金属加工で有名な新潟県燕市で1918年の創業以来、長きにわたり上質なテーブルウェアを世に送り出してきた「山崎金属工業」より、食事をする人の動きを徹底的に分析、研究して食べやすさを極めたスープ用スプーン、その名も「スープ賢人」が登場。

燕市で100年以上カトラリーと向き合い続けた弊社が自信を持っておすすめする逸品です。

日々の食事でよく出会うゴロっと具の入ったスープ、それを食べるために何の気なしに手にとっているスプーン。実はこのスプーン選びで、スープの楽しみ方は大きく変わるかもしれません。

「スープ賢人」は、具沢山スープを食べる手の動きや口の開き方を、人間生活工学に基づいて設計。

様々な方のスプーン使いと食べ方を分析し、試作を重ねて「より自然に、より美味しくスープを楽しむ」ことをカタチにした新しいスープ用スプーンです。

ディナースプーンやレンゲのような既存のアイテムとは一味違う、常識にとらわれない独特の造形と、そこから生まれる未体験の「食べ心地」を、この「スープ賢人」でお楽しみいただけます。

「スープを食べる」ためのカタチ。

山崎金属工業は、「テーブルに潤いと豊かさを」提供する想いでカトラリーを造り続けており、中でも「料理をもっと美味しく」をコンセプトとした究極の料理別の専用カトラリーを「賢人」シリーズと名付けています。

料理を美味しく食べるには、それに相応しい最適な形があるもの。

「スープ賢人」はその名の通りスープ、具材の沢山入ったミネストローネなどのスープを食べる手と口の動きを観察して、「より美味しく食べられるスプーンのカタチはどのようなものか」を人間生活工学※の観点から東京都立産業技術研究センターと人間生活工学研究センターの協力のもと、徹底的に研究して設計されました。

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独特な形状

見た瞬間に感じるこの独特な形状は、

①底の深い器からスープと具材を掬う

②手を曲げてスプーンを口元へ運ぶ

③口に入れて引き抜く

というスプーンでスープを食べる一連の体の動きに最適な形状として導き出されました。

この「スープ賢人」にはスープを食べるのに適した造形が取り入れられており、既存のスプーンの形状イメージにとらわれない設計となっております。

常識にとらわれないヘッドデザイン

最も特徴的なのはこのヘッドデザイン。

この形状はスープと具材を乗せたスプーンが、顔の正面から45°の角度で口へ入りやすい角度に設計されたもの。

当社が行ったスプーンの使用実験では、スプーンは顔の正面から45°の角度で口に運ばれることが多いという結果から、その自然な動きを違和感なくアシストできるヘッドの角度を採用しました。

さらに横から見た際の流れるような傾斜は唇がスプーン全面をなぞるようにしながら引き抜けるため、しっかりと中身を食べ切れることが特徴！

また「スープ賢人」を使えば肘を大きく上げるような食べ姿になりにくく“食事マナー”の観点からもこの形状はプラスの効果を発揮してくれます。

ヘッドは先端に向かって薄く設計することで、口に入れたスプーンを引き上げる抵抗を少なく、

スルンと口離れの良い感覚を実現しました。

絶妙なバランスを計算したハンドル

「スープ賢人」のもう一つの特徴は、計算された絶妙な「ハンドル設計」。

一般的なスプーンと比べて細くすぼまったシャープなハンドルは、家庭でスープを食べる際によく使われる深い器からしっかりと中身を掬うためのデザイン。

器を傾けたり、スプーンを大きく回り込ませたりせず、サッとスープと具を拾い上げてくれます。

さらに口に運び引き抜く動きも考えた緻密な角度計算がこの絶妙な曲がりの正体。

角度がついていないスプーンは掬う際にうまく中身が掬えず、角度がつき過ぎると口から引き抜く際に手を大きく上にあげるような格好になりがちですが、「スープ賢人」なら掬いやすく食べやすい上、食べる姿もきれいに見せることができます。

