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亡き妻の最期の言葉を叶えたい 83歳×25歳が挑む日本酒造り

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ストーリー

  1. 亡き妻の最期の言葉から始まる、日本酒造りに挑む83歳の物語
  2. 年齢差58歳のコンビが織りなす、岡本仁左衛門の夢への挑戦
  3. 岡本仁左衛門が込めた、「桜と日本酒の伝統文化を未来へ繋げたい」という想い

はじめに

はじめまして。

ページをご覧いただき、ありがとうございます。

私は山形県米沢市に住む25歳、大武貴幸と申します。栃木県に生まれ、就職を機に米沢市に移住しましたが、今年地元へ戻る予定です。米沢市で暮らした3年間、たくさんの方と出会い、新たな縁を繋ぐことが出来ました。

プロジェクト実行者(大武 貴幸)

地元のお酒を海外に紹介する仕事をしていましたが、その中で亡き妻を想ってお酒造りに取り組む83歳のおじいさん、岡本仁左衛門さんに出会いました。

岡本さんは、14年前に亡くなった奥さんの最期の言葉「もう一度桜を見たい」を叶えるために、桜をモチーフにした日本酒のプロデュースに挑戦しています。

奥さんの願いを叶えるために一途に頑張る岡本さんを応援したい。そう思い、この度Makuakeを立ち上げました。

また、頂いた応援購入額の一部は、岡本さんの願いの一つである、未来の子どもたちのために基金への寄付を予定しています。(※目標金額を達成した場合に寄付を予定、活動レポートにて追ってご報告いたします)

少々長くなりますが、ぜひ最後までご一読いただけますと幸いです。

岡本さん(左)と実行者の大武(右)

亡き妻と桜の想い出

岡本さん(左)と妻の恵海子さん(右)

日本酒を完成させることもそうですが、私が大事にしたいのは、岡本さんの想いです。奥さんを愛し、14年もの間行動し続けた人がいたのだということを、その証となる桜をモチーフとした日本酒と共に伝えていきたいと思っています。

岡本仁左衛門(おかもと にざえもん)さんは1939年に香川県に生まれました。幼少期に太平洋戦争を経験。当時父親の仕事の関係で北京に住んでいたため、終戦も現地で迎えました。終戦を機に日本に戻り、福井県小浜市に移り住みます。

妻の恵海子さん

そこで出会ったのが、岡本さんの妻となる女性でした。

喫茶店の看板娘で、その町一番の美人だったそうです。岡本さんはお店に足しげく通い、毎日短文をしたためた手紙を送り続けました。それを1年か2年続け、一方的な手紙が文通になり、お付き合いを始めるに至ったのだそうです。

岡本さん(左)と妻の恵海子さん(右)

そんな愛情深い岡本さんは、ご夫婦になってから、奥さんと二人でよく旅行をしました。奥さんは桜が好きで、神奈川県にある鎌倉山のさくら道や、青森県の弘前城、京都の円山公園、吉野山の千本桜など、多くの桜の名所を回ったそうです。特に、二人で住んでいた神奈川県の桜は、奥さんが大好きな場所だったと言います。

岡本さん

「妻が亡くなる寸前にベッドの上で最期に残した言葉は、

『もう一度二人で桜を見に行きたい』……、

これが、心の中に残っておりました」

2009年2月。岡本さんの奥さんは、この言葉を残して息を引き取られました。救急車で運ばれて入院した翌日のことだったそうです。

奥さんの最期の願いを叶えるにはどうしたらよいか、岡本さんは考えました。

どんなところへも一緒に行けて、いつでも側に置いておけるようなもので、妻との思い出を形にしたい。

そこで思いついたのが、日本の伝統文化である、日本酒造りでした。


岡本さんと私と、米鶴酒造さん

・米鶴酒造さんとの出会い

今回お酒造りを手掛けるのは、山形県高畠町の酒蔵、米鶴酒造株式会社さんです。

お酒造りに協力してくれる酒蔵を探して全国を回った岡本さん。特に通うようになったのが米鶴酒造さんだったそうです。


岡本さん

「この蔵にずっと興味を持ち続け、ある日の事、蔵に飛び込んでみたら、気さくな杜氏(酒造りの責任者)の須貝智さんと梅津陽一郎社長がいて、お酒造りに興味があると言ったら快く迎えてくれました。お酒も蔵人も良い、300年の実績もある。私は米鶴酒造さんを、お酒造りに関して日本一の蔵だと思っています」

岡本さん(左)と米鶴酒造杜氏の須貝さん(右)

・待望のオリジナル日本酒「桜咲」の完成

岡本さんは、春の田植え祭り、秋の稲刈り、1 月の仕込み体験などに毎年参加し、米鶴酒造さんを足繫く通いました。そして2016年、梅津社長と須貝さんの協力の元、待望のオリジナル日本酒である、特別純米酒「桜咲(さくらさく)」をプロデュースすることができたそうです。

