石川県金沢市に2021年7月オープンした会員制レストランCRAFEAT。石川県の海の幸と山の幸をふんだんに使い、和食をさらに洗練させた「現代和食」を楽しめる空間です。

創業205年の輪島塗老舗「田谷漆器店」がお店をプロデュースし、本格的な輪島塗を中心とした石川県の伝統工芸品でお料理を提供しています。

CRAFEATにご来店いただくお客様から「この器はどうやって装飾されているの？」「蒔絵や沈金という言葉は聞いたことがあるけど、どう違うの？」というお声をよく頂戴します。

そこで、124もの工程を経て完成される輪島塗の花形とも言われる加飾のうち「沈金（ちんきん）」の技術を熟練の職人による実演で見ていただき、制作体験後、会員制レストランで食事をお楽しみいただけるプランをご用意しました。

※会員制レストランCRAFEATにてお食事のみのプラン（会員権付き）もご用意しております。

❶ 老舗・田谷漆器店 熟練の職人による実演！

石川県輪島市で1818年より続く輪島塗製造元の田谷漆器店は、伝統的な輪島塗の技法を大切にしながらも、常に新たなことに取り組み続けてきた会社です。職人たちは常に切磋琢磨しその腕を磨き、伝統的な商品にも現代的な商品にも対応できる高い技術を持っています。

↑輪島塗工程（中塗り）イメージ

普段は輪島市内の工房にいる職人が、このプロジェクトのために金沢市内へ出張し、その技術を惜しみなくお見せします！

↑輪島塗工程（蒔絵技法）イメージ

❷職人から直に教わる沈金体験！

輪島塗は124もの工程を経てひとつの漆器が完成します。それらの工程は分業化され、それぞれに専門の職人がいます。沈金は漆器の装飾にもちいられる繊細な技術で、シンプルな漆器を華やかに仕上げます。

↑輪島塗工程（蒔絵技法）イメージ

根気の必要な工程でもある沈金は特に専門性が高く、伝統と革新の田谷漆器店の職人は高いスキルを持ちます。その職人から直に沈金の手法を教わりながらご自身で沈金の加飾を体験できます！

↑輪島塗工程（沈金技法）イメージ

❸会員制レストランで特別コース料理を堪能！

田谷漆器店が手がけ、2021年7月にオープンしたCRAFEATは一客数十万円以上の値がつく本格的な輪島塗で提供されるお料理をゆったり味わっていただくために会員制となっています。

普段は会員権をお持ちのお客様にのみご来店いただいていますが、今回のプロジェクトでは、沈金体験のリターンでどなたでもお食事をお楽しみいただけます！

また、特別に会員権をお得にお求めいただけるリターン、老舗10代目の輪島塗魅力解説付きお食事プラン(会員権)も合わせてご用意しています。

＜超早割！＞

沈金体験＋CRAFEATでのお食事

14,450円

沈金体験＋会員制レストランCRAFEAT特別コース料理の15％OFF

↑沈金：ノミで器を削りながら文様や絵柄を彫り込み、できた溝に漆を塗って金箔や金銀粉を押しこみ、装飾を施します。

↑CRAFEATコース料理イメージ（食材は季節に合わせて変わります）

田谷漆器店職人が輪島の工房から金沢へ出張し、実演と沈金体験を行います。月1回、Makuakeプロジェクト終了後全5回(平日と土日)開催します！

Makuakeプロジェクト終了後、翌月の開催日を活動レポートとSNSにて発信いたしますので電話にてご予約ください。また、遠方から来られる方には、1ヶ月後より先の予約も、できる限り個別に承りますのでお気軽にお電話ください！

＜Makuake割！①＞

CRAFEAT会員権（輪島うるし箸付き）

9,800円

CRAFEAT会員権＋輪島うるし箸30％OFF

金沢市木倉町の会員制レストランCRAFEAT会員権を、今回 Makuake限定で特別価格にてご用意いたしました。通常価格：入会金1万円、年会費1万円をお得にお求めいただけます！さらに、CRAFEAT初回利用時に受け取れる輪島うるし箸のお土産付き！

