ズボンの前後をわざわざ確認しなくても一目でわかるパジャマズボンを作りました。

前開き付きズボンは一目見ただけで前後がわかる場合が多いですが、前開きがないズボンは毎回確認をして履いています。

介護の現場では、介助者のひと手間になっていることも。

この小さなひと手間を無くすことで、介助者の負担を軽減することが出来るかもしれません。

お年寄りの「失敗しちゃった～」を減らし、小さな成功体験を積み重ねることは日々の暮らしの自信に繋がることと思います。

前と後ろが一目でわかるパジャマは介助する人、介助される人だけでなく、誰に対しても優しいパジャマです。

当たり前になったこの確認作業。介護の現場では、この作業が負担になっていることが少なくありません。

手を加えたのはたった1か所。ズボン前側の一部の布を別布にして、一目で前と後ろの違いを分かるようにしました。

ウエストゴム部分の一部を別布で縫製しました。

パジャマのデザインを損なうことなく、一目でわかりやすい色と大きさになっています。

パジャマのズボンウエスト部分は上着の下に隠れるので、外見上は何も変わりません。

こだわりの詰まった日本品質。

製品を永く着用していただけるように、生地、着心地の良さ、縫製にこだわりました。

国内で織られた綿100％のダブルガーゼを使用。洗濯をしてもふんわりと柔らかい肌触りが持続します。機能性に優れた2枚仕立てのガーゼです。

ガーゼの間の空気層が保温性を高め冬はもちろん、汗をかいてもサラッとした着心地で春、秋にも着用いただけます。

縫製は国内で70年以上続く縫製メーカーが担当。

ホテルや病院などのパジャマ、部屋着、寝具を取り扱っています。

襟の仕立て、ポケット、ウエストゴム等、細部に至るまで丁寧な作りになっています。

※画像はイメージです

パジャマの生地、縫製は京都の岩本繊維株式会社が担当。自社工場で多品種少量生産を可能にし、細かなオーダー迄、柔軟な対応が可能です。

肌ざわりと質感を大切に、熟練の職人が縫製を担当。染、織り、加工まで日本国内の自社工場で行い、確かな品質をお届けいたします。

発案者：吉田公子さん

主婦の私には93歳の母がおります。おかげさまで元気に自分のことは自分で出来ておりまが、パジャマを着るときはいつもパジャマを持ち上げて前後ろを確認しています。

女性のあるある？私もしていました。周りの方に聞いてみると、皆さん同じようにパジャマのズボンの前後ろを確認しているとのこと。

些細なことですが、この小さな手間が負担になっていることに気が付くのは人の手を借りなければいけなくなったときです。

この小さな負担をなくすために、リボンを付けたり、目印を付けたりしてみましたが、はっきりと目に付かないと、目印を探すことになるので役には立ちません。そこで前側の布を切り替えることを思いつきました。

介護現場で、介護する人の手間を減らし、ズボンを履く人の、負担をなくすことができたら、お互いに気持ちの良いことだと思います。

沢山の方の小さな負担が無くなることを祈っております。