・岡本さんと私の出会い

2022年5月、私と岡本さんが出会ったのも、米鶴酒造さんが開催する田植え祭りの後の宴席でした。たまたま同じテーブルを囲んだのが、私と岡本さんだったのです。

岡本さんの第一印象は、元気で良くしゃべるおじいちゃん。

私が当時お酒の販売に関するお仕事をしていると話すと、「私、お酒を造ってるんですよ」とニコニコ顔でお話ししてくれました。

詳しく聞くと、亡くなった奥さんのお話しや、ずっとお一人で頑張ってこられたこと、そして当時82歳であったことなどを伺って、まさかそんな壮大なストーリーがあるとは思わず、感動しました。岡本さんは特別裕福という訳でもなく、本当に自分がやりたいと思っているから行動しています。その姿を見て、応援したい! と思い、共にプロジェクトを行うことを決意しました。


岡本さん

「出会いって一番大切なんですよ。もし私が田植えに行かなかったら大武さんと会えなかったし、このプロジェクトも無いわけです。大武さんと出会ったのは偶然だけど、出会いというのは昔から定められた運命的なものでもあるんですよ」

私はこれまでお酒に関わる仕事をしていましたが、様々な人に出会ったことをきっかけに、つくる人の想いを伝える活動をしています。岡本さんと出会ったことで「25歳の私が弱音なんて吐けないぞ」、と勇気をもらいました。

今回のプロジェクトでは、私は岡本さんの想いを伝える発信者であり、サポーターの皆さんが岡本さんのファンになってくれた時に、岡本さんとつなげるパイプ役でもあります。私も岡本さんの一ファンとして、応援していきたいと思います。

桜モチーフの日本酒「宵桜(しょうおう)」に込めた想い

・「宵桜」の由来と平和への願い

今回新たに製造する日本酒の名前は「宵桜(しょうおう)」です。

「宵」は江戸時代でいう暮れ6つの鐘、日が暮れる頃のこと。日没の紺色の空に映える桜を見て、一日が平穏無事に終わったことに感謝する意味を込めて名付けました。

岡本さん

「戦争の真っただ中で私は育って、体験をして強く思うことは、一番は『平和』を願いたいということです」

太平洋戦争を経験した岡本さんは、桜の持つ「平和の象徴」としての意味も大切にしています。

毎年春に咲く桜の花を見ながら、気の合う仲間で花見をする光景は、何のわだかまりも感じさせない「平和」そのものです。

そんな景色の傍らに、「宵桜」があれば、天国の奥さんも楽しく花見ができるのではないでしょうか。

・地域の人と文化が凝縮されたお酒に

地域に根差した日本酒造りは、その土地の地下水や井戸水を使い、地元産の酒米を使った地産地消で造られます。特に山形県の場合は、冬にしっかりと雪が降るため、夏にお米を作って、冬はお酒を造るという方も。お米から酒造りに携わっている人がいるというのは、とても素敵な事だと私は思っています。地域の人や文化を凝縮したものが、酒造りなのです。

「どうせつくるならいいものを作りたい」と言う岡本さんの想いの元、「宵桜」も山形県高畠町の“地域のもの”を凝縮しました。

山形県を代表する酒米「雪女神」を使用し、伝統的な手法である生酛(きもと)造りにて製造します。良いお米を、伝統的な手法で作ることで、地域のお米と地域の伝統という、その地域の魅力が凝縮されたようなお酒になって欲しいという想いも込めました。



年齢差58歳の友人

岡本さんは、本当にパワフルです。

年相応にネットに弱いかわいらしさもありますが、行動力は私よりありますし、嫉妬するくらいにおしゃれです。

会話をしていても、いつの間にか岡本さんが83歳であることを忘れてしまい、ふと気がつくようなこともあります。

岡本さん

「この挑戦を通して、83歳の私でもMakuakeで日本酒をプロデュースできるのだという姿を、ぜひ見ていてください」

私は岡本さんを尊敬していますし、岡本さんは私に丁寧に接してくれます。58歳の年齢差はありますが、私と岡本さんは年齢、経験にとらわれない、友人です。

だからこそ、私は全力で岡本さんを応援します。

皆さんも私と一緒に、岡本さんのチャレンジを応援いただけたら幸いです。

応援購入の使い道について

岡本さん

「未来に残せるような何かをしたいんです」


きっかけは亡き奥さんの最期の言葉でしたが、そこからご自身で活動していくうちに、平和への願いや、未来を担う子どもたちへの支援をしたいと思うようになったという岡本さん。

そのため、頂いた応援購入額の一部は、未来の子どもたちのために基金への寄付を予定しています。(※目標金額を達成した場合に寄付を予定、活動レポートにて追ってご報告いたします)

これも、岡本さんの願いの一つです。

また、返礼品とは別に、岡本さんと一緒に「宵桜」を楽しむリモート飲み会を企画中です。

岡本さんの想いを、志を、ぜひ生の言葉で聞いて、お話ししましょう!

