幻の「あらごしにんじん梅酒」再び！　　　　　　　

発売当時の「あらごしにんじん梅酒」のチラシ

2012年惜しまれつつも販売終了となった幻の梅酒「あらごしにんじん梅酒」。

たった2年間のみの販売で、一部のファンの方しか知らないような存在でした。

飲んだ人たちは口をそろえて「野菜摂ってる！」と言ってしまうほどの不思議な食感が特徴の梅酒です。

あらごしファンには垂涎の幻の梅酒「あらごしにんじん梅酒」が復活します！

◆プロジェクトの詳細　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

梅乃宿酒造株式会社 五代目蔵元 吉田佳代です。

この度は、当蔵のプロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。

日本の始まり、清酒発祥の地とされる奈良。その奈良盆地、大阪との境にある葛城山の麓に位置する葛城市に梅乃宿酒造はあります。1893（明治26）年の創業以来、日本酒を核として梅酒をはじめとする日本酒リキュールやスパークリング酒など様々なチャレンジを続けて、新しい酒文化を自ら創り出していくという強い意志のもと、世代や国境を越えた酒文化を育て続けるべく邁進しております。

《梅乃宿酒造のご神木、樹齢３００年以上といわれる梅の古木》 この老木から採れる梅の実も梅乃宿の「梅酒」には使われております。

【あらごしにんじん梅酒ってどんな味？】　　　　　　　　　

「あらごしにんじん梅酒」は、食物繊維たっぷりのすりおろしたにんじんをふんだんに使用し、梅乃宿自慢の梅酒とブレンドして作り上げ、濃厚なにんじんの風味がコク深い梅酒と相まって、まるで本物のにんじんを食べているような新感覚・新食感の梅酒です。

「あらごしにんじん梅酒」に使用するにんじんペースト

つめたく冷やしてそのままを、にんじんの食感を楽しみながら味わうも良し、氷を浮かべてロックでゆっくり楽しむのも良し、大きな器に移して冷凍庫で冷やし大人のシャーベットとしても美味しく召し上がっていただけます。これからの季節にピッタリです。

【なぜにんじんか？】　　　　　　　　　　　　　　　　　　

それは、弊社の吉田会長と営業部長が海外の展示会に参加した時、たまたま近くのブースに日本の食材を展示・提供されている企業さんがいらっしゃいました。そのブースで提供されていたにんじんジュースを何気なくお味見としていただいたのが始まりでした。

そのいただいたにんじんジュースがビックリするぐらい甘くておいしく、会長・部長共に「これはいける！」とひらめいたそうです。口に入れたときの舌触りと甘みがまさに梅乃宿のあらごしシリーズそのものだったそうです。

そして帰国後、早速試作に取り掛かりました。まずは単純に梅酒ににんじんジュースを混ぜ合わせるところから始まりました。これがなかなか味がまとまりません。また、「あらごしシリーズ」の一番の特徴であるあらごし感が全く表現できませんでした。「あらごし梅酒」ににんじんジュースを混ぜ合わせても梅酒の味が強すぎ、にんじんの風味がまったく表現できません。また、使用するすりおろしにんじんにもなかなか納得できる食感のものが見つかりませんでした。そんなこんなで開発に半年以上を要し、ようやく２０１０年の秋の終わりに納得のいくものが完成し、その年の１２月より「あらごしにんじん梅酒」として発売することができました。

梅酒に野菜を入れるという今までにない発想とともに、ただ単に奇をてらうだけのものではなく「あらごしシリーズ」の名に恥じないようなクオリティの立派な梅酒として誕生したのです。単純に梅酒とにんじんジュースが重なり合っただけのものではなく、まるでにんじんを食べているような食感も楽しめる食物繊維たっぷりの新感覚梅酒として世に送り出しました。

しかし、時代を先取りし過ぎたのか、売れ行きはあまり芳しくありませんでした。近年でこそスムージーやコールドプレスジュースなど素材感を前面に押し出した飲料が広く受け入れられるようになってきましたが、当時は「梅酒＋野菜」的なお酒もなく、特に一部のファンの方々に支持されるそんな梅酒でした。また、先発の「あらごし梅酒」をはじめとした「ゆず」や「あらごしもも」の人気も高く、更には「あらごしみかん」のツブツブ感のインパクトも大きかったため、「あらごしにんじん梅酒」はその陰に隠れてしまい、2012年の年末に惜しまれつつも終売となりました。しかしながらその後も多数お問合せをいただき、再販希望の声もあったことから、この度、「Makuake（マクアケ）」を通して「あらごしにんじん梅酒」を復活させるプロジェクトを立ち上げました。

