プロジェクト概要

本プロジェクトは伝統工芸、箱根寄木細工をサステイナブル・ビューティの実用品（Sustainable Beauty for Living）に進化させ、天然木材が織り成す幾何学模様の美しい寄木をモダンでスタイリッシュな家具をお届け致します。

プロジェクト詳細

箱根寄木細工は200年以上前の江戸時代後期、当時の宿場町であった畑宿で寄木細工は生まれました。 畑宿の石川仁兵衛が、木の種類が豊富な箱根の山の特性に着目し、色や木目の違うさまざまな木を寄せ合わせてお盆や箱を作ったのが始まりだとされています（出典：箱根町企画観光部・観光課のサイト）。

箱根寄木細工は1984年に経済産業省による日本伝統工芸に登録されました。箱根に4人しかいない伝統工芸士様からお譲り頂いた箱根寄木細工を使い、国内の木工所でOEM生産し、ハイエンドでスタイリッシな家具として販売致します。

寄木はその名のとおり、木を寄せて木材のもつそれぞれの色で幾何学模様を作り、ブロック状にします。それを薄くスライスしたものをズクと呼び、木材に貼付けます。

利用シーン

寄木インテリアはアクセント・ファーニチャーとしてご自宅やショップ、カフェなど様々なシーンでご活用頂けます。天然木材と特注のアイアン脚などを使いシンプル・モダンなデザインなので、お手持ちの家具に馴染みやすく、機能性も兼ね備えています。

箱根寄木細工は様々な天然木材の色で織り成す幾何学模様が特徴です。麻の葉や亀甲（きっこう）、市松（いちまつ）、矢羽根（やばね）など、様々なモチーフがありますが、代表的な柄は複数のモチーフを組み合わせた小寄木（こよせぎ）柄です。

下画像はコーティング前なので明るく見えますが、完成時はもう少し落ち着いた色合いになります。また天然素材で手作りなので色合いには個体差があります。

寄木ズクは厚さが0.15ミリ程あるので、平坦な木面に貼付けると寄木を貼っていない部分との境界に段差が出来てしまいます。伝統工芸士様もその加工が上手く出来るかを気にしていらしたのですが、今回、OEM生産をお願いしている木工所様の高度な職人技術により、触っても段差が全く分からず、フラットな素晴らしい仕上がりになっています。

小寄木柄の寄木ミニテーブルは特注のアイアンレッグで色はサンド・ブラック、高さ53センチです。六角形（ヘクサゴン）と正方形（スクエア）の２タイプあり、ベージュ（メープル系）がブラウン（ウォルナット系）をお選び頂けます。サイドテーブルやコーヒーテーブル、花台としても便利にお使い頂けます。

寄木キャビネットのデザインは、天板と扉の角の部分にまたがって寄木を貼っているのがポイントです。寄木キャビネットは1個の幅が60センチ、高さ90センチなので、単体でも組合せてもお使い頂けます。

水玉のようにも見える、奴（やっこ）柄でもお作り致します。

寄木キャビネットのサイズとデザインは小寄木柄と同じです。

奴柄のキャビネットの配置サンプルです。複数でご注文頂ければ、寄木模様の向きをご希望に沿うよう製作致します。

お気に入りギターを愛でながら飾れる、ギターのショーケースは、寄木がギターの美しさを引き立ててくれる上、お部屋に華やぎを加えてくれるでしょう。

小寄木をバック背面にあしらったブラックのショーケースはお気に入りのギターをより美しくみせてくれることでしょう。

全面の縁取り奴（やっこ）柄をあしらったギターのショーケースもアクセント・インテリアにお勧めです。特注のアイアンレッグと無垢の一枚板に寄木を装飾したデザインです。下画像は上面・左右側面に寄木を貼っていますが、実物はウォルナット系の木材となります。また底板も天然木材なので形状や色合いには個体差があります。

寄木ギタースタンドもギターを愛でる素敵なインテリアになるでしょう。こちらは小寄木柄ですが、奴柄でもお作り致します。ショーケースに入らない大きめのアコースティックギターなどにもご利用頂けます。

スケジュール

本プロジェクト終了次第、速やかに生産に入り、2022年11月頃にお届けする予定です。これまで誰もやったことのないプロジェクトなので納期が前後する可能性がございますが、万全を期して参ります。

リターンについて

寄木アイテムは随時、新しいデザインを開発中ですので、気に入ったお品物をYosegi Musicのウエブや各種ネットショップ等からご注文頂ければ幸いです。

そして熱海のゲストハウス、Japan Countryside 「海を見ながらギターを弾ける寄木の家」にて展示販売致し、その後は海外の見本市に出展する予定です。

資金の使い道

集めた資金は寄木家具の作成に使わせて頂きます。

実行者紹介

岡田ひろみは2012年に株式会社ライフワーク・アドバンスを設立し、2017年からゲストハウス「ジャパン・カントリーサイド」を運営しています。ジャパン・カントリーサイド箱根に来たスペイン人のアレハンドロさんの発案に共感し、2019年から「箱根寄木楽器 Yosegi Music 」を始めました。寄木ギターやウクレレ、アクセサリーは箱根町のふるさと納税返礼品に選ばれており、各種Eコーマースサイトでご購入頂いております。

織や染の美しさに惹かれて着物に目覚め、天然木材の美しさと、伝統工芸の優れた技法を併せ持つ寄木に出会い、この素晴らしい日本の伝統工芸をスタイリッシュなデザインの「サスティナブルでモダンな実用品」としてお届けしたいと願っています。