足の健康を整えるフットヘルスウェア「CARE:SOKU ケアソク」から、日常からスポーツユースまでをカバーする「ケアソク ととのえるスポーツ」が登場。足の小指(小趾)の機能に着目し、足の専門家・トレーナーと共同開発し設計されたケアソクは、現代人の足を支え日常から競技スポーツに至るまで様々な動きをサポートする靴下です。

足の小指、使えていますか？

身体を支えているのは、全身の表面積の1.5％にしか満たない足裏。

その中でも身体のバランスを取るために大切なのが、一番外側にある親指と小指です。

しかし親指を使えていていても、小指を積極的に使えている人はあまりいないという現実があります。

まずはご自身の足を見てみてください。

小指が内側に曲がっていたり、地面に接地していない、なんてことはないでしょうか。

ためしに地面に足をついた状態で、指の下に紙を差し込んでみてください。

抵抗なく指の下に差し込めるようであれば「浮き指」と言われる状態。

日常的に、足の小指がうまく使えていない状態なのです。

私達は足の小指が本来持つ機能、そして多くの人が意識していないという現状に着目しました。

身体のバランスに影響を与える小指をしっかり使うことで、通勤や散歩など日々の歩行を支える。さらに小指の機能を存分に発揮することで、スポーツでも、これまで以上に楽しめるのです。

もちろん、競技スポーツをするアスリートにもおすすめです。瞬発力を発揮する前足部(ぜんそくぶ)を守るクッションなど、トレーニングの時間と質を足元からサポート。様々な人の健康な足を維持する靴下なのです。

人々の健康を左右する「足」に関わる靴下メーカーとして「靴下を通して健康を届けたい」という思いをもとに生まれたのがこの「ケアソク ととのえるスポーツ」です。

足が目覚める「3本指」構造

「ケアソク ととのえるスポーツ」は、親指と小指が独立した設計の「3本指」構造を採用。

これにより、踏ん張りに重要な親指と小指を締め付けることなく発揮でき、自由に動かすことが可能になり、地面を「つかむ」ように体を支えることができます。

中3本の指をひとまとめにすることで、親指と小指に自然に意識を向けることができます。さらに両指は伸縮性抜群のガーター編みで、指にしっかりフィット。指の感覚をサポートする設計です。

5本指靴下と比べても「おっ」と唸るほど、明らかに違う履き心地を実感していただけます。

足の小指まで使えるようになるには通常、意識的にトレーニングをする必要があります。

「ケアソク ととのえるスポーツ」の親指と小指を独立させたつくりは、構造的に指を自由にするだけでなく、履いた瞬間から足の指に意識が向きやすく、「つかむ」感覚をイメージしやすいというメリットがあるのです。

運動を支えるハニカムクッション

前足部には、独自開発のハニカム状に配置されたクッションがあります(意匠登録申請済)。これにより、地面に接地した時に伝わる衝撃を軽減。

さらに指と前足部に高低差が生まれることで指を動かしやすく、意識的に指で地面をつかむ感覚が生じやすくなるのです。

クッションとカカト部には滑り止め加工が施されており、靴の中でズレにくく足全体で一体感が出るように設計されています。

クッションは瞬発力を必要とする激しい動きのスポーツでも活躍。クッションが前足部の皮膚を守ることで、トレーニングや競技の質をサポートします。

骨格を支えるアーチサポート

人間の足の骨格には、土踏まずの縦方向のアーチだけでなく、横方向のアーチなど3つのアーチが存在しています。このアーチは筋力低下などで徐々に崩れてきてしまい、足全体が広がってしまうのです。

これを補助するのが、土踏まずをぐるっと囲むように編まれた「アーチサポート」。ゴムが程よく快適に締めることで、足本来が持つアーチによるクッション性や動きをサポートします。

靴下は履くだけで足にフィットし、第二の皮膚のように振る舞います。

「ケアソク ととのえるスポーツ」は指の一本一本にアプローチし、シューズやインソールと協力しあうだけでなく、24時間足をサポートすることができるのです。

プロも実感する履き心地。

スポーツトレーナーであり、「ケアソク ととのえるスポーツ」の共同開発者でもある安藤寛子さん。解剖学に精通し、第一線で活躍するアスリートのトレーニングや施術も手掛ける、いわば人体のプロです。
「身体全般に言えることですが、正しい位置で動くことがケアにつながるんです。そういう点でこの靴下は理想的なんですよね。

アスリートの方はもちろんですが、日常生活でも継続して履いていただきたいですね」

ストリートダンスの一つである「ロッキング」。そのダンサーとして世界大会で優勝経験のあるICHIさんは、子供から年配の方にダンスをレッスンするうえで、足をしっかり鍛えることの大切さを日々感じているといいます。