梅乃宿が「あらごしシリーズ」で培った技術を活かして１０年ぶりに復活させることとなった「あらごしにんじん梅酒」。その梅酒を当時のレシピを再現し美味しい梅酒として復活させます。

そんな梅酒が「Makuake（マクアケ）」のみで限定復活します。

【リキュール界のパイオニア的存在】　　　　　　　　　　　

梅乃宿酒造が梅酒をはじめとする日本酒リキュールを造り始めたのは、いまから2001年までさかのぼります。

お酒などの酒類を製造するには、国税庁から酒類製造免許を取得しなければなりません。また、その免許にもさまざまな種類があり、当時梅乃宿が持っていたのは清酒製造免許のみでした。

しかし、2001年に国税庁から酒類製造免許の規制緩和が発表され、新たな酒類への新規参入の道が開かれました。そこでいち早くリキュールの製造免許を取得し、すぐさま製造に取り掛かりました。

そして、翌年2002年1月に梅乃宿としての初めての梅酒を発売いたしました。最初の製造数量は720mlで10,000本。しかしすぐさま売り切れとなり、毎年増産に次ぐ増産で、全国に浸透していきました。ここから日本酒リキュールとしての梅酒である新しい梅酒が誕生し、その後現在に至るまでのロングセラー商品となっています。

そして、2005年に今の「あらごしシリーズ」の先駆けとなるにごり梅酒「あらごし梅酒」が誕生いたしました。

このあらごし梅酒の誕生秘話について少しお話します。

【あらごし梅酒はもったいない精神から生まれた！？】　　　

みなさまご存じのように日本酒造りではお米を原料としてお酒を造ります。そのお米を精米して使い、最後は液体のお酒と固体の酒粕が出来上がります。日本酒製造の場合、産業廃棄物は一切なく、米ぬかは和菓子の原料や飼料として、酒粕は食品として余すことなく使い切ります。しかし、梅の実を何10トンと仕込む梅酒では、お酒に付け込んだ後の梅の実は一般的に産業廃棄物として処理されます。それは、日本酒蔵として先人の教えに反することであり、「SDGs」や「地球にやさしい企業」を目指す中で矛盾が生まれてしまいます。従業員みんなで知恵を絞りあい、梅ジャムや梅の実が入ったパウンドケーキなどいくつか商品化にこぎつけましたが、使う量もわずかでまったく消費できません。そんな中で最終的に試したのが「梅酒の中に梅を入れてしまおう」というアイデアでした。当然、そのまま入れるだけでは何の工夫もありません。そこから蔵の食堂を舞台に試行錯誤が始まりました。

まずは、お酒から引き揚げた梅の実を、自らの手で種を取り出し、その実をおろし金でひとつずつすりおろしていきます。そして、すりおろした実を今度はミキサーで梅酒と混ぜあわせて、最適な果肉量を探り続けて試作品を完成させました。こうして、日本酒で仕込んだおいしい梅酒に、たっぷりの果肉を加えたにごり梅酒「あらごし梅酒」が誕生いたしました。こちらも販売をスタートさせると、瞬く間に大ヒット商品となり、梅酒市場の定番的ロングセラー商品となりました。

その後も、2006年に「ゆず」、2007年に「あらごしもも」、2009年に「あらごしみかん」と立て続けに「あらごしシリーズ」を充実させていきました。そして2010年に今回限定復活する「あらごしにんじん梅酒」、2012年に「あらごしりんご」、2017年に「あらごしれもん」、そして2021年に「あらごしジンジャー」を発売いたしました。その他にも季節限定の「あらごしクールゆず」も含めると現在８種類のラインナップとなっております。その他にも厳選した世界のフルーツを使った「FRUTAS」やスパークリングリキュールとしての「実りのスパークリング」、「FRUTAS スパークリング」など総勢１８種類ものリキュールを取り揃えるまでになり、現在も日々新しいリキュールを求め商品開発に努めております。

