「会いたい！急だけど、今夜、会える？」

オフィスの窓から見える夕映えの東京タワー。
胸の高鳴りに自分自身で驚きながら、私は彼に返信をした。

「少しなら時間あります。待ち合わせはどこですか？」

彼とプライベートで会うのは、2度目。

先日の食事会で知り合った彼は35歳、仕事もできそうだ。
友人も多く、私と共通の友達も多い。
彼のインスタによれば、週末はキャンプに行くのが趣味らしい。

昨日、神谷町でランチしたばかりなのに・・・もう会うのが楽しみだ。

彼は、食へのこだわりで一目置かれる存在。
今日はどこに連れて行ってくれるのだろう？

待ち合わせは、六本木ミッドタウン。

「ワインが好きだったよね。」

彼は、会うなり歩きだした。ミッドタウンのメインゲートをかわして、裏通りへと入っていった。

私のワイン好きは、周囲でも有名だった。ワイン教室へも通い、ソムリエの資格も取ろうと思っている。そんな私を連れていく店だ。お手並み拝見。

「暖かくなったね。」

彼は、私の肩に舞い降りた桜の花をつまみながら、囁いた。

「このテラス席からの景色が気に入っているんだ。」

洗練されたファサード、ここは、ワイン通の間でも以前から話題になっていたワインバーだ。
ここを選ぶとは、流石だ。

素敵な店。心地よく優しい雰囲気が体を包み込む。

彼は、この店の常連、しかも限られた人だけがなれる会員権を持っている。

「あれ見て、ここのワインは、大切にされているんだ。」

大きなワインカーブが目に飛び込んでくる。世界中のワインたちが、心地よさそうに体を預けている。カーブに収められた恐らく数千本に上るラインナップに鳥肌が立つほど、嬉しくなる。

さらに驚いた。

店内には、数十種類のワインが抜栓しても劣化しない最新設備が鎮座していた。

「ワインが大切にされている」の意味が分かった。

「こんばんは。いらっしゃいませ。」

立ち姿の美しいソムリエさんが、彼越しに私に笑顔を送る。

「今夜は、この夜桜に合うシャンパンを頂きます。」

「でしたら、モーリス・グルニエはどうでしょうか」

「今夜にピッタリですね。」

2人の会話は、まるで「阿吽の呼吸」

ソムリエさんは会員である彼の好みを分かっているようだ。

しかし、「モーリス・グルミエ」というシャンパンの名前を初めて聞いた。

調べてみると・・・

このモーリス・グルミエが生まれたのは、「神が与えてくれた南斜面」と呼ばれる場所。燦燦と降り注ぐ太陽の光、マルヌ川から立ち上る霧、そしてそよそよと流れる風が、誰もが羨む芳醇なブドウを育て上げた。

このメゾンは、ROUTE DU CHAMPAGNE（シャンパーニュ街道）に指定され、ヴーヴ・クリコの出発点であるマダムクリコの居城も近い。

土壌構成は石灰岩質で、シャルドネとピノ·ノワールに適しているようだ。
パーカーポイントは、90を越える高得点。

花火のような抜栓の音が夜空に響く。

「このシャンパンは、生産量が少なく、パリ、ランス、コペンハーゲン、ブリュッセルなどの有名美食レストランへと大半が流れてしまう。日本では、私たちだけが独占輸入をさせて頂いています。実は、私たちの母体は、歴史ある酒販店なのです。だから、優先的に入手できるんです。」

グラスの中からシュワシュワと泡立ちは、少女の笑い声のように聞こえる。

色調は、ゴールドがかった濃い麦わら色。

飲み心地のアタックは、強く、テイストは、南方の花や糖度の高い柑橘類を思わせる華やかさの中に、塩パンの香りや、岩塩などのミネラルなニュアンスなどが調和している。

体が夜桜に溶けていきそうな錯覚まで起きた。

ソムリエさんは、こう続けた。

「ワインをとことん楽しんでもらうことが、私たちの幸せです。だから、このモーリス・グルニエは、グラス90mLで800円台で楽しんで頂けます。」

おそらくこの価格設定（希望小売価格設定）は、百貨店やワインショップで普通に買う値段とそんなに変わらない。この値段でパーカーポイント90点を超えるワインに出会えるなんて！

