伝統がひとつの結晶となり 誕生した美しいジュエリー

こんにちは、日本の素敵をジュエリーに 「和の彩 wanoiro」 です。

いつも応援してくださりありがとうございます。

wanoiroではこれまでにもマクアケで日本の伝統産業とコラボレートしたジュエリー・アクセサリーをお届けしてきました。

今回ご紹介するのは、富山県高岡市で受け継がれてきた「螺鈿」を水晶に施したジュエリーです。甲府の貴金属工芸と高岡の螺鈿工芸、ふたつの伝統が出会いうまれた今までにない美しさをご覧ください。

螺鈿について

螺鈿は貝殻の内側の真珠層を薄く磨き、漆地や木地などにはめ込む技法です。その起源は不明ですが中東からシルクロードを経て日本に渡ってきたそうです。

正倉院宝物の「螺鈿五弦紫檀琵琶」は歴史や美術の教科書にも登場し、よく知られていますね。

暮らしを彩る伝統工芸

日本人はいにしえより色について繊細な感性を持っています。赤を例にとってみても、紅色、朱色、真紅、小豆色など幾通りもの種類がありそれぞれに雅やかな名前がつけられています。色は暮らしに溶け込み私たちの心を彩り豊かにしてきました。

高岡 螺鈿の歴史

今から400年ほど前の江戸時代初期、加賀藩主二代目前田利長は築城の際、武具や箪笥、膳など日常生活品を作らせました。日常品といってもそこは百万石の大大名、調度品は格式高く、煌びやかな装飾に彩られていました。その技術が領内・高岡の地で発展し、漆器の装飾として螺鈿工芸は今日まで守り伝えられています。

貝の厚みは、厚貝は0.4mm～1mm 薄貝は0.09mm～0.3mmです。

甲府 水晶研磨から装飾加工の歴史

水晶産地山梨では前期縄文時代より生活の道具として水晶を利用してきた歴史があり、江戸末期、明治、大正では装飾品としてかんざし、彫刻、ネックレスの製造など産業が拡大しました。

螺鈿水晶について

螺鈿の素材となる夜光貝やあわび貝の貝殻は、真珠層が虹色に輝き自然がもたらす偶発的な美しさに彩られています。これを職人の熟練技で薄く磨きあげ、ひとつひとつ型取りをして、装飾パーツを作っていきます。

パーツを自然由来の接着剤「にかわ」で一枚一枚丁寧に水晶に貼り付けていきます。

透けるほどに薄い貝殻に、赤と黒の漆塗りをほどこします。その組み合わせから生まれる柔らかな色合い。グレーを帯びた青からグリーンに変化する黎明の空の色。朝焼けのような優しい茜色。閉じ込められた泡沫が描き出す、儚い東雲（しののめ）の星。

あなたの心の中にある空の色を想像してみてください。うつろいゆく空の色のように、一瞬一瞬の光を受けて変化する、時の流れを閉じ込めたかのような不思議な色合いにこころ癒されます。

水晶はハニカムドームカットをほどこし磨き上げました。あらゆる方向から光を取り込んで、底部の螺鈿で焦点を結びます。照らし出された真珠層の色あいや模様が万華鏡のように変化します。

夏には照り付ける日差しがモザイク模様のような陰影を生み出し、冬には印象派の絵画のように陽だまりに柔らかく浮かび上がります。

光、角度、素材、様々な条件の組み合わせで表情が変わる面白さがあり、同じジュエリーなのに、身に着ける度ごとに一期一会の出会いを感じます。

デザインは石素材（ルース）の美しさが際立つように表側はシンプルに。側面はティアラのような繊細な枠でほんの少し甘さをプラス

漆塗の面が直接肌に触れないような設計にしました。裏側から見ても美しいデザインにこだわり、四つ葉のクローバーの透かし模様から朱や黒の漆地が覗きます。

商品紹介

螺鈿と漆塗を施した水晶のリングです。黒漆は夜が明け行く黎明の空の色、赤漆は茜色に染まる空の色を切り取ったような美しい宝石です。

移ろいゆく空の色の水晶螺鈿リング

移ろいゆく空の色の水晶螺鈿ネックレス

製品詳細

水晶螺鈿（桜と藤）リング

水晶螺鈿（桜と藤）ネックレス

付属品について

ケースにお入れしてお送りいたします。

水晶螺鈿について

※螺鈿は、一つ一つ貝の色、模様に個体差があり、写真と異なりますのでご了承ください。

※落下や衝撃等が加わる事により、破損や変形の恐れが御座います。ご使用の際はゆっくり、やさしくお取り扱いをお願いいたします。

※直射日光を避けて保管することをおすすめします。

リターン内容

■ K10ネックレス■

【超早割】 限定10個 ￥22,000

【早割】 限定20個 ￥23,800

【Makuake割】 ￥24,500

■ K10 リング■

【超早割】 限定10個 ￥22,000

【早割】 限定20個 ￥23,800

【Makuake割】 ￥24,500

■ K10リング＆ネックレスセット■

【超早割】 限定 5個 ￥42,000

【早割】 限定10個 ￥42,500

【Makuake割】￥43,000

伝統を未来へ・・・

わたしたちの思い

代々受け継がれた職人の技、時代に合わせて少しずつ変化してきた柔軟性、人々を魅了し続ける美しさ、伝統産業は長きにわたって私たちの暮らしを彩ってきました。

しかしながらライフスタイルは大きく様変わりし、価値観が多様化した現代では、螺鈿が施された道具類を日常使いする機会は少なくなってしまいました。

博物館のガラスケースの向こう側に収まった作品を眺めるだけでなく、使ってこそ価値がある、使い続けてこそ未来へとつながる、私たちはそう考えます。

今回ご紹介する螺鈿水晶のジュエリーは、どんなファッションにも合わせやすいシンプルなデザイン、普段使いできるお求めやすい価格となっております。ぜひ、デイリーにたくさん身に着けて楽しんでください。

自然素材の美しさと、それを引き出す職人の技と感性、伝統工芸の奥深さと未来に思いを馳せていただけたら、嬉しく思います。

スケジュール

3月16日プロジェクト公開

4月16日プロジェクト終了

6月上旬から中旬頃までに順次商品発送予定

資金の使い道

皆様から応援購入いただいた資金は、今後の活動と次回プロジェクトへの資金として使用させて頂きます。

実行者紹介

私たち「wanoiro」は、ジュエリー産業の街である甲府より、オリジナルアクセサリーの開発とお客様のご要望に合わせたOEMのご提案をしてまいりました。

山梨の宝飾産業は「水晶工芸、水晶研磨」と「貴金属工芸」のふたつの流れから発展してきた歴史があります。この地で磨かれた感性と技を活かし、時代のニーズに合った信頼できる商品をご提供してまいります。

また、業種や地域の垣根を越えて、日本の伝統工芸や新しい素材・技術を取り入れた開発にも取り組んでいます。文化の継承と技術の革新で美しい日本をアクセサリーとして表現し、国内外に発信してまいります。