＜すべてはお客様に最高値の料理とおもてなしを提供するために！昼夜各1組限定のプライベートダイニング＞

私は、イタリア・トスカーナの名店『Il Tufo Allegro』で伝統料理を学び、その後、在ケニア日本大使公邸料理人として、ゲストやその時どきのシチュエーションにあわせて毎回異なる料理を提供するという料理人人生を送ってきました。

その経験を生かし、昼夜ともに1組（2-4名）限定の完全プライベートダイニングとしてオープンしたのが「Kobayashi」です。

これまで住所などは非公開、メディアからの取材もほとんど受けず、隠れ家的な営業をしてきました。

このようなスタイルは、レストランや料理人の価値を最大限に高めたい、それは同時にお客様の満足感を高めることにも繋がるはずだという、実験的な試みでもありました。

そして、うれしいお言葉もたくさんいただけるようになり、少しだけやり方が見えてきた今、当店をまだ知らないお客様で、この想いに共感してくださる人たちと出会いたいーーそんな想いから、この度Makuakeでプロジェクトを公開することにしました。

「Kobayashi」ならではの特典付き限定会員を募集するとともに、Makuake限定のトライアルコース（数量限定）も提供します。

＜「Kobayashi」が目指すのはただ１つ！幸せな時間と空間の提供です＞

食事をする上で、美味しさは第一ですが、その時の体調や雰囲気によって感じ方は大きく変わります。

ですので、「Kobayashi」ではメニューは決まっていません。

一瞬一瞬の判断で、最高と思う料理やサービスを提供することが信条です。

その瞬間で最高と思っていただける料理やサービスの提供のために、大切にしていることは２つあります。

1つ目は、食べてもらう方への愛です。

予約していただいたときから、できるだけたくさんの情報を得られるように努め、あれこれ考えます。

その方のためを思い、何がもっとも喜んでいただけるのかを考えることから、食事は始まっています。

2つ目は、プロの料理人として感じ取る嗅覚と反射神経です。

そのためには、様々な国の食文化や伝統料理、基礎から最先端の技法の習得など、数多くの経験が必要です。

様々なバリエーションの料理とサービスを喜んでもらい、あっという間に時間が過ぎ、非現実のような世界を創ることを常に心がけています。

お客様を昼夜1組限定にさせていただいているのは、そういった理想のレストランの実現のためです。

現在は、“究極のレストランの実現”を目指している過程にありますが、それを一緒に楽しんでいただけるお客様と1人でも多く出会うことを願っております。

＜初の会員募集！今回限りのリターンとは？＞

料理やサービスの独自性は、このページの後半でも紹介しますので、まずは今回のリターンに関してご紹介します。

１）特典付き限定会員

今回は初の会員募集として、以下の特典を楽しめるリターンをご用意しました。

1. ６ヶ月先までの予約受付可能（通常、1ヶ月先までの受付）

2. ご来店いただいた際に、お連れのお客様分を含めて、フランチャコルタ（コルテフジア、ドザッジョゼロ）のグラス1杯（3,000円相当）をプレゼントします

イタリアの奇跡と賞され、シャンパーニュと並ぶ上質なスパークリングワイン「フランチャコルタ」の中でも、希少な最上位クラスの極辛口「コルテフジア ドザッジョゼロ 2013」をご用意しています。

3. ご来店時に、お土産として会員1名様につき3,000円相当のオリジナル商品（お菓子やソース、直輸入食材など）をプレゼントします

4. ワインの持ち込み料無料

5. あなただけの専用ワインセラースペース（最長3か月2本まで）をご用意

これらの特典が付いた限定会員権は、会員権のみ、フルコース（2名様、3名様分）、限定ペアリング付きフルコース（2名様、3名様分）とセットになったリターンとしてご用意しています。

コースとのセットですと、会員権が実質お得に入手できます。

写真左のボトルが「フランチャコルタ コルテフジア」。その他、イタリア・トスカーを中心に厳選したワインを取り揃えています。

２）Makuake限定トライアルコース

さらに、会員になる前に1度試してみたいという方に、今回限りのMakuake限定トライアルコースも提供します。

【makuake限定】ハーフコース

通常18皿～のフルコースに対して、今回限りでご用意する8皿～のハーフコース。
「一度試してみたいけれども、それほど時間が取れなくて…」という方にはうってつけの数量限定のトライアルコースです。

【makuake限定】テイスティングコース

約13皿～。品数を少なめにさせていただくことで、お得に試せるトライアルコースです。

＊皿数を減らして質を重視したい、時間に制限があるなど、お客様の要望にもお応えします。予約時にご相談ください。
＊コースの内容は仕入れ状況などによって、多少変更されます