これからの梅乃宿にもご期待ください！

◆リターンの紹介　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

商品名：あらごしにんじん梅酒 内容量：７２０ｍｌ アルコール：８％

①「あらごしにんじん梅酒」お試しセット ２，５００円

あらごしにんじん梅酒720ml 1本 梅乃宿特製ロックグラス 1個

②「あらごしにんじん梅酒」2本セット ４，０００円

あらごしにんじん梅酒720ml 2本 梅乃宿特製ロックグラス 1個

③「あらごし」梅酒セット ４，０００円

あらごしにんじん梅酒720ml 1本 あらごし梅酒720ml 1本

梅乃宿特製ロックグラス 1個

④「あらごし」野菜セット ４，０００円

あらごしにんじん梅酒720ml 1本 あらごしジンジャー720ml 1本

梅乃宿特製ロックグラス 1個

⑤「あらごしにんじん梅酒」3本セット ５，０００円

あらごしにんじん梅酒720ml 3本

⑥楽しい食感セット ５，０００円

あらごしにんじん梅酒720ml 1本 あらごしみかん720ml 1本

あらごしりんご720ml 1本

⑦梅酒大好きセット ６，５００円

あらごしにんじん梅酒720ml 1本 あらごし梅酒720ml 1本

梅乃宿の梅酒720ml 1本 梅酒黒ラベル720ml 1本

梅乃宿特製ロックグラス 1個

⑧「あらごしにんじん梅酒」6本セット ９，５００円

あらごしにんじん梅酒720ml 6本

⑨あらごしフルセット １２，５００円

あらごしシリーズ8種（あらごし梅酒・ゆず・あらごしもも・あらごしみかん・

あらごしりんご・あらごしれもん・あらごしジンジャー・あらごしにんじん梅酒

各720ml 1本 合計8本 梅乃宿特製ロックグラス 2個

⑩梅乃宿10本セット １５，０００円

梅乃宿の梅酒 梅酒黒ラベル

あらごしシリーズ8種（あらごし梅酒・ゆず・あらごしもも・あらごしみかん・

あらごしりんご・あらごしれもん・あらごしジンジャー・あらごしにんじん梅酒

各720ml 1本 合計10本セット

⑪梅乃宿リキュールフルセット １８，０００円

梅乃宿の梅酒 梅酒黒ラベル FRUTAS マンゴー FRUTAS ブラッドオレンジ

あらごしシリーズ8種（あらごし梅酒・ゆず・あらごしもも・あらごしみかん・

あらごしりんご・あらごしれもん・あらごしジンジャー・あらごしにんじん梅酒

各720ml 1本 合計12本セット

※20歳未満の方はご購入いただけません。

◆今後のスケジュール　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2021年6月13日（日）「はやぶさの日」より プロジェクトサポーター募集スタート

48日間の募集を行います。

2021年7月30日（金）「梅干しの日」 プロジェクト終了

プロジェクト終了後、速やかに商品の製造に取り掛かります。

2021年8月31日（火）「野菜の日」より リターン品発送開始

9月中旬までにサポーターの方々へリターン品をお届けいたします。

◆プロジェクト実行者の紹介　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

梅乃宿酒造株式会社

「飲む人をワクワクさせる、梅乃宿の『伝統と革新』」

日本酒造りを取り巻く環境は、かつてないスピードで変化し続けています。技を守り、研鑽し続けること（伝統）も大切ですし、伝統技術を礎に価値のある商品や提案を時代に合わせた形で提供すること（革新）も、私たちの役割であり使命であると考えます。

たとえば、日本酒蔵が梅酒を造るという挑戦も、20年前は未知の領域で、同業界の方から非難のお言葉をたくさんいただきました。こうした環境にあってもお客さまのニーズは増加し、梅酒の市場が確立され、今では日本酒蔵が梅酒を造ることも当たり前になりました、このように私たちを取り巻く市場環境は、わずかな時間の流れのなかで大きく変化し、酒文化も変わってきたのです。

梅乃宿酒造では、その時代のスピードや流れに遅れないようについていくのではなく、次の新しい酒文化を自分たちで創っていくという強い意志を持ち、皆さまに“新しさ”をご提案していきたいと考えています。歌舞伎にスーパー歌舞伎があるように、友禅染のアロハシャツがあるように、私たちは、新しいことへの挑戦が伝統を守ることにもつながると信じているのです。

飲む人をワクワクさせる“新しい酒文化”が次の伝統となるように、私たちはこれからも努力と挑戦を続けてまいります。