「ここに毎日、通いたい。」 私は、心底そうおもった。

「ボクはゴールド会員だから、このワインカーブに自分のワインを48本預けているんだ。」

「そんなに・・・私もお手伝いするわ！」

六本木の真ん中に自分のワインカーブがあるなんて。

しかも、ブラック会員になれば、143本も預ける事ができるらしい。

そのほかシルバー会員になると、最大12本預けられ、月額1万円払っても預けている自分のワインを飲めば、ワイン持込料（抜栓料）4000円はかからないため、２-３回使えば実質月額会費無料でワインが楽しめるということだ。

「セラー（カーヴ）のゴールド会員になると、この店に自分のワインを預かってもらえるだけじゃなくて、ネット最安値仕入価格でワインを購入できるんだ。」

「ワイン好きには、天国のような場所ね」

「しかも、このカーブ内のワインは、どこでも当日配送してくれるから、誕生日プレゼントやホームパーティには、つかえるよね。」

自宅でもこの最高なワインが楽しめるなんて！

どんどん私はワクワクしてきた。

ソムリエの川崎大志さんが、愛おしそうにワインをそそぐ。完璧なサービスだ。

彼の経歴がスゴイ。

2012年 パリ第四大学で地理学研究科食物・飲食文化専攻修士課程にて学ぶ。
2014年 大学院での研究のなかでワイン文化への関心が特に強まり
ボーヌ市農業促進・職業訓練センター ソムリエコースにて学ぶ。
研修先 ロワゾ―・デ・ヴィーニュ
国家認定職業免状試験に合格、フランス国家認定職業免状（ソムリエ）取得。

フランス本場のソムリエの経歴をもつ川崎さんが、教えてくれた。

「私たちの店の母体は、半世紀続くワイン専門の酒販店です。日常的にメジャーな高級ワインから知られざるワインまで多くの種類を扱っています。だから、毎日、グラスで数十種類も体験できて、しかもリーズナブルなんです。」

やはり、他のワインバーとは、大きく違っている。

コンセプトはこうだ。

最新鋭のワインサーバーのワイン10数種類は、ソムリエ厳選かつ希望小売価格を中心に設定されているため高級ワインを普段使いの価格で楽しめます。ワインリストも老舗酒販店らしく充実したものがリーズナブルに楽しめる設定です。

ここの会員になれば、「ワインにどっぷり浸れる」

「ここはね。食事も、美味しんだ。オープンエアーだから、スペアリブをもらおう」

ワインをメインに最大限楽しむための料理が、しかもトップシェフが監修したものが食べられる。

【BBQスペアリブ】

■ 米澤文雄シェフ

驚いたのは、このスペアリブは、青山にある元The Burn現No Codeの米澤シェフが考案したメニューだった。今を時めく「世界の米澤」の料理も食べる事ができるなんて・・・

脂の乗った豚肩ロースを特製のBBQソースで、漬け込みオーブンで焼き上げた豪快な逸品。キャンプ気分、スパイスの効いたスペアリブを手でつかみながら、ワインを飲む。

彼のチョイス、ふるまい、センスに盲点はない。

聞けば、この店の料理は、日本を代表するトップシェフたちが考案したものだという。

【フレンチチキン南蛮】

■ 大土橋シェフ

中目黒にあるCRAFTALEの大土橋シェフ考案メニュー
彼はフランスで料理を学び、ジュエルロブションなど一流店で活躍した人物

マリネした鳥のもも肉をふんわりと焼き上げ、フレンチの技法であるレディクション（玉ねぎを白ワインビネガーで煮詰める）で仕上げられている。

これは、ワインに合うチキン南蛮だ。

【和牛のほろほろ肉】

■ 河島英明シェフ

広尾にあるトレイスの河島シェフ考案のレシピ
河島シェフといえば、食べログ4.8という信じられない高評価を得た人物

和牛の頬肉を長時間煮込み、ソースに抹茶を振りかけることで洋と和を表現。

河島シェフらしい伝統と驚きに満ちている料理だ。

料理はこれだけではなくさらに最大7名のトップシェフメニューがある。

川崎「食事に合うワインをお持ちしましょうか？」
彼は、私の顔を0.5秒見つめた後、ソムリエさんにこう切り出した。
「今日は、記念日になりそうだから、オーパスワンを開けよう！」

