プロジェクト概要

突然ですが、皆さんはご家庭で山菜を味わったことはありますか？

聞いたことはあっても、実際に食べるとなると、よく分からない！という方が多いのではないでしょうか。

春は雪解けとともにふきのとうやタラの芽、ウドブキにカンゾウなど、多種多様な山菜が採れます。

中でもコゴメはあく・えぐみがなく、下ごしらえの必要もないため、日常的に食べる野菜感覚で調理可能！小滝産はほのかな粘り気があり、それは確かな品質の証拠にもなっています。

生のまま天ぷらにして香り高くいただいたり、お浸しや胡麻和えでしっとりお召し上がったり。みそ汁やサラダにも合うかも？

また、小滝にはもう一つの「みどり」があります。

これは国石でもある翡翠（ヒスイ）です。

透明度の高い翠色でよく知られていますが、糸魚川産のヒスイには様々な表情があります。白や青、紫に黒など様々な色が織りなす複雑な柄は、マーブルを思わせます。

そんなヒスイ有数の産地である小滝ですが、実は1万以上の番地が存在する広大な地なんです！

見渡す限り「みどり」の小滝地区。そのスケール感は想像以上。

小滝の魅力は「みどり」だけではありません！

地区内にある明星山の岩壁は見る者を圧倒します。ボルダリング（ロッククライミング）をされている方も訪れる人気スポットです。

この岩肌に生える木が「明星真柏」と呼ばれる盆栽になります。その幹の豪快かつしなやかな曲線美は息を飲むほどです。

今回は「小滝の魅力をもっと広めたい！」と考え、このプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクト詳細

小滝地区は、新潟県糸魚川市の山間部にあります。具体的には、糸魚川駅と長野県白馬村駅の中間に位置し、その主産業は森林保育事業や弁当事業だけでなく、なめこ栽培、山菜の採取・販売も行っております。

小滝生産森林組合は９６名所属。山間部におよそ2,200ヘクタールの敷地を保有し、この広さは国内有数のものとなっています。4月下旬から、小滝地区では多種多様な山菜が採集されます。また、糸魚川市ではヒスイが有名ですが、小滝はその主要な産地のひとつとして有名です。

しかし、高齢化が進んだ小滝地区では、特にオンライン上で広報しきれていないのが現状です……。

そこで今回、「地域おこし協力隊」として小滝地区に派遣された三熊(みくま)が、本プロジェクトのリーダーとしてクラウドファンディングを企画いたしました。

地域住民一丸となり「連携プレイでオール小滝！」をスローガンに活動しております。皆様のあたたかいご声援をお待ちしております！

リターンについて

【小滝で採れたて！旬の山菜たち】

今回は生山菜の中でも下処理が楽なコゴミとアザミだけでなく、加工して食べやすく使いやすいちゃんまいろ味噌（写真）などをご用意しました。春の風物詩をどうぞ味わってください！

【掘り出し物も？ヒスイのカケラガチャ】

宝石の何が高いか？それは品質とサイズだけでなく、加工代にもあります。長時間かけて研磨された石の輝きは、数多の人々を魅了してきました・・・が、今回は未加工品をお届けすることによって、通常よりも格段にお求めやすい提供が可能になっています！

雄々しい断面を眺めるのも良し、自らの手でゆっくり研磨していくのも良し。あなただけのヒスイのカケラはいかがですか？

【浪太郎コース】

「やっぱり水場があって、きれいな建物でゆっくりキャンプしたい！」

小滝地区のキャンプ場である『ヒーリングガーデンたかなみ』様にご協力いただきました。キャンプ泊だけでなく、当施設のアクティビティを体験していただけるコースをご用意！

ご家族で、キャンプ好きなあなたにオススメ！

【イワナ釣り体験コース】

『ヒーリングガーデンたかなみ』が運営するフィッシングパークにて、釣り竿１本と魚４匹分をご利用いただけます！

炭火で焼きたての味に舌鼓してください！

【ツリーハウス会員券】

従来のキャンプ場よりもワイルドな、野営やブッシュクラフトに興味のあるあなたに！

現在、小滝生産森林組合ではツリーハウス事業（仮称）というものを進めています。今年度はその先駆けとして、平均２ｍもの積雪量に耐えうるツリーハウスを地上４ｍ高に（！？）実験的に建造します。