根元に向かって細くなるハンドル形状はスプーンの角度を調整しやすく、手首を返したりせずスープを掬えて、小回りが利くので、具材を選びやすいのも大きな特徴です。

２種類の「賢人」

今回の「スープ賢人」には、2種類のデザインがあり上記のポイントは共通ながら、それぞれ独自の特徴も存在します。

六角のようなデザインが特徴の「ES6」

左右両利き用で、掬える量はこちらの方が多く「一度にガツっと食べたい！」という方におすすめのモデル。

R45と比べスープを流しこみやすく、サクッとした口離れをお楽しみいただけます。

またくびれのついた持ち手は、指を挟み込むことでより安定した持ちやすさを与えてくれます。

葉っぱのようなデザインが特徴の「R45」

右利き専用で、「顔の正面から45°」のアプローチに特化した左右非対称のデザイン。

正面から見ると大きく張り出した直線と、より唇にフィットしやすい立体形状によって、安定した使用感を味わうことができます。

ハンドルも左右非対称のデザインを採用し、右手での使用にすっきりと指が沿うディテールに仕上げました。

食べ方に合わせて、2モデルそれぞれの個性をお楽しみください。

「体の一部のように」使えるスプーン。

この「スープ賢人」が目指したのは、特徴あるデザインで目を楽しませながらも、「体の一部のように」使えるスプーンです。

誰もが使いやすく食事をしながら一切の違和感がない、まるで手の延長のように体に馴染む、そんな１本を目指しました。

だからこそ「人間が生活の中でより自然な動きで使える物を設計しデザインとして活かす」という人間生活工学の考えを基に、人々の食事スタイルや道具の使い方を観察、人にとって自然な角度や重さ、造形を模索し、

弊社では初の試みとなる金属3Dプリンターによる試作と試用を幾度も繰り返し辿りついたのが、この二本の特徴的なスプーンです。

他のスプーンとの違いを実感してみてください。

もう一つの賢人

この「カレー賢人」は、スープ賢人と同様に「カレーをより美味しく食べる」ことを調査して生み出したカレー専用スプーン。

「スープ賢人」と合わせて、是非ともお試しください。

「キャリ」

ティアドロップ型デザイン

当社ロングセラーシリーズ 「ホームフェスタ」のデザインを継承したカレースプーンです。

スプーン皿部のフォルムはカレーのルゥ、具材、ライスをバランスよく掬うための形状となっています。

また、口当たりが柔らかく滑らかで、口の中に具材を優しく運んでくれます。

「サクー」

左右非対称が特徴のデザイン

「カレーの具材を割く」事から名付けられました。

左から右にかけてスプーンの縁が上がっている縁起の良い右肩上がりデザイン。

右手で持って使いやすい形状となっています。スプーン先端にはヘラがついており、カレーマニアの方の悩みでも多かったルゥの飛び跳ねを抑え、具材を切り分けることができます。

また、お皿の曲面部分も我々カトラリー製造業界ではタブーとされている左右非対称の形状となっております。ルゥを口に入れやすく、流し込みやすくする為です。試作段階で市場調査を行った際、我々の予想を大きく超えた人気ぶりで開発が決定した、まさに食べ手の願いを叶えたスプーンです。

「ヒダリー」

「サクー」を反転させた左利きモデル

たくさんのお客様の熱い声により誕生した左利き専用モデル「ヒダリー」。

右から左に向かってスプーン縁が上がっており、左手で持って使いやすい形状となっています。

至極のデザインと至極の製造

我々山崎金属のカトラリーは、ノーベル賞晩餐会や日本初のクルーズトレイン「ななつ星in 九州」、ＪＲ東日本「TRAIN SUITE 四季島」で使用されているカトラリーなど、世界に誇るテーブルウェアを数多く製造する弊社ならではの精緻で確かな技術により、１本１本を丁寧に作り上げます。

使い心地の計算された精密な造形と、弊社の誠実でひたむきなものづくりを掛け合わせることで、テクノロジーと伝統が融合した「スープ賢人」は完成しました。

食事中に「スプーンの存在感」が消え、より純粋なお食事を味わっていただける「スープ賢人」「カレー賢人」を、是非ともお試しください。

環境のために、カトラリーメーカーができること

マイバッグやマイ箸など、使い捨てを減らそうという社会のために、カトラリーメーカーである我々、山崎金属工業にできることはないだろうか。

そして、私たちの製品をお家だけではなく様々なシーンでご愛用いただきたい！

そんな想いから今回のプロジェクト実行のために、持ち運びに便利な「カトラリーケース＆レスト」を制作。

このケースを使って是非、「スープ賢人」と「カレー賢人」を新しいマイスプーンとしてもご活用ください！

素材は原料の一部に古米を利用した「RiceResin（ライスレジン）」、表面の印刷は米ぬか油を原料に利用した塗料「RICEINK（ライスインキ）」、より環境を考えた2つの素材を採用し、緑の田園で金色に輝く稲穂をモチーフにデザイン。

