え？お醤油って作れるの？リビングで育てて搾るお醤油「育てる醤油」を広めたい

搾りたての醤油は美味しいです。リビングで醤油を育ててみませんか？

醤油は日本人の食事には欠かせないものです。そんな醤油を自宅で簡単に作って”食”を楽しんでほしい。そんな思いでこの企画を実施することにいたしました。

自分が育てたものを食べる楽しみ、喜びを感じてほしい。

既に今しぼりは『育てる醤油』を2017年4月から販売しています。

今回は非売品の二年熟成のもろみ１０ｋｇから３リットルほどしか搾らない、一番搾りの生醤油とオススメの食べ方などを記載している「お醤油の話」をMakuake限定でお渡しさせていただきます。

皆様からの暖かいご支援をお待ちしております。

「育てる醤油」は、誰もが簡単に、それもあなたのリビングで、本格的な醤油を作ることが出来ます。

今回はそれを搾るためにしぼり器もお付けしています。

ご購入後、説明書に添って、初めの一週間は毎日、後はひと月に2~3回かき混ぜるだけで、ひと夏を越し、秋が深まるころには、色もどんどん深まって醤油の香りを醸し出してきます。（左から、順次時間が経過して醤油に育っています。）

麹は時間が経つとともに変化し、育ってきます。

育てた醤油を食べる直前に『卓上しぼり器』で搾ります。

育てた醤油を『ビン型しぼり器』で全部しぼることができます。
しぼった後のもろみもとてもおいしく食べていただけます！

あなたのそばで、静かに熟成を深めています。

「育てる醤油」が提供する「醤油麹」は、日本の各地方で受け継がれてきた昔ながらの醤油づくり（古式醸造法）と同じ方法で造られています。茹でた国産大豆と炒った国産小麦に麹菌をまぶして、温度と湿度を７２時間管理して、麹菌をびっしりと繁殖させて造りだした「生きのいい醤油麹」を袋に詰めてお届けします。塩水に仕込まれた後は、麹菌や麹菌の生み出す乳酸菌や酵母が長い年月をかけて発酵・熟成を繰り返し、何物にも代えがたい天然の香りと、旨味と、こくを作り上げるのです。

食べるために必要でない「保存料」や「着色料」など、何も足さない「安心感」。今しぼりの「ミニ醤油蔵」ともいえる「育てる醤油」が、あなたの食卓に置かれるのです。

特製の卓上しぼり器を使い、自分で仕込んだ醤油を、自分自身で搾りだし、世界一新鮮な一番搾りの醤油を味わう。日々熟成・発酵を深める「育てる醤油」の、味の変化をお楽しみください。

搾った後に残る「もろみ」も、まるごと食す！

「育てる醤油」や「今しぼり醤油」（しぼる直前のもろみ）は、ご自分で新鮮な醤油をしぼった後、しぼり器に残るすべてを食べ尽くします。大豆の繊維質や小麦の殻や実、さらに、生きて発酵を続ける乳酸菌や酵母菌、それらが長い年月をかけて生み出した様々な酵素や栄養素もすべて、とても美味しく食べ尽くすことが出来るのです。

・「食べる醤油　オリーブ＆ガーリック」

今しぼりで古式醸造法により国産材料でつくられたもろみに、綾部産ニンニクと圧搾により搾られたエキストラバージンオリーブオイルを加え、火入れや殺菌をせず、乳酸菌や酵母が生きたまま作られています。
　オリーブ＆ガーリックは、ハードなフランスパンに、そのままのせてもとても美味しくいただけます。

・「食べる醤油　山椒＆なたね油」

今しぼりで古式醸造法により国産材料でつくられたもろみに、綾部産青山椒と圧搾により搾られたなたね油を加え、火入れや殺菌をせず、乳酸菌や酵母が生きたまま作られています。カルパッチョや和え物にぴったりです。

・「食べる醤油　鷹のつめ＆ごま油」

今しぼりで古式醸造法により国産材料でつくられたもろみに、綾部産鷹のつめと圧搾により搾られた国産ごま油を加え、火入れや殺菌をせず、乳酸菌や酵母が生きたまま作られています。パスタや炒め物にぴったりです。

(それぞれ内容量は１００ｇ)

自然の自重と、ほんのわずかな荷重でしぼるため、二年熟成のもろみ１０ｋｇから３リットルほどしか搾らない、一番搾りの生醤油です。
　通常は製品として販売しておりません。１２０ｍｌ入り。　

今回のプロジェクトでもある「育てる醤油フルセット」に添える小冊子（２０１９年４月発行予定）を作成時、その元版となる、オリジナル小冊子「お醤油の話」（マクアケ限定クラウドファンディング版）を、リターン用に発行します。

「お醤油の話」には、今しぼりの誕生秘話 メンバー紹介 醤油づくりのこぼれ話 食べる醤油を使ったおすすめ料理などが書かれる予定です。

今しぼりは、京都府綾部市の志賀郷という里山に移住してきた9家族が、子育てしながら、地域に根を張って暮らすための新しい仕事を、移住者らしい価値観で築き上げ立ち上げた私たちの会社です。

自然に向かい合う暮しは、家族ぐるみの暮らしです。季節ごとの農作業は、家族みんなでの大仕事です。そして、それは家族の中だけにとどまらず、家族と地域がまるごとでつながる暮らしなのです。これまで都会で暮らしてきた私たちにとって、すべてが新鮮な暮らし方でした

大きな自然に包まれた世界は、小さな人間に、「互いに助け合い、互いに分け合う暮らし方の知恵」を育ててくれます。元来人間が生きるために必要な、肉や魚や野菜なども、食べる以上には必要のないものです。残ったものは腐ってしまうばかりで、頑張って保存食にしても、たかが知れているのです。頑張って働いて手に入れた食料は、食べてもらってこその値打ちがあるのです。昔から、人間は、分け合って、支えあって暮らしてきたのだと、自然は教えてくれます。価値を貨幣が媒介するようになり、自分の収穫をすべて自分のものとして蓄えることができるようになり、豊かに、便利になった反面、失ったものはたくさんあるように思います。

出来るけれども「しないことを選択する」勇気を！

ほとんどすべての価値を貨幣で代替できる社会は、大きな格差を作り上げ、貨幣のために、安全を犠牲にした食品が生まれたり、貨幣のために、差別的な雇用形態を生みました。「出来るけれども、してはならないことはしない」という決意も大切ではないでしょうか？私たちの暮らしには、都市部での暮らしの「快適さ」は無くても、その陰で都市部の生活で失ってしまった「生活の優しさや健全さ」があります。今しぼりは、「育てる醤油」「食べる醤油」を媒介に、「私たちの暮らし方のスタイル」を商品としたいと考えたのです。

素敵な仲間たち

志賀郷地区で、出会った仲間たちは、はじめて出会ったにもかかわらず、旧知の友のように、それも家族ぐるみでの仲間となりました。それは、村の人たちを含めて、「自然」の中で生きる「暮らし方」が人間にとっても「自然」な生き方だからなのでしょう。

子どもたちの学費貯金を

会社の設立の動機は、Ｉターンの仲間たちの「子どもたちの学費を貯金したい」ということです。地域で安心して暮らすためには、自然は豊かでも、雇用はそれほど多くはありません。自分たちらしい仕事で、現金収入を確保したいという思いが、「今しぼり」の設立につながりました。代表以外の８家族には、総勢２１人の子どもたちがいます。毎月一人当たり３万円の貯金を給料として払える会社にするために、全員が力を合わせて頑張っています。