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最新の活動レポート 2018.12.24

1月末まで、愛知県日進市　あいち池の畔の『CAR-DEN（カーデン）』というお店で実物展示中です。ライブと喫茶、ギャラリーのお店で、週末は無料・有料...

ストーリー

『竹』そのものの振動板 を採用し、高品質な音を再現した木製スピーカー
木材や竹などの木質材そのものをプレス成形で任意形状に塑性加工する、 竹製木質流動成形技術
バイオリンにも用いられる素材を使うことで、 高品質で上品な音色

『竹』そのものを素材とした振動板を製作、採用し、高品質な音の実現に成功した木製スピーカー「Vuillaum hommage（ビヨームオマージュ）」。

高剛性の繊維を持つ『竹』は振動板の素材に適していると言われています。しかし竹の繊維を使用した振動板は存在していますが、『竹』そのものを振動板の素材に採用したものは、【Vuillaum hommage】以外存在しておりません。

「Vuillaum hommage」に搭載されている振動板は、国立研究開発法人産業技術総合研究所との共同研究で実用化に成功した、竹製木質流動成形振動板が搭載されています。木質流動成形とは、木材や竹などの木質材そのものをプレス成形で任意形状に塑性加工する技術のことです。

『内部損失』と『伝播速度』の高さは、ともにスピーカーの振動板に求められている性能である。『内部損失』とは、振動がどれだけ収まりやすいかを示すもので、紙や木材は高く、金属素材は低くなります。一方の『伝播速度』は、振動板を伝わる振動の速度のことであり、紙や木材は低く、金属素材は高くなります。『内部損失』は物質自体の特性で決まり、『伝播速度』は物質の特性と材質と形状から決まってきます。

竹製木質流動成形振動板は、プレス成形することで表面を硬化させ、薄型形状にすることで高い『伝播速度』の数値を実現し、素材としての竹が高い『内部損失』の数値を実現することで、紙製振動板以上に高い次元での性能をバランスよく満たしており、紙製振動板以上の高音質を実現しています。また、自然素材がもつ人の耳に心地良い音質もあわせて再現しています。

バイオリンの名手ヒラリー・ハーンの愛器『Vuillaum』をリスペクトして命名しました。

①高い伝播速度：竹製木質流動成形振動板を採用

②美しい響き：スピーカーユニットの音を生かすべく明るくクリアーな響きを持つフィンランドバーチ材を使用し、バイオリン同等のシュラックニス塗装を施しました。

③吸音材レスエンクロージャ：複雑六角形状にて定在波を極小化し、吸音材レス構造を実現

④インシュレータ：ヒノキ素材の木質流動成形

今回クラウドファンディングを用いた理由は、平成27年度から平成29年度の3年間の『戦略的基盤技術高度化支援事業』補助金で開発に成功した16cm振動板を搭載したスピーカーを販売するための事前調査と、部材確保の資金調達の為に参加しました。

①チヨダ工業株式会社での試聴会への御招待＋セレクトCD5000円相当のお土産付

②【Vuillaum hommage】の1ヶ月レンタル

③木質流動成形インシュレータ　左右計6個set

④【Vuillaum hommage】（スピーカー、CDレシーバー、セレクトケーブル、インシュレータ）

⑤【Vuillaum hommage】+セレクトCD10000円相当

弊社は、自動車用シートフレームなどのプレス金型の設計・製作及び試作品製作に携わって50年になります。その間に培った技術を応用して、オンリーワン技術を追求するなかで、金属材料以外の成形に取組み始めました。それが硬い木材や竹を自在に成形することが出来る『木質流動成形』であります。

木質材料を『木質流動成形』技術で将来的に工業材料として実用・事業化レベルに到達させることを目指し、研究開発を行っており、その一つの出口として、振動板に着目しました。『木質流動成形』担当のものが、オーディオマニアであり、『木質流動成形』の製品の特徴が、振動板に求められる性能に適しているのではないかとの発想のもと、試しに試作してみて、既存の紙製振動板に付け替えて音を出してみたら、思いのほか良好な音質であった為、開発をすすめていけば自分が求める音が再現できるのでないかとおもい、趣味を仕事にして開発に成功しました。

「Vuillaume hommage」は、『木質流動成形』の一つの出口として金属プレス屋さんが製作した『竹製木質流動成形振動板』を搭載したオーディオシステムです。異業種の新規参入の為、大掛かりなＰＲ等が出来ませんが、試聴頂ければ、この製品の音質の良さはわかっていただけると自負しております。試聴して頂いた方々の口コミだけが頼りですので、是非御支援よろしくお願いいたします。

セレクトCDは、多くのクラシック関連の著書を持つクラシックCD通販ショップ『アリアCD』の松本大輔氏が選定に参加しております。

先日行われました、『第24回　真空管・オーディフェア』においても、御試聴頂いた方から、以下のお褒めの言葉を頂きました。

『この音が、とても8cmとは思われない臨場感とシャキッとした解像度（明瞭さでしょうか）そしてボーカルの自然さ、とてもスピード感のある新鮮な響きに聞こえます。中略　しかし特性はどうあれ試聴した感覚では、とても美しい響きのするスピーカーに聞こえました。』

https://ameblo.jp/evergrjp/entry-12412032646.html

※試聴ソースは「WOODS TALK」を使用しております。こちらの音源は、広島のオーディオショップ「サウンドテン」が作成されたもので、2本のマイクで収録し、演奏空間そのものを正確に録音します。『Vuillaum hommage』はフルレンジですので2本のマイクで録音した音源を2本のスピーカーで再生するという理想的な再生になります。吸音材レスの為、ライブ空間の細かな音もくまなく再生し、録音現場を忠実に再現することが可能です。