そこで今回、本格展開する前に！実際に体験滞在していただけるお試し券をリターンに設定しました。テント泊はもちろんのこと、幅広い用途でご利用可能です。皆様の斬新な利用方法をお待ちしております！

利用シーン / 利用方法・操作方法

【ヒーリングガーデンたかなみ/高浪の池】

４〜１０月の間、キャンプや各種アクティビティの利用だけでなく、フィッシングパークにてイワナ釣りを体験していただけます。

【ツリーハウス】

４月下旬～１１月の期間中、当組合の保有するブナ林内のツリーハウスを中心とした２０ｍ角の区画をご案内予定です。

今後は自由度の高いプライベートキャンプ場として展開予定です。

仕様

【ヒーリングガーデンたかなみ/高浪の池】

標高540mの秘境にあるユネスコ世界ジオパークに認定の地。

園地内にある深さ１３ｍの高浪の池では巨大魚の目撃が相次ぎ、地元では「浪太郎」「翠（みどり）」の愛称で親しまれています。

池で釣りをしたりボートに乗ったり、池の周りをお散歩したり、また施設内にはレストハウス（お食事）、キャンプ場、グラウンドゴルフ場、遊歩道なども完備され、楽しみ方も様々です。近くにはフィッシングパークもあり、レジャー施設が充実しております。

【ツリーハウス】

当組合が保有する敷地にあるブナ林のうち２０〜３０m角の区画内で、地上高４mの位置にツリーハウスを建造します。区画内は柴刈り整備が施してあり、屋外活動がしやすい環境になっています。

区画までは小滝地区の夏中集落から、車で１５分程度の作業道を通ります。作業道の案内や送迎等は当組合員が行います。

スケジュール

【山菜】

４月：雪解け、ちゃんまいろ（ふきのとう）採取開始

５月：山菜シーズン到来、毎週山に登る

６月：シーズン、山菜加工作業の完了

【ヒーリングガーデンたかなみ/高浪の池】

５月：オープン

７月：予約受付開始（応援購入者）

９月：応援購入者のご利用開始

１０月末：クローズ

【ツリーハウス】

４月：土台完成

５月：区画内柴刈り整備

６月：外装（屋根、壁）完成、予約受付開始（回数券、会員券をお持ちの方限定）

８月：内装完成

資金の使い道

今回のプロジェクトで集められた資金は、来年度の小滝生産森林組合のツリーハウス事業拡大に向けた資金として割り当てられます。

そもそも、ツリーハウス事業とは何なのか？きっかけは「子供のころ夢だった秘密基地が欲しい」という声でした。

小滝生産森林組合には２２００ヘクタールもの山の敷地があり、一部はナメコの原木栽培などを行っています。「まだまだ沢山の土地があるから、何かおもしろいことができないかなあ」と考えていたところ、過去にアウトドア愛好家の一部で、山の土地を購入する方が増えているとの記事があった事を思い出しました。

今はどうなんだろう？と考え調べてみると、何よりも毎年生える草木の柴刈り等の整備に手を焼き、やむなく手放すケースが多いのが現状でした・・・。

「ならば手ごろなサイズ感で、柴刈り整備済みの土地をレンタルしてもらえばどうか？」という三熊のアイデアに加え、そこに建築の道４０年である組合長の「最終的にはツリーハウス村にしたい」という声があり、この事業は始まりました。

私たちは「誰にも邪魔されない、あなただけの秘密基地」をテーマに、今後山の土地レンタル業として展開予定です。

皆様のご声援をお待ちしております。

実行者紹介

三熊愛：本プロジェクトの運営リーダー。北海道出身。京都芸術大学で芸術と伝統芸能を学んだ後、新卒で地域おこし協力隊になる。就任してから半年が経つが、既に自身のこだわりと主張が爆発しており、各方面に適宜お土産を送る日々を送っている。「面白い」と思ったら寝る間も惜しんで追求する。

中村覚：当組合の組合長で、本プロジェクトの棟梁でもある。建築の道を志して約４０年が経つ。現在も毎週山に登る６７歳。従兄弟の中村久和と２０代のころ「我ら二人だけは小滝を見捨てないぞ」と酒を呑み交わし、現在も小滝生産森林組合の組合長理事を勤めている。綺麗好きで、事務所内の物が知らぬ間に片付けられていたりする。