【日本製×一点物】着物帯リメイクの美。時代を超えるアップサイクルバッグ

日本の美を象徴する着物や帯。
日常生活はもちろん、冠婚葬祭など人生の節目を彩る特別な存在として、日本人の暮らしと深く結びついてきました。
そこには、持ち主の祈りや喜び、そして家族の思い出までもが宿っています。

しかし今、その大切な文化が失われつつあることをご存じでしょうか。

実は、年間500トン以上もの着物や帯が、誰にも知られず静かに廃棄されているのです。一度袖を通せば特別な時間を共にし、世代を超えて受け継がれるはずだったものが、今は「不要な古布」として処分されてしまう現実。

それは、人々の幸せを願う気持ちや、思い出ごと捨て去られているのと同じ。。。

帯の模様には、縁起を担ぐ文様や、長寿・豊穣・幸福を願う意味が込められており、ひとつとして無意味な刺繍はありません。
これほどまでにに人の想いや祈りが宿った布は、世界中を探してもそう多くはないでしょう。ひと針ごとに込められた願いは、時に子の健やかな成長を、時に家族の繁栄を、そして時に平和な日々を願うものでした。

帯はただの装飾ではなく、「日本人の節目を共に歩んできた、静かな証」 なのです。

その証を新たな命ある形で甦らせたい。
次の時代を生きる私たちの暮らしに"一点物のバッグ"として寄り添わせたい。
このバッグは、単なるリメイク品ではなく、過去と未来をつなぐ貴重な美しい架け橋になるはず。
私たちはこう考え、本プロジェクトを立ち上げました。

同じ柄は存在しない。すべてが1点物
使用する帯は、役目を終えてお寺にて回収されたもの。そのため、同じ帯は二つとなく、すべてが1点物。今回皆様に提供するバッグも、すべて色・柄が異なっており、それぞれが唯一無二のバッグです。

帯の記憶を受け継ぐ、サステナブルな美しさ
帯以外の素材は環境や倫理に配慮したヴィーガン生地を使用。誰かの人生を静かに支えてきた帯に新たな命を吹き込み、着物とヴィーガン生地を融合させることで、国や文化・価値観を越えて、どなたにも安心してお使いいただけるバッグへと再生させました。
バッグを開けば、そこには"誰かの人生を彩った帯"の記憶を感じられる。初対面の相手とも会話が自然に広がります。持つだけで「物語を纏う人」に。

伝統を紡ぎ時代を超越する
捨てられるはずだった帯が、新たな形で生まれ変わり、あなたが次の持ち主となる。あなたのそのひとつの選択が文化を守り、環境に優しく、未来に小さな灯を残すことに繋がります。

"美しいものを未来に引き継ぐ喜び"

ぜひ皆さんといっしょにこの感情を共有したい。
そして、時代を超越した永遠を刻むアイテムという意味を込め"タイムレス"という言葉をプロジェクトタイトルとして掲げました。
日本の伝統的な「帯」を現代の美へと昇華させ、一点ずつ丁寧に仕立てたバッグ。この温かみをぜひ感じてください。

取り出しやすく、片付けもスマート。
コンパクトな見た目ながら、財布・スマホ・水筒・ポーチなどしっかり収納。水筒は500mlサイズのペットボトル同等のサイズが入ります。
必要なものをスッキリまとめて持ち歩ける、“ちょうどいい”サイズ感が魅力です。
内部には大きなポケットを2つ装備。ファスナーは大きく開くので、どこに何があるか一目でわかる設計。

仕事の日も、休日の外出も、このバッグひとつで必要なものが無理なく収まるから、身軽で洗練されたスタイルを保てます。

近年世界中で注目されている「ヴィーガン生地」
それは単なる“動物を使わない素材”という枠を超え、環境・品質・デザインのすべてを両立させる新しい選択です。
“作る責任、使う責任”が求められる今、ヴィーガン生地を選ぶことは、未来を大切にする意思表示でもあります。

お手入れもとても簡単。特別なケア用品は不要。汚れた際は、乾いた布、または少し湿らせた柔らかい布で軽く拭き取ります。洗剤を使う場合は、中性洗剤を少量だけ水で薄めて使うのがおすすめです。水にも強いので、急な雨に濡れたとしても、傷んでしまうこともありません。ただ、濡れたまま放置するとシミになることがあるので、乾いた布でやさしく押さえてあげてくださいね。

「和の品格を、さりげなく」
カジュアルな洋服に合わせても自然に馴染むから、毎日のお出かけに気軽に取り入れられます。軽くて持ちやすく、両手も自由に。

「旅の写真が、もっと美しく」
観光や散策でも、和の美しさを静かに演出。バッグが写り込むだけで旅の一枚が印象的に。荷物もスマートに収まり、長時間の散策も快適。

「控えめな華やぎで差をつける」
黒を基調にしたシックなデザインは、ワンピースやジャケットにも上品にマッチ。帯の文様が、さりげなく場を格上げします。

日常から旅先、そして特別な場まで。和の祈りを纏う“一点物”が、あなたの暮らしをやわらかく照らします。

一針一針に込められた職人の手仕事
このバッグは大量生産ではありません。帯の裁断から縫製まで、すべてが熟練職人の手で一つひとつ丁寧に仕立てられています。
帯の柄を最も美しく見せる角度を考え、わずかな歪みも許さない裁断。縫い目の一本一本に、長年培われた技術と想いが込められています。