実行者紹介

岡本 仁左衛門(おかもと にざえもん)

【プロフィール】

1939 年香川県に生まれ、幼少期に太平洋戦争を経験する。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を中退後、大手保険会社へ就職。学校の後輩だった 妻と 26 歳の時に結婚し、以降二人で全国の桜を見て回る。

2009年に長年連れ添った妻が他界。居を長野県軽井沢に移し、妻の最期の言葉をきっかけに、日本酒のプロデュースを始める。

現在も軽井沢のホテルにて調理スタッフとして現役で勤務している。

【趣味】

●スポーツ観戦 プロ野球観戦(NPB、MLB)、昭和 27 年から阪神タイガース一筋で応援。サッカー(JFA、 FIFA)TV 観戦、マラソン・駅伝・フルマラソン、 TV 観戦。

●旅行

全国の桜の名所を亡き妻と共に巡る。

【好きなもの】

●歌手 坂本九 昭和 36 年「上を向いて歩こう」

●書籍 実業家稲盛和夫氏著(京セラ、日本航空元会長)「生き方」「心」

●言葉 「心に始まり心に終わる」

大武 貴幸(おおたけ たかゆき)

【プロフィール】

1997 年栃木県宇都宮市に生まれる。山形大学工学部(米沢市)を卒業後、同地にて約3年間日本酒の輸出の仕事を経験する。(*2023年6月より地元栃木県宇都宮市に戻る。)

2022年5月、米鶴酒造の田植え祭りにて岡本さんと出会い、本プロジェクトの実行を決意する。

【趣味】

●少林寺拳法(弐段)

●プロ野球観戦

*私は幼い頃から巨人ファンのため、岡本さんとはライバル関係です(^^♪)

皆さまから頂いた応援メッセージ

米鶴酒造株式会社 代表取締役社長 梅津 陽一郎 様


岡本様には、弊社の酒米の田植え・稲刈りイベント、仕込み体験イベントに何度も参加していただいたことで、深いつながりができました。今回の企画をうかがい、蔵元として協力させていただけるのは大変ありがたいことです。桜のイメージにぴったりの美しい日本酒を提供いたしますので、ご賛同いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

岡本さんのご友人の方々からのメッセージ

連藤 久見子 様(滋賀県)

最初に電話をいただいた時、岡本様の誠実で真面目なお人柄を、そのまま映るように受け止めることが出来、またその後、先立れた奥様へと、宵の桜への静かで深い心の証しをしっかり感じ入りました。

このような機会をいただき桜を描かせていただいたことはとても感慨深い気持ちです。

これからも、そんな永遠の想いを胸に、どうそお元気でおられますように。ありがとうございました。

三池 節子 様(長野県)

わたくしがダンディな岡本仁左衛門さんと初めてお目にかかったのは確か5〜6年前。情熱的にお酒について語られたお姿は、今も心に強く残っております。今回、純米大吟醸酒「宵桜」をプロデュースされるとお聞きし、酒好きなわたくし、胸を弾ませております。

三溝 正純 様(東京都)

そのお歳で新しいプロジェクトに挑戦ですか! 

酒造りに込めた岡本さんの熱き思いを応援します。

西都 芳幸 様(兵庫県)

益々のご活躍感服致します。一つの事に情熱を傾け懸命に努力して居られるお姿を拝見ほして素晴らしく思います。心より応援しております。

リスク&チャレンジ

【商品の配送について】 ・商品の発送は本プロジェクト終了後3か月以内(8-10月頃)を予定しております。配送に遅れが生じる可能性が判明した場合、直ちにご報告させていただきます。 ・お客様がご不在で配送業者の商品保管期限を過ぎた場合、再配達で発生する配送料金は着払いにてお客様のご負担とさせて頂いております。 ・商品発送から1~3日での到着を予定してますが、天災や交通状況による遅延が発生する場合がありますので、ご了承下さい。 ・本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から6ヵ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。 【商品について】 ・画像と実際のラベルの色彩やボトル形状がやや異なる場合がありますので、ご了承下さい。 ・万が一商品に不備(瓶やラベルの破損等)がありましたら交換にて対応をさせていただきます。 ※お客様のご都合による返品交換(イメージと違った等)やお客様の過失による破損は交換対応はできません。 ・未成年者は購入できません。 ・妊娠中、授乳期の飲酒はお控えください。

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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2023年07月30日までに支払いを完了した時点で、応援購入が成立します。

「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 フードカテゴリの 「亡き妻の最期の言葉を叶えたい 83歳×25歳が挑む日本酒造り」プロジェクト詳細ページです。

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