※こちらは、CRAFEAT会員権のみとなります。お料理は含まれておりません。

＜Makuake割！②＞

CRAFEAT会員権（初回利用のみドリンク１杯付き）

8,000円

CRAFEAT会員権20％OFFに初回利用ドリンク１杯サービス付き

金沢市木倉町の会員制レストランCRAFEAT会員権を、今回 Makuake限定で特別価格にてご用意いたしました。通常価格：入会金1万円、年会費1万円をお得にお求めいただけます！

※こちらは、CRAFEAT会員権のみとなります。お料理は含まれておりません。

＜Makuake特別割！①＞

CRAFEAT会員権＋田谷漆器店10代目解説付お食事

16,800円

田谷漆器店10代目が輪島塗の魅力を解説します！

CRAFEAT会員権＋会員制レストランCRAFEAT特別コース料理(10代目の解説付)の20％OFF

田谷漆器店10代目田谷昂大が、皆様により輪島塗について知っていただきたいという思いから、コース料理と共に、輪島塗の製造工程、歴史、扱い方、魅力を説明いたします。月2回（平日・土日各1回）、Makuakeプロジェクト終了後合計20回開催します！

Makuakeプロジェクト終了後、翌月の開催日を活動レポートとSNSにて発信いたしますので電話にてご予約ください。また、遠方から来られる方には、1ヶ月後より先の予約も、できる限り個別に承りますのでお気軽にお電話ください！

また、会員制レストランCRAFEAT会員権（通常価格：入会金1万円、年会費1万円）も含まれたお得なリターンです。

＜Makuake特別割！②＞

田谷漆器店謹製 輪島塗沈金「酒器 月と菊」＋CRAFEAT会員権(1名)＋お食事(2名)

307,700円

「酒器 月と菊」税込362,000円の15％OFF

今回のプロジェクトテーマ「沈金」の商品を、Makuake限定で特別価格にてご提供いたします！伝統工芸品輪島塗ならではの厚みのある漆に、丁寧に施された沈金の装飾が映える一品です。

繊細な菊の柄が月をイメージしたデザインに型取られた酒器は、お酒をよりまろやかに演出し、輪島塗の手馴染みの良さが手作りの工芸品のあたたかみを感じさせます。さらに、CRAFEAT会員権と２名様分のお食事がセットになります！

木地がベースとなる輪島塗は保温効果・保冷効果が高く熱伝導率は低いため、熱燗でも全く手に熱さを感じず、冷酒では結露しにくいため、ゆっくりとお酒の時間をお楽しみいただけます。

石川県金沢市に2021年7月にオープンしたCRAFEATは、プロデュースする田谷漆器店10代目・田谷昂大が、美術館で眺めるだけでなく実際に輪島塗を使ってもらいたいという思いから始まりました。とは言え、食空間の全てが輪島塗である必要はなく、輪島塗の生きる場所で輪島塗を用い、食べるものや飲むものによっては輪島塗よりも適した伝統工芸品が石川にはあると考え、オール石川でコースの器を構成しました。

CRAFEATは２階建のレストランで、１階部分が気軽に「食×お酒×伝統工芸品」を誰でも楽しめるカウンターオンリーの空間。１階の少し奥に隠れたように存在する階段を登れば、天然木と天然漆で仕上げられた美しいカウンターと、伝統工芸品が綺麗にディスプレイされた会員制の空間が広がります。

↑CRAFEAT1階カウンター席

↑CRAFEAT2階（会員制）

2階のお席では、日本中の数々のレストランで修行を積んだ料理長・奥村がコース料理を提供します。石川県の生まれでも育ちでもない奥村が金沢に自分の店を構えるのは、石川の食材の魅力と作り手との距離の近さがあるからだという。

格式の高いように感じる伝統工芸品をより身近に感じて、石川の食材と一緒に楽しんでほしいという田谷と奥村のコンセプトからCRAFEATが始まり、現在では石川県内のリピーターの方々のみならず、県外在住の常連さまにも広くご愛用いただいております。

田谷漆器店は、伝統的な輪島塗の技法を大切にしながらも、常に新たなことに取り組み続けてきた会社です。現在も、伝統的な輪島塗の販売と、輪島塗の技法を生かした新製品の開発の２つの路線を明確に分けて、さまざまな「ものづくり」に挑んでいます。

