桑とは、中国や日本などの亜熱帯地域を原産とする、クワ属の植物の総称です。落葉性の木で、ハート型でギザギザのある深い緑色の葉っぱをたくさん付けています。

桑は大きく分けるとログワ系統、カラヤマグワ系統、ヤマグワ系統の3種類に分類できますが、鹿児島県の離島ならびに沖縄県には、これら3系統とは異なる「シマグワ（しま桑）」という桑が分布しております。

おきのえらぶ島では、古くから自生している桑の葉を摘み、桑茶として各家庭で飲む慣習があったなど、島民に親しみのある植物です。その天然のしま桑の葉を贅沢にまるごと粉末にしたのが、「桑恵良」です。近年、島では桑の粉末をお菓子やそばに混ぜ、島の特産品づくりに愛用されている食材です。桑の恵みで良くなるという想いを込めて、「桑恵良」と商品名を付けました。

それでは、他の地域の桑との違いはなんでしょうか？

おきのえらぶ島は鹿児島県でありながら、沖縄のすぐそばに位置し、年間の平均気温が22度と温暖な亜熱帯性気候の島です。農業が主産業の島は観光開発されていないため手付かずの自然と伝統文化が色濃く残っています。南の島の強い日差しにより、植物は酸化から身を守るため、抗酸化成分が豊富になります。そして台風による潮風はミネラル豊かな土壌をつくり、島の植物は過酷な気象条件にも負けない強さを宿していきます。

海岸の崖に、波による侵食で形成された潮吹き洞窟は、台風シーズンに６０〜７０ｍも潮を吹上ることもあり、本来であれば作物を枯らして悩ませる外海からの塩害ですが、桑葉にはむしろ天然のミネラルを蓄える恵の潮になります。また、サンゴ礁が隆起してできた島の土壌には、サンゴのカルシウムやミネラルが豊富にとけ込んでおり、他の地域の桑との違いを生み出しています。

そんな自然環境で育まれた桑恵良は、どんな栄養素が含まれるのでしょうか？

桑恵良の粉末１００ｇを各栄養素の含有量が多い食べ物と成分比較したのが下記の図になります。タンパク質は肉類から摂取出来ますが、同時に多くの脂肪分が含まれています。豆腐と比較しても約５倍のタンパク質が多く含まれている植物由来の食材は大変貴重です。また、現代人に不足しがちな食物繊維、カルシウム、鉄分、βカロテン、ビタミンB1、B2を多く含んでおり、豊富な栄養素が含まれている天然のマルチビタミン食材です。毎日のご飯や料理、飲料、お菓子づくりに「桑恵良」をさっと加えるだけで、天然の豊富な栄養素をプラス出来ます。

「桑恵良」は保存料・着色料など一切使用せず、無添加の１００％天然“しま桑の葉”を 贅沢にまるごと粉末にしました。

そんな桑恵良の原料となる桑を作っている生産農家さんはどんな方でしょうか？

2008年の学術調査研究（玉川大学・京都工芸繊維大学・昭和薬科大学合同）によって、しま桑の優れた成分についての報告を受け、桑の本格的な栽培・普及に取組んだのが、当時、和泊町副町長だった脇田清一郎さんで、しま桑栽培の先駆者です。

「しま桑には、島外の桑にはない素晴らしい成分があると有識者から聞き、沖永良部島を健康長寿の島にしたい、それこそが私のしま桑栽培の原点であり、今も変わらぬ信条です。」と、脇田さんは語ってくれました。

脇田さんは、多くの苦労を重ねながら、しま桑の栽培方法に関する独自の研究を進め、畑の水やりに海水を薄めた物を使うなど、島の伝統と新たな発想をうまく融合させた農法を実践し、絶え間ない努力を続けてこられました。現在、８０才を超えてもなお、ご夫婦でしま桑の栽培を通じて健康長寿の島づくりに貢献されております。

沖永良部健康食品開発研究会 代表 脇田清一郎さんと妻のスエさん

そんな、しま桑の生産農家さんにも大きな課題が！？

『島の素晴らしい食材を後世に残し、高齢者が生涯現役でイキイキと働く島に！』そんな想いを実現するために「桑恵良」は誕生しました。

私が住む和泊町で桑農家で生計を立てられているのは、脇田さんご夫婦だけとなっております。脇田さんご夫婦は、まだまだ元気ですが、この後に続く桑農家さんがいなければ、桑を生産し続けられなくなります。しま桑の愛用者は全国にいて、感謝の手紙も多く寄せられています。先日、愛用者の方とお話をする機会がございましたが、ご自身の体調も良くなり、桑の生産農家さんに感謝の意を表明されて、親戚や友人にも勧めていると熱く語られておりました。しかし、このまま何もしなければ、桑栽培が途絶えてしまう可能性がございます。

また、島の農業はじゃがいもやサトウキビの農家さんが多いですが、年齢を重ねると体力的に厳しく今年までかなと言う声も聞きます。その点、桑の栽培は、他の作物に比べて重労働ではなく、高齢者に向いてます。しかも、１年中収穫出来て、大規模な機械や農薬を必要としないので参入しやすく、島の自然環境が作り出してくれる夢のような植物です。そんな、桑恵良を全国の皆さまにご愛用してもらえれば、高齢者が年金＋αの収入を確保し、生涯現役で生き生きと働くことで、島全体が元気になります。

