期、炭鉱の需要が高まっていた時、木浦鉱山がある宇目は多くの炭鉱夫が働いて暮らしておりかなり栄えている街でした。炭鉱の発展とともに人口も増え、一時は遊郭まであったと言われるくらい栄えていました。

しかし2025年現在、空き家や空き地は増え、人口は2000人を切りました。

観光客誘致のためにかつては、温泉を掘り起こそうとした跡がありますが、結局温泉は沸かず。全く0というわけではないものの、大分県の他のエリアに比べると観光客もほとんど来ない静かな街になってしまったのです。

なぜ、そんな街でサウナを？

ここまでの話だと「宇目にはなにも魅力がない場所」というイメージがつきかねません。ここから挽回します。

宇目は炭鉱が衰退した後、農業と林業で一時立ち直ります。宇目は大分県の山岳地帯に位置していることから、非常に水質が良く、その水で育ったお米や野菜、果物は格段に美味しいのです。

また、人口減少は確かに深刻なことである一方で、人が少ないからこそ静かで穏やかな場所であるということも意味しています。

都会の喧騒とした場所で日常を過ごしている方々にとって、周りの目を気にすることなく、自然に囲まれて入るサウナはこの上なく至極のひとときに間違いありません。

夜になると、頭上には満点の星が浮かび上がり多い時で1時間で10個以上の流れ星を見れることもあり、非日常なととのい体験ができるため、アウトドアサウナにとってはもってこいな場所なのです。

でも、宇目じゃなくていいんじゃないの？

「綺麗な水、満点の星、そんなのどこにでもあるじゃん。宇目じゃなくてよくない？」

宇目じゃなきゃ、ダメなんです。

そもそも僕が佐伯市に移住してきた理由に遡ります。

僕は父親の影響もあり、趣味でHONDAのバイクに乗っています。（大丈夫です、話は逸れていません。）

HONDAの創業者 本田宗一郎氏は、母が毎日坂道を自転車で駆け上がっている姿を見て、もっと楽に買い物ができないか。と考えた末、cub（カブ）が誕生したという話は有名です。

のちに、このエピソードから、本田氏が大切にしていたことは、「半径3mの法則」と言い伝えられており、「身近な人や物事を大切にすることで人生は好転する」という意味で長く親しまれています。

僕はこの思想に共感、尊重しており、自分の最も身近な存在である、愛してやまない妻、の地元の佐伯市で価値提供がしたい！と思い、移住して参りました。

そこから、佐伯市のことを全く何も知らなかったので、下記条件で土地探しを始めます。

①佐伯市外から人を呼ぶ力がある場所

②若い人たちが行きたいと思う場所

③流行を反映できる場所

そこで見つかったのが宇目町でした。

宇目町の広大な自然と、四季を感じられる静かなこの場所を見つけた時は、自分にとっての”理想の場所”と感じたことは今でも覚えています。

宇目の自然と優しい熱に包まれる、至極の時間。

少し前置きが長くなりました。

今回の本題であるサウナの中身です。

今回建設するサウナは、ヒノキの丸太を1本1本人力で積み上げていくログサウナです。

サウナの本場であるフィンランドでは良く見かける作りですが、日本ではまだ主流ではありません。ここからログサウナの魅力をお伝えします。

今この文章を読んでくださっている方はサウナに普段から入られる方も、そうでない方もいらっしゃると思います。想像しうる範囲で考えてみてください。

「極上のサウナ体験において、最も大切なことは何ですか？」

「サウナ室の温度」「湿度」「水風呂の温度」「外気浴のクオリティ」...etc.

どれも正解です。

しかしこれらに加えて、同等もしくはそれ以上に大切な要素があるのです。

それが、

「空気」

です。

昨今世の中にあるサウナ室の多くは、基本的には熱を逃さないために密閉に近い構造になっています。

法令で定められた換気設備がありますが、換気量が十分でない場合、サウナ室内の空気が滞留し、二酸化炭素濃度が上昇します。感じる”

そのため、長時間サウナに入っていると息苦しさを感じたり、ひどい人は頭痛を感じたりすることがあるのです。

一方、今回我々が作るログサウナは、ヒノキの丸太を積み上げていくだけなので、木と木の間にわずかな隙間が生まれます。この「隙間」からはいる新鮮な空気がサウナ室を循環することで、常に体に新鮮な酸素が取り込まれる状態をつくり、息苦しくなることなく快適なサウナ時間を過ごすことができるのです。

