音楽を「聴」きながら、会話も「聞」き逃さない！ 開放型イヤホン開発プロジェクト

音楽を「聴」きながら、会話も「聞」き逃さない。

秋田の補聴器メーカーが送る、開放型イヤホン開発プロジェクト！

All or Nothing方式（＝目標金額に到達しなければプロジェクト失敗。全額返金。）での挑戦となります。
400万円という大きな目標となりますが、みなさまのご支援、どうぞよろしくお願いいたします！

この度、非常に軽くて、周囲の音が聞こえる開放的なイヤフォンを開発しました。
多くの女性は耳孔が小さいため、一般的なイヤフォンを長時間使うと耳が痛くなりやすいです。
また高い密閉性のイヤフォンや、ノイズキャンセリング機能を持ったイヤフォンを使うと、周りの音が一切聞こえないため、夜間や人どおりが少ないような時に少しこわいなど、高性能が故の弊害もあります。

そういった悩みを解決するのが、このイヤフォンです。

とても軽量で、耳に負担をかけにくい。
また、耳に入れる部分を特殊な構造にすることにより、周囲の音が聞こえます。
イヤピースに特殊な構造を用いている為、周りの音が聞こえても外部への音漏れは殆どありません。電車などの密閉された人の多い公共空間でも安心してご使用頂けます。

※使用感には個人差がございます。

MMCXケーブルを採用しており、通常のイヤホンジャックに挿入して使用できます。

音楽家・天野 正道さんによるイヤホンサンプルの評価

「一般的なインイヤーイヤホンに対し、音の抜けが良く音楽的にも優れている。低域に不満が残るもののジョギングなどの用途には十分だと思います。一般的なインイヤーイヤホンでは得られない外部音が聞こえる安全性や、開放感、低価格、自分だけの一点もの美術工芸品になることを考えれば、非常に優秀で時代に合ったイヤホンです。そして何よりも素晴らしいのは、視覚障害者を始めとして、女性や子供など弱者の安全に寄与することの社会的な意義です。私は本プロジェクトを心から応援したいと思います。」

天野正道氏
秋田市出身。映像音楽、現代音楽、歌謡曲、Jazz、演歌から吹奏楽までを幅広くカバーする作曲家、指揮者。
国立音楽大学大学院作曲科創作専攻を首席修了、第23回（おもちゃ）、24回（バトルロワイアル）日本アカデミー賞優秀賞，第10回日本管打 吹奏楽アカデミー賞作・編曲部門などを受賞。第29回国民文化祭、第59回全国植樹祭、第62回国民体育大会の音楽総監督を務めつつ、作、編曲、監修、指揮をする。

一般のイヤフォンは磁石とコイルを使った電磁式です。
それに対してこのイヤフォンは圧電式で、オーディオ用イヤフォンとして製品になっているものは、世界でもとても少なく貴重です。
磁石を使わず軽く開放的に作れることを追求したら、普通にあるイヤフォンとは随分違う形になりました。

開放型のイヤフォンは、密閉型のものより大きな音の出力を求められますが、90dB以上の出力を実現しました。

更に通常のイヤフォンと異なる点は、前後のイヤパッド（消耗品）を鋏で切って自分の耳の形状に合わられるので、長時間の使用でも全く耳が痛くなることがありません。

また、このイヤフォンは外部音が聞こえるという機能に加えて、一般の方々にも楽しんでいただけるように、デザイン性にもこだわりました。

本企画に現代の名工である漆工芸作家、齋藤國男氏始め、秋田県川連塗りの若手漆芸家の共感をいただき、蒔絵や螺鈿を含む漆工芸デザインを作っていただきました。漆は英語でJAPANといいますが、世界でも最高級とされる漆による工芸品イヤフォンが、没個性工業製品の中で持ち主の見識と美意識を主張します。

※川連塗りの若手漆芸家デザインは、全て本漆を用いている為、漆アレルギーの方はご利用いただけません。ご注意ください。
齋藤國男氏デザインには代替漆（ポリサイト）を使用しています。本漆を使用しないので漆アレルギーの方にも安心してご利用頂けます。