そして、全国の多くの方にご愛用いただくことで、島の方々にも、足元にある島の食材の価値を再発見するきっかけになれば本望です。それが島の祖先から受け継げられてきた食文化の継承にも繋がると確信しており、今回のクラウドファンディングに挑戦させていただいた動機です。

桑恵良は粉末で口当たりもまろやかで抹茶の風味に近く、ほんのり甘い味わいです。熱を加えても苦味が出ないので、ご飯や料理、飲料、お菓子づくりなど手軽にさっと入れることが出来ます。そして、粉末は料理にも混ざりやすく鮮やかな緑色に彩り、工夫次第でいろいろな活用方法がございます。

白米を炊くときと同じ分量の水を入れ、１合につき、桑恵良をティースプーン１杯（２〜３ｇ程度）を目安にお好みで調整して下さい。ムラなく炊き上げるため、よくかき混ぜた後は、いつも通りに炊き上げるだけです。

炊き上がった桑ご飯は、ほんのり香る桑葉をお楽しみいただけます。

ペスト・ジェノベーゼ・パスタやグリーンカレー、サラダのドレッシングにも「桑恵良」のトロミがうまくマッチし相性抜群です。また、体調が優れない時や食事制限の際に食するお粥に桑恵良を入れるだけで、不足しがちな栄養素を簡単にプラスすることが出来ますのでオススメです。

牛乳や豆乳に「桑恵良」を入れたり、水とヨーグルト、はちみつに加えてハニーラッシーにしてもGoodです。お湯にティースプーン１杯の「桑恵良」を加えて混ぜ、トロミのあるお茶として、お水に入れて混ぜ、氷を入れれば、爽やかな味わいになります。ケーキの生地やクッキーなど、甘味の気になるお菓子に混ぜれば、小さなお子様でも美味しく食べられます。

牛乳に「桑恵良」を入れて飲みます。

桑の生命力を保つため、新鮮なうちに丁寧に人の手で摘み取ります。機械での収穫は古葉や木茎が混ざったり、葉が傷ついてしまうことも起こる可能性があるため、人の手と目でのチェックが重要となります。「大切に育てた桑葉だから、いい状態で届けたい」そんな思いを込めて、ひと芽ひと芽気持ちを込めて収穫しています。

収穫した桑の葉をひとつひとつ丁寧に水洗いして垢や土を落とします。洗浄した桑の葉をしっかりと乾燥していきます。

桑農家さんの熟練の技で幾度も挽いてはふるいにかけて、あたり一帯にやさしい香りを立たせながらきめ細やかな粉末状になります。

しま桑の葉をまるごと粉末にすることにこだわっています。粉末にすることで汎用性が高まるだけでなく、豊かな自然の中で育ったしま桑の葉本来の美味しさ、栄養素を余すことなく摂取することが可能となりました。農家さんが丹精込めて作ったしま桑の葉粉末を現代に合ったかたちで提供する。それが私たちの使命です。毎日の食生活に「桑恵良」を取入れることで、手軽に美味しく天然の栄養素を補給できる理想的な自然粉末食品です。しま桑の葉粉末専門ブランド「桑恵良」で健やかな食生活の提案をします！

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Q 妊娠中や授乳期でも桑恵良を食べても大丈夫ですか？

A カフェインが含まれていませんので食べることはできますが、ご自身の体調に合わせて食べることをおすすめします。体質に合わない場合はご使用をお控え下さい。

Q 桑恵良を食べる時に気を付けることはありますか？

A 糖尿病で血糖値を下げる薬を飲んでいる方は医師にご相談下さい。また、通院中の方や薬を服用されている方は医師にご相談下さい。原材料名をご確認の上、食品アレルギーのある方はお召し上がりにならないで下さい。

Q 水やお湯に溶けにくく、ダマになったり沈殿してしまうのはなぜ？

A 桑恵良は、桑の葉の栄養成分や食物繊維を余すことのないよう抽出は一切せず、そのものを粉末化しているため、粒子が少し大きくなってしまい沈殿しやすいところがあります。気になる方は、少量の水やお湯で溶かしてから、水やお湯を追加するか、シェイカーで混ぜ合わせることでダマになりにくくなります。

令和３年４月２０日 Makuakeプロジェクト開始

令和３年５月２９日 Makuakeプロジェクト終了

令和３年６月〜 桑を収穫して商品製造開始

令和３年６月〜９月頃までに皆様のお手元にお届けします

皆様にご支援いただいた支援金は、本プロジェクトの商品製造費用や販路拡大のためのマーケティング費用に充てさせていただきます。

皆様に安心・安全に美味しく健やかな食生活を楽しんでいただくために島の桑農家さんを守り、後継者を育て、地域の特産品として取組んでいくことが重要だと考えております。

１９６８年生まれ、横浜市出身。沖永良部島に４年前に移住し、観光開発されていない自然と集落の共生・協働の精神で深い繋がりのある郷土愛に満ち溢れた人達と一緒に地域を盛り上げたいと思い、地域おこし協力隊の任務に就き、日々活動してきました。

現在は、島の担い手を確保するために、事業者さんと一緒になって組合を設立し、人材で島の事業者を下支えする島づくりにチャレンジしています。

当プロジェクトでの経験をマーケティング活動や商品開発に生かしていきたいと考えています。プロジェクトの実績やお客様の声を受け、今後、ECサイトでの販売等を検討していく方針です。 今後もお客さまのニーズや期待に応える商品・サービスを開発、創造していきますので、是非、応援よろしくお願い致します！