読書や手帳ライフをもっと豊かにしてくれる、和紙の風合いと高い耐久性を兼ね備えた、優しい手触りのブックカバーを開発しました。和紙を使って、和の心で包む、という意味を込めて「和包（わつつみ）カバー」と名付けました。

和紙の聖地と新発想の組み合わせ

どんな厚さの文庫本でも、スッキリと包む

従来のブックカバーでは、包める本の厚さが限定されていたり、片側を折り返すため不自然に厚くなり、ページがめくりづらかったりしました。和包カバーでは、前後の表紙それぞれに表紙パーツをかぶせ、そこに背表紙パーツを差し込む3パーツ構造を開発。どんな厚さの文庫本や手帳でもスッキリと包み込みます。

和紙の風合いだけど、高い耐久・耐水性

和紙の産地として千年の歴史を持つ山梨県市川大門。その和紙の聖地で、伝統的な和紙漉きの手法と最新素材を組み合わせて生まれた新しい素材が「ナオロン」です。和紙の風合いと、高い耐久性、耐水性を兼ね備えた「日常で長く使える和紙」です。バッグやブリーフケースの素材としても利用されるほどの耐久性と、水洗いできるほどの耐水性を持ちます。和紙だからといって気を使うことなく、日常の中で気兼ねなくお使いいただけます。

しおり紐付きだから、読書が快適

背表紙パーツには、しおり紐を標準装備しています。わざわざ、しおりを用意したり、レシートで代用する必要もありません。しおり紐の素材には、腰のある木綿素材を採用。手触りもよく、和包カバーの和紙の風合いともしっくりとマッチします。

手帳カバーとしても好適

和包カバーは文庫サイズなので、文庫サイズの手帳でもスッキリとご利用いただけます。人気のほぼ日手帳やミドリのMDノートなど、文庫サイズの手帳にピッタリ。また、しおり紐をご自身で追加することも可能。2本、あるいは3本必要という方は、お好みのしおりを追加できます。

※追加のしおり紐やチャームも思いのまま（しおり紐やチャームはご自身でご用意ください）。

取り付け、取り外しも簡単

従来のブックカバーでは、本や手帳をかなり無理な角度で開いたり、表紙をすこし曲げたりしないと取り付けや取り外しができませんでした。また、ブックカバーによっては本を変えるたびに折り目がついていくことも。

和包カバーは、前後の表紙と背表紙の3パーツ構造だから、取り付けや取り外しも簡単で、本の厚さが変わっても折り目がつくこともなく、いつまでもきれいに使い続けられます。

前後の表紙にカバーを装着

背表紙にもカバーを装着して完成。取り付けも取り外しも簡単

本が読みたくなる、手帳が書きたくなる

和包カバーが提供するのは、本や手帳を保護するという「機能」だけではありません。本が読みたくなる、手帳が書きたくなる、そんなワクワク感に溢れた体験をお届けします。

手に馴染むやさしい手触り

和包カバーを手に取って最初に感じるのは、ふんわりとした優しい手触り。フワフワと柔らかく、温かみさえ感じるやさしい感触は、あなたの手に優しく馴染みます。手に取るのが気持ち良い、使うのが楽しい。そんな和包カバーが、あなたの読書体験や手帳ライフをいままで以上に豊かにしてくれます。

驚くほどの軽さ

和包カバーは和紙製だから驚くほどの軽さ。たったの17グラムちょっとしかありません。だから読書中も重さが気にならず、持ち歩く際の邪魔にもなりません。

使い込むほどに味わい深くなり、手に馴染んでいく

和包カバーは、時が経つほど和紙特有の味わいが深くなっていき、柔らかく手に馴染んでいきます。数ヶ月、1年、2年と使い込むことでついていくシワやカスレも、和紙の風合いをさらに高め、あなただけのブックカバーへと成長していきます。

手作業でお作りしています

和紙の風合いだけでも素晴らしいのですが、さらに特徴のある表情がほしい、という気持ちから、折り紙や、和の包み紙をイメージした、折り目のあるデザインにしました。飾りすぎない、でも普通とはちょっと違う、そんな佇まいを目指したデザインです。

折り目を入れる作業や縫製作業は自動化できないため、ひとつひとつ手作業でお作りしています。もともと3パーツ構成であるため製作工程が多い上に、ほとんどが手作業となっているため、ややお値段が高めになってしまいましたが、サポーターの皆様にご満足いただけ、電車やカフェの中で周りの人からも「あ、良いな」と思ってもらえるような製品を目指しました。

色はブルーとダークピンクの2色

爽やかな印象のブルーと、ちょっとシックなダークピンクの2色からお選びいただけます。

製造のきっかけ

使うときも、持ち歩くときも邪魔にならない軽さと、さまざまなページ数の文庫本や手帳をきれいに包めるブックカバーがほしい。そんな気持ちから、この製品はスタートしました。

和包カバーのこだわり

1. 軽くて、使用時や持ち歩き時に邪魔にならないこと

2. 日常で気兼ねなく使える耐久性と耐水性があること

3. 長く使っていただけるものであること

4. 取り付けや取り外しが楽であること

5. 使って楽しい、持っていてうれしいものであること

6. 普通とはちょっと違う、人に自慢できるものであること

和包カバーが実現するまで

上記のこだわりを満たすため、当初から素材として和紙を使うことをイメージして何軒もの紙問屋さんを巡り、数十種類の和紙で試作品をつくりました。ただ、軽さ、手触り、風合いなどは申し分ないのですが、最後にネックになったのが耐久性と耐水性でした。手汗や湿気で波打ってしまったり、角が擦り切れたり、表面がボロボロになったり。一時期は和紙をあきらめ、素材を革に切り替えた試作品もつくり始めたほどです。

試作段階の残骸たち（一部）

そんなとき出会ったのが、今回の和包カバーの素材として採用した「ナオロン」でした。和紙の風合いを持ち、耐久性と耐水性に優れ、しかも使い込むほどに味わい深くなる。まさに理想の素材との出会いでした。

その後、ナオロンを使った試作品の制作に取り組むとともに、耐久性や耐水性のテストを繰り返し、和包カバーが完成しました。

仕様および使用上の注意

和包カバーは、文庫本サイズの書籍および手帳を包むためのブックカバーであり、以下のサイズの本または手帳に対応しております。

縦：152mmまで

横：107mmまで

頁数：1,200ページ程度まで（45mm程度まで）

また、使用時は以下の点にご注意ください。

・上記仕様を超える大きさの文庫本や手帳へのご利用はおやめください。

・耐久性には十分配慮しておりますが、無理な力をかけたり、引っ張るなどの行為はおやめください。

・日常的な使用での耐水性を持っておりますが、過度の水分や湿度は避けてください。

・紙および化学繊維を素材としておりますので、火気の近くでのご使用は避けてください。

スケジュール

プロジェクト開始 1月31日（火）

プロジェクト終了 3月20日（月）

リターン発送予定 3月31日（金）

リターンについて

お届けイメージ

製品は、ひとつひとつリボン結びのヒモでくくり、上品な箱に入れてお届けする予定です。

実行者紹介

1992年にグラフィックデザイナーのための専門出版社として株式会社エムディエヌコーポレーションをインプレスグループの一員として設立。以降、「美しさ・かっこよさだけではない、分かりやすさ、使いやすさもデザインである」という理念の元で出版事業を中心に活動中。本を扱い続けていること、幅広いデザイナーとのネットワークがあることを活かし、今回ブックカバーの製造に挑戦しています。