また、伝統工芸品の形は変えず、どのようにしたら現代のマーケットで広がっていくのかを考え、販売の方法を新しく考え直すということにも注力してきました。

そんな中で生まれたのが、輪島塗のギャラリー兼レストランを金沢市内にオープンさせるということでした。輪島塗は見るだけでは美しさしか伝わらず、その機能性は実際に使ってみないと伝わらないとずっと考えてきました。

食事と一緒に提供すればお客様は手に取り、口をつけてくれるのではないか。新しい体系のギャラリーを作るというところからCRAFEATはスタートしています。実際に食事で使っていただき、気に入った器があればその場で購入も可能です。この実際に使うという体験こそが少し伝統工芸品から遠くなってしまった現代人に、響くのではないかと考えています。

そして2023年3月からは新しく、日本全国の伝統工芸品を分割払いで購入できるサービスも始めました。しかも、分割中に器が気に入らなくなれば、１ヶ月単位で返却が可能というサービスです。LIFT｜伝統工芸品レンタル

「伝統工芸レンタルのLIFT」というサービスで、CRAFEATと同じように新たな伝統工芸の展開を模索しています。たくさんの方に使ってもらえれば、きっと伝統工芸の未来は明るい。そんな思いで、日々試行錯誤を繰り返しています。たくさんの人が輪島塗を使ってくれる世の中になれば、後継者も育ち、この素晴らしい日本の漆器文化を次世代に継承できる。そんな思いで、これからも基本に忠実に進んで参ります。

輪島塗は、加飾の豪華さや無地の塗り肌の美しさが持ち上げられがちですが、手に取る人には見えない下地工程に作業のほとんどが集中しています。これは、使い手に長く愛着を持って使ってほしいという思いから、どのようにしたら長く美しい状態を維持できるのかという先人たちの知恵と苦労から生まれました。

下地には、輪島でしか採れない門外不出の「地の粉」を蒸し焼きにしたものを漆と米糊に混ぜたものを使います。また、予め強度の弱い部分に麻布を貼って補強をしておくというこだわりで、耐久性は抜群です。

漆器ははげやすいとい思われがちですが、現在流通している漆器の大半が天然漆を用いたものではなく、化学塗料であるため、そのようなイメージが定着したのではないかと思います。輪島塗は全ての工程を職人の手作業にて、下地から上塗りまで天然漆を用いて行います。

天然漆の強度と、口当たり、手触りは実際に使って体感してもらえれば百聞は一見に如かずです。また、輪島塗の特徴としては、全ての工程を１人の職人がこなすのではなく、６〜７人の職人が流れ作業にて１つの器を作り上げます。それぞれの工程にプロが存在し、そのプロを繋ぎ上げて作られた器は質の高いものになるという古来からの輪島塗職人の思いが込められています。

輪島塗の地の粉の塗り肌は、天然漆を厚く塗るため、重厚感と安定感があります。また、加飾の施された器からは、日本人がどこかノスタルジーを感じる懐かしさと文化が詰まっています。

輪島塗はよく世界で一番高い伝統工芸品と言われます。しかし、世界で一番手をかけて作られた器だからこそ、世界で一番長持ちし、日割り計算すると世界で一番安くなると我々は考えています。もちろん、長く使うには定期的にメンテナンスに出していただく必要はありますが、下地が強固だからこそ、メンテナンス後に息を吹きかえします。

輪島の地で丹精込めて長く作られてきた輪島塗をたくさんの方に手に取っていただけましたら幸いです。

田谷 昂大（たや たかひろ） 31歳

創業205年の輪島塗メーカー田谷漆器店 10代目

大学入学をきっかけに輪島を出て、就職後も東京に住むと心に決めていたが、家業である輪島塗の魅力に気づき、2016年輪島へUターン。輪島塗の堅牢優美（丈夫で美しい）な魅力を世界中に届けたいと思い、祖父や父親の後を継いで塗師屋（輪島塗作りの総合プロデューサー）になることを決意。今後は輪島の漆器文化や漆の魅力を、日本国内だけでなく海外にも広く伝えていくことを目標としています。

CRAFEAT店舗情報

住所：石川県金沢市木倉町5-2

電話：090-4740-4177

Web：https://www.craft-eat.com/

営業：17:00-22:30

定休：火曜日

​席数：14席（1階6席／2階8席）

＊2階席は事前予約制となっております。