＊こちらの限定2コースには、会員権は付きませんので、ご注意ください。

＜独創性のある料理の一例を紹介＞

季節や月ごとにメニューを変えるのは当たり前、それ以前に、お客様が食べている途中の様子で提供する料理を変えることも多いのが、「Kobayashi」の特徴。

ですので、決められたメニューはありませんし、メニュー名も付けていません。

現在提供されている料理の一部から、自分が訪問するときには、どんな料理やサービスが待っているのか？ 想像を膨らませていただければと思います。

テーマである“幸せな時間と空間”を表現したアミューズ

フランクミュラーのお皿を半分に切って鏡に設置。

ラディッシュとトスカーナ産のカラスミ、かぼちゃとシチリア産のアンチョビ、ビーツと羊のブルーチーズからできた一口サイズのアミューズが並びます。

自分の顔を見ながら料理を食べることで、自然と笑顔になり、より美味しく感じられる設計。

また、こうすることで半分の量で1皿分の満足感を得られるという現代の食生活へのメッセージを込めています。

この料理、浮かんでる？

ちょっとしたアイデア、視点が変わることで、目の前にある料理に対する感覚が変わることを表現しています。

ちょっとでも喜ばせたい！ちょっとでも「Kobayashi」に来てよかったと思ってもらいたい。

その一心で自作した仕掛けです。

そして、料理の狙いはもう1つあって、チーズ、卵、唐辛子が使われた料理で、一口でパクっと食べた時に、香り→甘味→辛みと味の感じ方で、脳伝達のスピードの違いを楽しめる仕組みにしてあります。

人にはそんな素晴らしい感覚があるということを感じて、記憶に残してもらえるように考えた一皿です。

液体窒素を使いながら、視覚だけでなく嗅覚を刺激

液体窒素を使った仕掛けを使う料理は、今ではいくつかのレストランで体験できるようになりましたが、これはドラマチックなスモークの演出に加えて、嗅覚を刺激する料理です。

再構築したホタテとサフランのリゾットなのですが、白樺の樹液でとったホタテの出汁と、軽い食感のお米とチーズに加えて、液体窒素を使ったスモークからお米の香りを嗅ぐことで、ひと噛みひと噛み違うリゾットが、口の中で感じられます。