帯のデザインを活かす職人の"目"と"腕"
使用する帯はすべて異なり、そこから生まれるバッグは色・文様、一点ごとに異なります。帯のどこを使うかを見極めるのは、まさに職人の「審美眼」。その判断によって、同じ帯でもまったく違う表情を見せる"唯一無二"のバッグが生まれます。

環境と未来への配慮
バッグの本体に用いる生地は、環境や倫理に配慮したヴィーガン素材。伝統と現代技術の調和を大切にし、時代を越えて愛されるバッグを目指しています。

「文化を守りながら、未来にもやさしい」

──その想いが製造工程の根幹にあります。

機械では再現できない"人の手の温度"が、このバッグには宿っています。ぜひ、あなたの手で感じてください。

佳縁－Yoshien－は、私自身の小さな体験から静かに生まれたブランドです。
12年間にわたり海外で暮らし、着物をまといながら茶道を披露し、様々な国を旅してきました。
そのたびに、着物や帯がただの服ではなく、日本という国そのものの美しさとして、深い敬意を持って受け止められている姿を目の当たりにしてきました。

けれど日本へ帰国したとき、私は信じがたい現実を知ります。
毎年500トン以上もの着物や帯が、誰にも知られないまま静かに廃棄されているという事実――

私たちはいつの間にか「着物を着る時代」から「着物を捨てる時代」へと移ってしまっていたのです。

「この美しい文化を、ただ見送ってしまってよいのだろうか。」

そう自分に問いかけた瞬間、胸の奥に小さな灯がともりました。
最良のもの（佳）を通して、ご縁（縁）を世界と結びたい。
その想いから生まれたのが―― 「佳縁－Yoshien－」 です。

着物や帯は、ただの古い布ではありません。人々の祈り、喜び、愛情、そして人生の節目を共に歩んだ"物語そのもの"です。

「捨てられる着物に、新たな命を。」

その想いを胸に、佳縁－Yoshien－は、"静かな宝物"に再び光をあて、現代のライフスタイルに寄り添う新しいかたちへと丁寧に生まれ変わらせています。
私たちがつくりたいのは、単なる商品ではありません。
過去と未来をそっと結び、文化の記憶を優しくつなぐ美しい架け橋です。

この小さなバッグが、遠く離れた誰かの心にそっと触れ、日常をやわらかく照らす"文化の灯火"となりますように。

①役目を終えた帯の洗浄・補修コスト
使用済みの帯は一点ごとに状態が異なり、すぐに再利用できるわけではなく、メンテナンスが必要です。丁寧な洗浄や、ほつれ・擦れ部分の補修を行うことで、素材として再び息を吹き返します。

②熟練職人による丁寧な手仕事
帯の裁断から縫製、仕上げまで、すべての工程を熟練の職人が一つひとつ手作業で行っています。手作業ならではの美しい仕上がりと、素材の個性を生かす繊細な技術が、商品の価値を支えています。

③高品質なヴィーガン生地
環境に配慮した高品質なヴィーガンレザーを使用。耐久性・質感ともに優れており、長く愛用いただける仕上がりを目指しています。

内容｜帯×ヴィーガン素材　タイムレスバッグ
寸法｜28cm×18cm×7cm
重量｜約300g
生産｜日本

よくあるご質問

Q.バッグの柄は選べますか？
A.柄をお選びいただくことはできません。使用している帯はすべて一点ものであり、同じデザインは二つと存在しません。そのため、お届けするバッグは「世界に一つだけの出会い」となります。どんな柄が手元に届くのかは、箱を開けてからのお楽しみ。偶然が運んでくれる、あなただけの特別なバッグとして、到着をお待ち頂ければ幸いです。

Q.使用されている「帯」は新品ですか？
A.使用する帯は、回収したものをクリーニング・補修し、新たにバッグへと生まれ変わらせています。新品ではありませんが、一点一点丁寧に職人が仕立て直し、美しく蘇らせています。

Q.ヴィーガン素材とはどのようなものですか？
A.本商品では、動物由来の素材を一切使わない環境配慮型のヴィーガンレザーを採用しています。軽量で耐久性があり、日常使いに適しているだけでなく、動物愛護やサステナビリティの観点からも安心してご利用いただけます。

Q.サイズ感を教えてください。
A.ちょっとしたお出かけや旅行にも便利なコンパクトサイズです。財布やスマートフォン、500mlペットボトルも余裕で入るサイズ。軽快に持ち運びいただけます。詳しい寸法は仕様の項目をご確認ください。

Q.お手入れ方法は？
A.ヴィーガンレザー部分は乾いた布で軽く拭いてください。帯部分は刺繍の繊細さを守るため、強くこすらず、ホコリが付いた際は柔らかいブラシで軽く払う程度がおすすめです。