※一つひとつが手作りの漆塗りのため、画像のデザインから誤差が生じる場合がございます。ご了承ください。

齋藤國男氏デザイン

また、スペシャルデザインとして、秋田のなまはげをモチーフにしたデザインもご用意いただきました。

「男鹿のナマハゲ」について

男鹿半島で大晦日に行われている「ナマハゲ行事」は、年の節目にやってくる来訪神で、人々の怠け心を戒めるとともに、無病息災や田畑の実り、山の幸・海の幸などをもたらす吉祥とされています。

大晦日の夜、ナマハゲに扮した各地区の青年たちが、「泣く子はいねがー」「怠け者はいねがー」などと大声で叫びながら家々を巡り、それを迎える家では、料理や酒を準備し丁重にもてなします。
冬に囲炉裏で長時間暖をとっていると、手足に火型（火斑）ができ、これを方言で「ナモミ」と言います。「ナマハゲ」の語源は、怠け心を戒めるための「ナモミ剥ぎ」と言われています。

この伝統ある民俗行事は、昭和５３年「男鹿のナマハゲ」として国の重要無形民俗文化財に指定され、平成３０年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。

「ナマハゲ」は、景勝が穏やかな日本らしからぬ奇岩の連なりや、特異な景観が多い男鹿半島が発祥です。波浪激しい日本海に大きく突き出した男鹿半島から、土俗的、呪術的な鬼が誕生しました。

荒れ狂う冬の日本海に隆起した火山島が男鹿の起源です。その中に身を置くと、ここに鬼が産まれたことが必然であると感じます。

川連塗りの若手漆芸家デザイン

もちろんシンプルなデザインもご用意しております。

当社は最初難聴者用の補聴器類を作っていたのですが、3年ほど前に北陸の会社から視覚障害者用のイヤフォン開発の打診を頂いたのです。

視覚障害者は、耳を塞ぐのを怖がります。それがきっかけで耳孔を塞がず外部音が聞こえるイヤフォンの開発を始めたのですが、その内に世の中がどんどん物騒になってきて、女性がイヤフォンをしてジョギング中に背後から襲われたとか、テロで子供がさらわれたとか、それでなくても視覚障害者の地下鉄や鉄道での事故が頻発しました。

それならばこういう人たち、女性、子供、視覚障害者の安全に役立つものを開発しようと思ったのです。

それと、女性、子供、視覚障害者の安全に役立つものを作る中で、実際に手に取ってもらわなければ意味がないと思い、このイヤフォンはヌードを５千円台でご購入頂けるようにしました。

最近になって、他社でも、外部音が聞こえるイヤフォンが発売されました。当社がずっと考えていたことを、やっと世の中がその必要性に気づいてくれたと、大変喜ばしい気持ちですが、少々高価なものが多いです。
我々は、当初の目的を忘れず、ものづくりに向き合い続けました。

本プロジェクトでは、ヌードの白、黒、漆工芸の中から選んで戴きます。

１、5,400円コース　ヌードデザインver（黒・白）

２、12,000円コース　齋藤國男氏デザイン

※お好きなデザインの番号をリターンで選択してください。

３、15,000円コース　川連塗りの若手漆芸家デザイン

※お好きなデザインの番号をリターンで選択してください。

４、100,000円コース　スペシャルデザイン〜なまはげ〜

秋田のなまはげをイメージした、スペシャルデザインです。

プラス、川連塗り、男鹿の風土シリーズからお好きなデザインを2点おつけしてお送りします。

特製桐箱に詰め合わせてお送りいたします。

※お好きなデザインの番号をリターンで選択してください。

※齋藤國男氏デザインなまはげシリーズ１～３の内からお好きなデザインの番号１点をリターンで選択してください。（なまはげシリーズは10万円コースだけの限定デザインです）

※川連塗りの若手漆芸家デザイン1~7、及び齋藤國男氏デザイン男鹿の風土シリーズ1～7の内からお好きなデザインを2点お送りします。

このイヤフォンは社会弱者の安全という開発コンセプトから始まり、軽く開放的で外部音が聞こえるので長時間使っても疲れにくく、更には多くの漆工芸の中から好きなデザインを選べる、誰でも楽しめるものになりました。

最後に、このプロジェクトは、All or Nothingという方式で行われます。

All or Nothingとは、目標金額に到達されなければ、
プロジェクトが実施されない、つまり商品化されない、ということです。

今回のこのイヤフォンが、多くの皆様のお手元に届くよう尽力してまいりますので、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。