「ストリートから生まれたロッキングは、本能的に動いて楽しむダンスなんです。地面からパワーをもらうのってすごく大事なことで、足の裏の感覚を知る、足を鍛えることの大事さはダンスにおいても同じなんですよ。なかなか外側のアーチ、小指を意識するって難しいんですけど、この靴下はハマりましたね」

障害物が設置されたステージを突き進むスポーツ・エンターテインメント番組「SASUKE」に15歳から出場し、23歳の時に4人目となる完全制覇を果たした森本裕介さん。2020年には史上2人目となる、2回目の完全制覇も経験するなど、現在でも精力的に取り組まれています。

「明らかに履いている感覚が違いますね。足の使い方が良くなりました。クッションのお陰で負担が減ってるなと感じることもあります。

半ば強制的に小指を使わせてくれるという意味で、すごくいいトレーニングツールになりますね」

私たちは、靴下の行商人です。

山忠は昭和33年創業、靴下を作り続けて65年になる新潟県加茂市のメーカーです。

兄弟で創業した山忠は、靴下の「行商」から始まりました。たった一台の機械で靴下を編み、行商人として売り歩く。直接販売することで、お客様のニーズを肌で感じ取り、宿題として持ち帰りよりよい靴下にすることができる。

こうしたものづくりが私たちの原点としてあり、現在でも続く製品開発の指針になっています。

一日、20足。

ケアソクを一足を編み上げる時間は、およそ60分。一般的な靴下を編み上げるのに比べ、実に10倍近い時間がかかります。

ケアソクは靴下のポテンシャルを試すような一足。これまでにない機能性をもたせるために、複雑な編み方を一足一足丁寧に施しているのです。

靴下は、健康器具でなければ。

山忠は「足」に携わる靴下メーカーとして、「靴下を通して健康に貢献する」というテーマのもと製品を世に送り出してきました。山忠の開発指針には、1970年代にはすでに「靴下を健康器具として考える」という言葉があったのです。

CARE:SOKU(ケアソク)は、2018年に誕生したFOOT HEALTH WARE（フットヘルスウェア）をテーマとしたブランドです。

「企業還暦の60周年にむけて、靴下のお客様は誰なんだろう、どんな人なんだろうと考えていたんです」

山忠の会長であり、ケアソクの発起人である中林功一は、57歳の時に自ら東京理科大学大学院(MOT)に入学。毎週朝一番の新幹線に乗り、MOTで学びながら模索する日々でした。

「もがいていた時『靴下の真の顧客は足だ』って天啓が降りてきたんですよね。当然のことなんだけど、そこが腑に落ちていなかったんですね」

3年後、科学的根拠に基づいた研究開発を開始と同時に新潟医療福祉大学大学院に入学。足底圧計測器という高額な機械を導入するなど、定量的なエビデンスに基づき、真の「足の健康」に向き合っていきました。

「すごい可能性がある靴下ができましたね。なくてはならない定番の靴下になったと思います」

新潟医療福祉大学 大学院で博士課程に在籍し義肢装具士である蓮野敢さんもまた、ケアソクの開発に携わっている一人。

「靴やインソールだけでは、足の問題の75％しか解決できないことに気づいたことがきっかけでした」

「病院で患者さんの足を診る機会があったのですが、1年ぐらい前に作られたというインソールが綺麗なままだったんです。ほとんど屋内で生活をされていたんですね。靴を脱ぎ履きする日本では、靴やインソールではどうしても限界がある。

世の中の靴下は、足と靴の緩衝材になっているだけなものがほとんどです。しかし靴下は機能性を持たせることができ、足に良い影響を及ぼすことができるということを知っていただけたらと思います」

※当ページでは一般の方へのわかりやすさを重視し、便宜上「小趾」や「母趾」を「小指」や「親指」等と言い換え表現しています。

製品について

サイズは23-25cm/25-27cmの2種類、カラーは4つの展開がございます。

左：23-25cm / 右：25-27cm

■ホワイト

■グレー

■イエロー

■オレンジ

■材質

ポリエステル・ナイロン・ポリウレタン

■取扱い上の注意事項

・洗濯機で洗う場合はネットをご使用ください。

・タンブラー乾燥（乾燥機の使用）はお避けください。

・濃色物の場合は白・淡色物と分けてお洗いください。

・漂白剤（塩素系・酸素系）は使用しないでください。

・生成り、淡色物の場合は蛍光増白剤の入っていない洗剤を使用してください。

・すすぎ洗いを充分にしてください。

※洗濯する時は、脱水後に「ハニカムクッション」を指でもみほぐしてから干すと弾力感が復元します。