「ナパヴァレーの雄」 彼は、まさに伝家の宝刀を抜いた！
「記念日」という言葉の余韻が終わらぬ内に、彼がささやいた。

「大切にしたい。」

私は、ひと呼吸おいて・・・
「あなたのお母さんの次に、大切にしてくれるなら・・・」

私は、彼の手を握り締めた。

この店は、これから、いろんな人たちの記念日を作っていくだろう。
私たちのように。

（後日談）

素敵なワインバーだった。私も個人的に使いたいと思って調べてみた。

Makuakeで会員募集するのは、次の5種類

ワイングラスセット泡・白・赤＋お勧め1杯の合計4杯セットがご利用頂けます。

ワイングラスセット泡・白・赤＋料理ペアリングがお楽しみ頂けます。

さて次の会員は・・・

セラー（カーヴ）のシルバー会員になると最大12本のワインカーヴ所有会員権が取得でき、持ち込みが可。

1か月間毎に最大3か月間利用可能（更新可能）。

さらに、ワインにどっぷり浸かりたい人には、ゴールド会員がお勧めのようだ。

1か月間毎に最大3か月間利用可能（更新可能）となる。

セラー（カーヴ）のゴールド会員になると48本ワインが置けるだけでなくネット最安値仕入価格でワインも仕入れられる。

そしてさらにカーヴ内のワインをどこでも当日配送してくれるから、知り合いの誕生日プレゼントやホームパーティなんかでも使えてとても便利だ。（別途3,850円/回）

中でも私が気に入ったのは、店内に会員限定シートが利用できるということ。
小さな優越感も手に入れる事が出来る。

さあさあ、次は・・・

1か月間毎に最大3か月間利用可能（更新可能）、最大143本のワインカーヴ独占所有会員権が取得できる。

ワインカーヴ利用時抜栓料無料、さらに会員限定シート利用可能。

六本木に巨大な自分のワインカーヴをもつようなものだ。

当然、ワインをネット最安値仕入価格でワインカーヴに納品出来、かつワインカーヴ利用時抜栓料無料、ワインの当日配送サービス（別途3,850円/回）や会員限定シート利用もできる。

さらには、ブラック会員の方限定で、毎月お店からお勧めのシャンパンをサービスしてもらえるのだ。

こんな会員まであった。晴れの日には外でワインが楽しめる。

月２回迄、来店ごとに毎回ソムリエ激戦ボトル（泡・白・赤ボトル）１本プレゼントされる。3ヶ月分利用可能だ
※会員以外は前日からのみ予約可能です。会員は花見の時など優先的にご案内させて頂きます。テラス会員はいつでもご予約が可能となります。

私のワイン人生が大きく変わりそうだ。

リターン早見表

【店舗情報】

店名：（仮称）Wine Cave Roppongi ワインカーヴ六本木

住所：東京都港区六本木4-12-12 1F

営業時間：17：00-24：00

定休日：週１回（月曜予定）

※営業時間、定休日については変更となる可能性がございます。

（実行者プロフィール）

有限会社中村 取締役中野 邦人

大学生時代にワインバーで働いてからワインの美味しさに気付き、不動産・外資コンサルで仕事を続ける中で、毎晩ワインを中心とした外食をし、この十数年間毎日ワインを1本、2本を楽しむワイン好きとなった。

半世紀続くワイン専門酒販店である有限会社中村を2020年コロナ禍で前オーナーより事業承継を行い代表に就任。

コロナ禍で札幌のレストランも札幌駅直結のレストランに移転し、酒販業は札幌のみならず東京渋谷区でも展開し、現在ネット通販・サブスクリプション向けサービスで事業承継以前の売上200％成長を達成。

本業である株式会社あどばる代表取締役と兼任する傍ら、ワイン事業も本業にシナジーがあるため携わっている。