また、このサウナは丸太を積んでいるだけのため、塗料や断熱材を使用しないため、高温で有害な化学物質が溶け出す心配もございません。

つまり、

サウナ好きな方は、

まだ体験したことのない極上の整いを、

サウナが苦手な方は、息苦しく感じることなく快適に入られる。

そんなサウナがログサウナなのです。

実際の丸太ログを積み上げている様子

※イメージです

地球を感じる宿 KIGEN

今回のプロジェクトは主にログサウナのためのプロジェクトですが、

実は1日1組限定の貸切宿 KIGENもサウナと同時に開業します。

コンセプトは"地球を感じる。"

宇目の大自然を24時間で存分に味わっていただける特別な場所です。

2000坪の同敷地内にあるKIGENは広さ約107平米に3つの部屋があります。

素材は天然の木の無垢材と漆喰壁で心地よい空間を演出。

春は満開の桜を見ながらサウナもよし、昼飲みもよし。

夏は特大のウッドデッキでお昼寝やBBQ、新緑に囲まれてサウナで整うのも最高です。

秋は栗が名産の宇目で珈琲片手にモンブランなんてどうでしょう。よだれが出ます。

冬は薪ストーブで温まって、澄んだ夜空の満天の星は、まるで星のカーテンに包まれたような不思議な体験。

プランはたったの1つ。

朝夕食付き オールインクルーシブプラン。朝から晩までサウナも入り放題です。

最初はこの一棟貸し宿プロジェクトで進めようと思っておりましたが、

我々が提供するサービスの大部分を占めるサウナにはかなりこだわりたい。

という思いから、サウナのみのプロジェクトにいたしました。

我々のログサウナはかなり自信があります。しかし、もっと自信があるのは

サウナだけじゃない、地球を感じる宿泊体験です。

サウナに入って終わりじゃない。

サウナで調ったあとのBBQとビールサーバー直結の生ビール飲み放題は言葉に言い表せない幸せをもたらし、

満天の星を見て、思い出に耽って寝落ち。

朝は大きな窓ガラスに差し込む朝日と、薪割りと鳥の囀りで目が覚める。

この一連の流れこそ、地球を感じていただく時間であり、究極の調いへと成るのです。

ここまで読んでくださった方々へ

ここまで僕が佐伯市に移住してきた理由や、宇目町のこと、ログサウナのことを長々と書いてきました。

まずはここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

少しでも「行ってみたいな」と思っていただけたら光栄です。

ここからは、本プロジェクトのスケジュールを説明いたします。

5月初旬　丸太ログ積み上げ開始（ログサウナ着工）

5月末　Makuake 掲載終了

6月中旬　丸太積み上げ完了、サウナストーブ搬入

6月末　竣工

7月初旬　GRAND OPEN

最後に

改めまして、ここまで読んでいただきありがとうございました。

最後にプロジェクトオーナーとして今の気持ちを綴らせていただきます。

このプロジェクトは、ただのサウナ好きがサウナ事業をする。そんなプロジェクトではありません。

「身近な人に関連する、廃れゆく街に新しい息を吹き込み、たくさんの人が訪れる場所にしたい。」

「このままではなくなってしまうかもしれない宇目町をすこしでも長く存続させたい。」

そんな想いが込められたプロジェクトです。

もちろんサウナ事業一つで、達成できることではないと思っています。

あくまでこれは、第一歩に過ぎないと考えています。

しかし、魅力がたくさん詰まったこの宇目町は、誰かが何か手を加えないと劣化していくばかりです。

「この魅力を放置するのは勿体無い。」

そういう思いから、本文中では何度も”未”観光地という造語を使用いたしました。決して”非”観光地ではないのです。

人口が少ない宇目町では無謀なチャレンジだと、過去に成功事例がないから成功しないと、耳にタコができるほど言われてきました。

しかし、HONDA創業者の本田宗一郎氏はこう言います。

「やるからには一番困難な道をいく。」「前例がないからやる。」と。

いつの時代も、革命を起こすのは

「若者」「よそ者」「馬鹿者」と言われます。

僕たちはその全てに当てはまります。

だから僕たちにはに「できる」と確信しているのです。

少しでも、応援したいと思ってくださった方は、

ぜひその綺麗なお金をご投資いただき、一緒に宇目町を変えていきましょう。

そして、宇目町をはじめとした、日本全国のまだ陽の目を浴びていない未観光地を活性化させるきっかけ作りに本気で取り組んでいく仲間になっていただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

プロジェクトオーナー

合同会社Barnum 代表社員 渡邉翔太郎／業務執行役員 渡邉果歩