【日常に工芸品のある暮らし】

敷居の高いイメージのある伝統工芸品や技術を、もっと身近で使えるモノにしたい。そのような想いからこのプロジェクトを始めました。

今回取り組んだのは、古くから布や衣服を染める技術として継承されてきた伝統技術の「絞り染め」を【革】に応用し日常で使える財布やカードケースにしました。

悠久の歴史をもつ 　　- 絞り染め -

絞り染めの歴史は古く、インドの染色技術が大陸との交流により、仏教などとともに日本に渡来したとも言われ、六・七世紀ごろには日本でも各地で行われていました。

その後、絞り技法が次々と考案され「鹿の子絞」に代表される、高度で緻密な技法が生まれました。江戸時代前期には全盛期を迎え、今日までその技術・技法が受け継がれております。

■ 魅力

糸で縛る・縫い締める・板で挟むなどの技法を使い布を染めると、染め際に生まれる「にじみ」「ぼかし」。同じロットで染めたとしても、染まる時間や重なり方で1点1点が異なる仕上がりになるのが、絞り染めの魅力と言えます。

■ 技

革自体が硬くならないようにする温度調整や、革によって異なる染料の入れ方など、布を染める時とはまた違った難しさがあるため、熟練の職人さんの技が生きています。

「表と裏で異なる柄域」

「革を絞り染めする事で生まれる、立体的な風合い」

この商品の特徴でもあるシワ感を残した製品づくりをしております。使い始めは少し平な感じですが、使い込むほどシワの味が出てきます。

革職人の丁寧な仕事

「ハンドメイドで作られる職人の手仕事」

全ての製品は職人の手によるもの。量産には時間がかかりますが、信頼の「MADE IN JAPAN」にこだわっております。

今回は牛ヌメ革を使用し絞り染めをしております。

ヌメ革の特徴は繊維が詰まっていて硬く丈夫なところ。また、日の光や手の油などの影響を受けて経年変化もしやすいため、使い込む事で革本来の味わいを作ることも出来ます。もちろん鞣しは国内のタンナーで行っております。

シンプルなデザイン

財布

大事なお金を大切にしたい。

比較的仕切りのないタイプが多いこの形。

使っているうちにお金がポロリ・・・

お札を折るのがめんどくさい・・・

などという経験のもと、中に1枚仕切りを入れることにしました。そうすることで、お金を折らずに収納できたり、財布を開いた時にお札が落ちる。という心配もなくなりました。

お札を折ることに不便を感じない方には、お札とレシートを分けて入れたりするなど整理機能としてお使いいただけます。

■こだわり

-仕切り-

初回サンプル作成より試行錯誤。サイズを変えて何度もやり直した1枚の仕切り。

引っ掛かりなく、折らないようにスムーズにお札を入れたい、という思いを込めた こだわりのサイズです。

-内側にも革を使用-

経年変化を楽しんでいただきたい、高級感のある仕上がりにしたいと思い、内側にはヘタりにくい少し硬めの牛革を使用しております。

■仕様■

【サイズ】幅11cm×高さ10.5cm×厚み1.5cm

【素 材】牛革（北米産牛ヌメ）

【原産国】日本製

*ファスナーはYKKを使用しております。

カードケース

財布と同様の素材で作ったL型ファスナーカードケースです。

財布同様、絞り染めの特徴を生かした柄域、使い込んだ際の革の味わいをお楽しみ頂ける逸品です。

普段はあまり使わないカード類はもちろん、名刺入れとしてもお使いいただける仕様になっております。

・クレジットカード：10枚ほど

・名刺：50枚 入ります。

■仕様■

【サイズ】幅11cm×高さ7cmマチ1.5cm

【素 材】牛革（北米産牛ヌメ）

【原産国】日本製

＊ファスナーはYKKを使用しております。

【注意点】

●本製品は「篭染め絞り」という技法を用いて柄を出しております。そのため1点1点柄の出方が異なるのが特徴となっております。大変申し訳ございませんが、柄のご指定は出来かねますので、ご了承の程よろしくお願いいたします。

●職人さんの手仕事で行っております。染色の特性上、多少の色ブレが生じることがございます。

●色：「藍鉄」黒に近いネイビーになります。

スケジュール

7月上旬を目途にご支援いただいた順に発送の手配をさせていただきます。

リターンについて

●凹凸のある市松柄の紙を使用した張り箱に入れてのお渡しになります。大切な方へのプレゼントにもオススメです。

●凹凸のある市松柄の紙を使用した張り箱に入れてのお渡しになります。大切な方へのプレゼントにもオススメです。

資金の使い道

皆様からのご支援は量産の際の金型代、今後の商品作成費用や新商品の開発費用に充てさせて頂きます。

実行者紹介

伝統とは日常から創られるもの…

伝統を取り入れ継承していく暮らし…

【くらしのなかへ】をコンセプトとし、古くから使われてきた道具や伝統技術を今の暮らしの中で使って頂けるモノとしてご提案いたしております。

今回のプロジェクトは、敷居が高いと思われている伝統工芸品や技術を、今の生活で使えるモノとして製品にし、その良さを多くの人に広めたいという想いから始めました。私どもは今後もいろいろな形で昔からある良いモノを多くの人に触れて頂けるよう挑戦して参りたいと思っております。