こんにちは、wanoiroです。

私たちは宝石の街 山梨県甲府市から、「日本の素敵をジュエリーに」をコンセプトに伝統の技や歴史、文化を取り入れた作品を発信しています。

今回のプロジェクトは

京で作られている金銀糸を使ったアクセサリーと『京の工房のものづくり』をご紹介いたします。

京都は、1200年以上の歴史を持つ金糸生産の伝統地です。本金糸は、金箔を使って作られる糸で、日本の伝統工芸品に欠かせない素材です。

本金糸は純度97％の金沢箔、銀糸は純銀を蒸着させたフィルムを箔のようにして使います。和紙、漆、そして何人もの職人の技から生まれる貴重な糸。

私たちは金銀糸について深く知るために、京都の老舗糸問屋さんの案内で工房を見学してきました。その時の驚きと感動を、このプロジェクトの中でシェアさせていただきます。

金糸づくりは和紙に光沢を出すための地漆をぬる作業から始まります。

糸に和紙と漆？？

意外な組み合わせに、正直言って驚きました。

工房からは、時を刻むかのように一定のリズムの機械音が心地よく響いてきます。日々変化する気温や湿度に合わせて、職人さんは幾種類もの漆を調合し、繰り出される和紙にむらなく美しく塗り上げていきます。

和紙の長さはなんと１２５メートル！漆をまとった和紙は、工房の床下の室(むろ)に収められ、約１か月の静かな眠りにつきます。漆が乾くにしたがって、ざらついた質感の和紙はつややかに表情を変えていき、同時に強度も増していきます。

本金糸に使用するのは純度97.7％、一万分の３ミリまで打ち延ばされた金沢箔。この道５０年のベテラン職人さんが、見事な手さばきで金箔を和紙に貼り付けていきます。

ほんのわずかな風に吹かれても、くしゃくしゃっとなってしまう薄さです。呼吸さえもためらわれる緊張感のなか、寸分の狂いもなく５８００枚もの金箔を貼り付けていきます。

美しい熟練の職人技。しかし残念なことに、この技術を継承しているのは全国でもわずか数名だそうです。

まばゆいばかりの黄金の和紙シート！これを、機械を使って数ミリ幅に裁断し、レーヨンの芯糸にらせん状に巻き付けていきます。

ダイナミックだけれど、わずかな狂いも許されない緻密な作業の連続。厳しい管理のもと、美しい1本の糸が紡がれていきます。

最後は人の手によって大切に誂えられ、伝統の織物や刺繍などを担う各地の職人さんへと届けられ、あでやかな作品へと姿を変えていきます。

ご紹介するのは、手編みのアクセサリー。ひと針ひと針に、思いを込めて・・・

リング状に編み込んだ内側にパールを輪にしたAタイプ

幾重にも繊細に編み込んだブローチの先にパールが揺れるBタイプ。

チェーンを通せばネックレスとしてもお使いいただけます。

手編みの温もりと繊細な美しさが、金銀糸のマイルドな輝きに

金銀糸は非常に軽いため、ざっくりニットや木綿のブラウスに合わせても素敵です。

《ブローチAタイプ（パールリング）》

素材：本金糸、銀糸、アクリル（芯にクリアなアクリルのリングを使用しています。）

パール：（淡水パール）

ブローチ金具:真鍮に金色または銀色メッキ　

大きさ：直径約38mm 重さ：約4ｇ　

※手づくりのため若干の差異があります

《ブローチBタイプ（パールブラ）》

素材：本金糸、銀糸、アクリル（芯にクリアなアクリルのリングを使用しています。）

パール：（淡水パール）

ブローチ金具:真鍮に金色または銀色メッキ　

大きさ：（約）縦52mm ×横44mm 重さ：約3.5ｇ　

※手づくりのため若干の差異があります

ブローチの同じデザインで、AタイプとBタイプの2種類です。

軽くて着け心地が良い: 金銀糸は非常に軽いため、長時間着けていても負担になりません。

華麗な輝き: 金糸と銀糸が織りなす輝きは、見る者を魅了します。

《ピアス・イヤリングAタイプ》

素材：本金糸、銀糸、アクリル（芯にクリアなアクリルのリングを使用しています。）

パール：（淡水パール）

本体大きさ：直径約24mm

※手づくりのため若干の差異があります

重さ：ピアス約2.3ｇ/イヤリング約4g　

金具：ピアスはステンレスのフック式に金色メッキまたは銀色はノンメッキ

イヤリングは真鍮のクリップ式に金色または銀色メッキ

《ピアス・イヤリングBタイプ》

素材：本金糸、銀糸、アクリル（芯にクリアなアクリルのリングを使用しています。）

パール：（淡水パール）

本体大きさ：(約)縦30mm×横25mm

※手づくりのため若干の差異があります

重さ：ピアス約2.3ｇ/イヤリング約4g　

金具：ピアスはステンレスのフック式に金色メッキまたは銀色はノンメッキ

イヤリングは真鍮のクリップ式に金色または銀色メッキ

《イヤリング クリップ式について》

バネ式とは違い、耳の厚さに合わせて挟む幅が調節できるので、しっかりフィットし強く締めつけられる事がありません。

ゆるんできたら、リング部分を先の細いペンチで、軽くカシメると固くなります。

2本の本金糸をシンプルに撚り合わせた全長約50cmのネックレスです。

拡大してみると、1本の糸に和紙に貼った金箔のテープが撚糸されているのが分かるでしょうか。

金銀糸のブローチにネックレスをセットして着用した画像です。

《ツイスト金糸ネックレス5本パック》

本金糸ネックレスが5本のパック

素材：本金糸

金具：真鍮（金色メッキ）

全長：約50cm

パッケージは、山梨で和紙を作り続けてきた金長特殊製紙の美しい「糸落水itorakusui」を使い、折り包んでいます。

※5パックセットの金糸ネックレスには付いていません。

https://itorakusui.com/　

純金箔の糸に関しては、変色はありません。

銀糸は経年により、少し変色します。

使用後は水分を拭き取り、空気になるべく触れないように保管すると白っぽい銀色が長く続きます。

純金糸は金箔の剥がれ、金糸の破断の恐れがあるため過度の力を加えたり引っ張ったりしないでください。

身につけたままの入浴・運動・睡眠はお控えください。

糸のアクセサリーは強度が気になるところですが、普段使いで糸が切れることはありません。

強く引っ張ると切れてしまう可能性がありますので、ご注意ください。

スケジュール

3月25日プロジェクト公開

4月25日プロジェクト終了

6月中旬から下旬に順次発送予定です。

資金の使い道

応援購入いただいた資金は、今後の活動資金や、次回の金銀糸プロジェクトへの資金として使用させていただきます。

私たち「wanoiro」は、ジュエリー産業の街である甲府より、オリジナルアクセサリーの開発とお客様のご要望に合わせたOEMのご提案をしてまいりました。

山梨の宝飾産業は「水晶工芸、水晶研磨」と「貴金属工芸」のふたつの流れから発展してきた歴史があります。この地で磨かれた感性と技を活かし、時代のニーズに合った信頼できる商品をご提供してまいります。

また、業種や地域の垣根を越えて、日本の伝統工芸や新しい素材・技術を取り入れた開発にも取り組んでいます。文化の継承と技術の革新で美しい日本をアクセサリーとして表現し発信してまいります。

終わりに

長年培ってきた金銀糸の伝統技術は、地域の文化的事業の維持発展に使われている糸です。

wanoiroのアクセサリーは、金銀糸の伝統文化が次世代にも継続いただけるよう、お役立ちできる存在であり続けたいと思っております。