そして、途中でサフランのカプセルを出汁に入れることでさらなる変化が楽しめます。

料理をアートとして捉えながらも、美味しさを第一に追い求めています

ビーチを表現した一皿ですが、この砂は、魚粉と大豆でつくられていて、食べることもできます。

けれども、本当の目的は保温です。

56℃前後に熱せられていて、オマールエビが一番おいしい温度帯で食べられるような役目を果たしています。

テーブルの上で焼き上げる、トリュフを練りこんだパン

来店時間から逆算してテーブルで生地から焼き上げます。

その目的は、「香りを食べてもらいたいから」です。

焼きたてのパンを出すお店は多いと思いますが、生地の状態から見てもらうことによって、少しでも愛着がわき、美味しく感じてもらえると考えています。

それに、出来たてのあっさりとした手づくりバターと一緒に「あちっ、あちっ」と食べてもらえば、笑顔がこぼれるはずです。

＜すべてを目の前の1組のお客様のために――プライベートダイニングの醍醐味＞

当店は、昼夜1組（2～4名様）のみをお受けしている完全にプライベートなレストランです。

デートや接待会食、グルメな方々の食事会、家族での記念日など様々なシーンにお使いいただいていますが、やはり“特別な日”と付け加えられることが多いと思います。

シェフを専属料理人のように独占できる醍醐味を楽しんでいただければと思います。

コースに関しましても、フルコースでは通常3時間以上の時間をかけて、ゆっくりと提供しています。

ヨーロッパなどで、特別な日の食事には、そのくらい優雅に楽しむことがよくあります。

そんな贅沢な時間の使い方の楽しさを提案したいと思っています。

しかし、「Kobayashi」の強みは、“全てをその1組のために”ですので、滞在時間や皿数、内容などは臨機応変に対応させていただいております。

そういったお客様にとっての自由度の高さが、プライベートダイニングの楽しさでもあると思います。

＜美味しさ第一、最高級の食材しか使いません＞

「Kobayashi」の料理は、いつも“美味しさ＋α”です。

それは使われる食材にも表れていると思います。

自分が納得する食材しか使わないことに決めていますので、日本やアジアはもちろん、ヨーロッパ、アフリカ、中南米と全世界の食材を対象にしています。

もし良いものを見つけても日本で流通していなければ、自ら輸入してでも入手することさえあります。

一例として、下記のような食材を使用しています。

・フォアグラ……ランド（フランス）から採りたての鴨のフォアグラ

・オマール海老……ブルターニュ（フランス）から活きたままのブルーオマール海老

・キャビア……バルト海の非加熱（フレッシュ）のキャビアオシェトラ

・牛肉……トスカーナ（イタリア）のキアーナ牛

・トリュフ……イタリア、フランス、オーストラリアなど、その季節の最上位クラスのフレッシュトリュフのみをふんだんに使用

・バルサミコ酢……モデナ（イタリア）の100年物

・野菜、フルーツ……ほとんどをイタリア北部から輸入（一部アフリカ産も）

・ボッタルガ（からすみ）……オルベテッロ湾（イタリア）の地元漁師が獲って加工したからすみ。希少な保護食材であるため、このボッタルガを食べにわざわざ訪ねてくる世界中の愛好家がいる銘品ですが、漁師と直接交渉し自ら輸入しています。

・水……料理によってイタリアの雪解け水などを使い分けています

・こしょう……カンボジアの赤こしょうなど

・ハーブ……自分で育て、摘みたてを使用しています

・チーズ……フレッシュタイプのものは、自らつくります。お客様の目の前でつくることもあります

・器、カトラリー、グラス……プロイセン王国時代（130年前）のものから現代作家のものまで細部にこだわっています。

＜最後に：このプロジェクトへの想い＞

「Kobayashi」は、これからのレストラン、これからの料理人のあり方の一つとしてチャレンジし続けたいと思います

私が公邸料理人だったときに経験したことですが、外交に関する重要な話が、食事の席でよくされていました。

もちろん料理だけで左右されるというようなおごった考えは料理人として禁物ですが、けれども一つの大きな要因になることもありました。

私たち料理人は、一つの料理やコースをいくらで楽しんでもらうか、つまり一つの商品を売っていると考えがちなのですが、そのときに実感したのは、料理にはもっと大きな価値を持つ可能性があるのではないか？ということです。

例えば、２億円の商談が決まる会食で、その食事の美味しさや楽しさが１割でも貢献していたとするなら、その料理は単に２万円の商品ということではなく、それ以上の価値を持つことになります。

そんな貴重な経験が、現在のプライベートダイニングというスタイルにつながっているのかもしれません。

もともと私は、イタリアの『Il Tufo Allegro』というトスカーナ郊外の郷土料理の名店で修行を積みました。

そして、在ケニア日本大使公邸料理人としての職を得、在任中した3年間、質の高いイタリア料理や日本料理を求められつつ、毎回、その日のゲストに合わせて違う料理を提供してきました。

前日に何を召し上がっていたのか、どういう目的の会食なのかをしっかり大使と打ち合わせ、それにあわせて派手にドーンと出したり、実演することで、料理を主役にすることもあれば、少量ですべて一口サイズにすることにより、会話の脇役に徹することもありました。

また、現地でどう食材を仕入れるかなどの環境に慣れてくると、「未来のケニア料理」というテーマで、現地の食文化の伝統をリスペクトしつつ現代的な表現に落とし込んだシリーズを提供し、現地のVIPたちから好評を得ました。

とはいえ、今では、これくらいのキャリアを誇る日本人シェフはごまんといます。

実際、私は有名シェフでも人気シェフでもありません。

そんな料理人が、料理やサービスの内容で、どこまで理想を貫けるか？

1組のお客様にすべてを注ぎ込んだら、どこまで満足してもらえるのか？

このスタイルだからこそ、今までになかった新しいことへもチャレンジしていけると思います。

正直に話すのが良いかはわかりませんが、「Kobayashi」は、プライベートダイニングという形態や価格帯を含め、万人のためのレストランではありません（次のフェーズの課題として、そこに向き合う予定ではあります）。

なので、日本の飲食業界においては、こんなやり方もできるのかというヒントになれば、そして、お客様にとって、多様な食体験を楽しむことに繋がっていただければという気持ちで、現在は取り組んでいます。

そんな気持ちに少しでも賛同していただける方と、新たな出会いがあることを、心より期待しております！

【店舗概要】

『KOBAYASHI』
所在地：大阪府大阪市中央区東心斎橋１丁目14-21
営業時間：ランチ 11:30〜L.O. 13:00、ディナー 18:00〜L.O.21:00（完全予約制）
電話番号：06-6120-5152