新潟県の企業として、とことんお米にこだわったケースが完成しました！

製造で発生する端材を極限まで少なく、徹底的に環境を考えたカトラリーケースです。

オフィスやアウトドアでの持ち運びにちょうど良く、ケース全体を開いて汚れてもサッと丸洗いできるこのケースで、お家でも外でも「スープ賢人」「カレー賢人」をご愛用ください！

全ては「美味しい食事」のために。

我々山崎金属工業は1918年の創業以来、カトラリーやテーブルウェアなどの製品を欧米を中心に多く世に送り出してきました。

カトラリーの本場ヨーロッパで戦う為に付加価値のあるモノづくりに取り組んできた結果、1991年からノーベル賞晩餐会には弊社の製造したカトラリーが使用されており、世界に認められる逸品となりました。

日本国内でも、近年では2013年の伊勢神宮式年遷宮を記念した食器セット、日本初のクルーズトレイン「ななつ星in 九州」、ＪＲ東日本「TRAIN SUITE 四季島」で使用されるカトラリーなど、テーブルウェアにおいて多くの光栄な実績を積み重ねてまいりました。

我々が作るカトラリー１本が、お客様の食事を何年先まで左右する重要な物になる。

スタッフ一人一人にそんな想いがあるからこそ、弊社は一切の妥協なく、より良い物を作るために精一杯の誠意を込めることができるのです。

自分たちが作る製品に対して徹底的に厳しく、真摯であることこそが使う方の満足に繋がる、その繰り返しがお客様の信頼と安心へと続いていくと我々は考えます。

これからも山崎金属工業は「テーブルウェアを通して、上質なモノを使う喜びを伝えたい」という想いのもと、

真摯なモノづくりを実践してきた私たちの製品で、これからも世界に誇れる品質とデザインで、食卓に潤いと豊かさを提供してまいります。

今回新たにシリーズ化した「スープ賢人」もその一つとして、より純粋な食を楽しんでいただく一つのきっかけとなれるよう製造を行ってまいりますので、応援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

製品の仕様

スープ賢人 ES6 「イーエスロク」

サイズ：縦 185mm × 横(最大幅) 45mm

重量：48g

材質：18-8ステンレス

スープ賢人 R45「アールヨンジュウゴ」

サイズ：縦 185mm × 横(最大幅) 45mm

重量：51g

材質：18-8ステンレス

カレー賢人 「キャリ」

サイズ：193mm

材質：18-8ステンレス

カレー賢人 「サクー」

サイズ：198mm

材質：18-8ステンレス

カレー賢人 「ヒダリー」(左利き用)

サイズ：198mm

材質：18-8ステンレス

お手入れ方法：

・ご使用後はなるべく早く液体洗剤をスポンジなどにつけて洗い、乾いたら柔らかい布で拭いて水気を完全に拭き取ってください。

・クレンザーやスチールウール等は、表面に傷つくことがありますので注意してください。

・落としたり硬いものにぶつけると傷がつくことがありますので注意して下さい。

・永くお使いにならない場合でもくもりを防ぐため、時々柔らかい布で磨いてください。

専用ケース ※本ケースはいずれかのスプーン1本ご購入毎に、1つ付属いたします。

サイズ：縦220mm × 横65mm × 高さ20mm

重量：16.5g(本体15mm / レスト1.5g)

材質：RiceResin（ライスレジン）

お手入れ方法：

・ご使用後はなるべく早く液体洗剤をスポンジなどにつけて洗い、乾いたら柔らかい布で拭いて水気を完全に拭き取ってください。

・ケースの洗浄は食洗機の使用をお控えください。

※ケースはいずれかのスプーン1本ご購入毎に、1つ付属いたします。