【はじめに】

はじめまして。

このプロジェクトの発起人であり、シェフである大原 正雄と申します。

私はこれまで15年の料理人生活を、高級フレンチの名門「ひらまつ」にて過ごし、東京・パリ・金沢・大阪・京都にて研鑽してまいりました。

大阪・京都の料理長を歴任し、料理人生15年という節目を迎え、この度独立し、私の故郷である [北海道・札幌] にカウンターフレンチのお店「COUNTER FRENCH L’ORANGE（カウンターフレンチロランジュ）」を開業いたします。

【私の料理に対する想い】

ー料理は出来上がった瞬間から1秒ずつ品質が落ちていく。

　だから全身全霊をかけて仕上げていく。

私が料理を始めて間もない頃に師から伝えられた言葉です。

この言葉が鮮明に私の記憶に残り、これまで15年間フランス料理と向き合ってきました。

温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま。

ただ美味しいだけではなく、食事の香りを最高潮に感じる事が美味しさのその上に行く「感動」

をお届けできると考えています。

当店では、【カウンターフレンチ】形式を取ることで、その瞬間を味わっていただきたいと考えています。

【なぜカウンターフレンチなのか】

私が料理長として料理を振る舞うようになった頃、作った料理がバックヤードで置き去りにされている姿を見て、チームで全てのタイミングを計り、完璧な状態でお客様に提供することは、寸分の狂いも許されないのだと思い知った経験があります。

－お客様に全ての料理を出来立てで提供したい

その思いが強く、どう実現できるものかと考えて辿り着いたのが

「カウンターフレンチ」という設計となりました。

実は、カウンターでフランス料理の厨房を作ることは難しい作業です。それ故に、多種多様な飲食店がひしめく東京であっても「カウンターフレンチ」のお店は極めて珍しい存在です。

大きな火口を要するため、排気もそれ相応にしなければなりませんが、今度は騒音の問題が起こるなど課題は山積みです。そのため何度も設計し直し、幾度も施工業者と念密に計算し直し作り上げてきました。

なぜここまでして、私たちがカウンター形式を選択したのかというと、お客様に「５感を通じて最大限楽しめる料理」をお届けできることと、「お客様の目の前で料理を作りたい」という想いからです。

＜COUNTER FRENCH L’ORANGEが提供する５つの体験＞

[ 味覚 ] 料理を最高の状態を提供できるので、ベストな状態でお届けします。

[ 触覚 ] 最適な温度で料理を提供するため、最高のテクスチャーを味わえます。

[ 視覚 ] 目の前で料理をするため、料理が仕上がっていく段階から食を楽しんでいただけます。

[ 嗅覚 ] 厨房から香るハーブやスパイス・食材の香りは、カウンターだからこそ味わえます。

[ 聴覚 ] 調理中の肉汁が弾ける音すらも身近に感じられ、次のプレートへの期待感が醸成されます。

【北海道に対する想い】

故郷の北海道に戻り、料理を作れることは私の悲願でした。

北海道の食材が好きだということはもちろん、地水火風、私を作るそのすべては北海道です。

私は今まで各地で経験を積んでまいりましたが、この思いが非常に強く、この度帰郷を決意しました。

ーその土地で作られる食材をその土地で最高の状態で召し上がっていただく。

北海道の素晴らしい食材を作る生産者の方々の気持ちもお皿の中に込めて

「作り手から作り手」へ。

そして、「作り手からお客様」へ。

北海道の生産者と直に話し、お客様にお届け出来るまでの距離をより短くすること。それが私のミッションであると感じています。

【COUNTER FRENCH L’ORANGEでご提供する料理について】

当店では、６品から７品構成のディナーコースをご用意いたします。

現在、私はお店のオープンと並行して北海道の生産者へ訪れ、畑や市場を巡って最高の食材を探しています。

食の宝庫である北海道で、その日に採れた [ 最高の状態の食材 ] を厳選し、コースを構成していきます。

＜10月のメニュー構成例＞

ディナーコース（１名様）　¥8,000

・真狩村の百合根と秋トリュフ

・厚岸の毛蟹といくら

・鵡川産シシャモの炭火焼き

・農家直送朝採れ野菜のサラダ

・積丹沖の蝦夷アワビ

・ふらの和牛ヒレ肉のグリエ

・洋梨のコンポート

こちらは一例ではありますが、Makuakeでは私の食材探しの模様も随時伝えていきます。ぜひご覧ください。

【COUNTER FRENCH L’ORANGEのワインリストについて】

※画像はイメージです。

当店では、フランスワインを中心に常時20～30種類をご用意しています。

私が経験した2年間のフランスの生活の中で、実際に訪れた事のある畑のワインを中心に揃えております。

お客様ご自身が、お好きなワインをお選びいただくのも嬉しいのですが、もしお任せいただけるのであれば、当店のコースとお客様の好みにあった、私のおすすめワインをご紹介いたします。

例えば、私の料理とワインを合わせる時、以下のような考えでワインを選択します。

北海道襟裳岬の灯台つぶを使った前菜を作る際に、独特の磯の香りにはパセリとニンニクの相性がとても良く、そうなると強いニンニクの香りにも負けないブルゴーニュの単一品種である「シャルドネ」を選びます。

春ならば、アーティチョークという野菜が季節で山菜のようなほのかなえぐみとほろ苦さがより一層つぶ貝の磯の香りの引き立たせます。

そんな時はブルゴーニュでも「ST-AUBIN」を合わせ力強いミネラルと酸があり少しの熟成が利いたものには気品さがあり力強い料理に上品な余韻を残してくれます。

これであれば、抑揚のあるコースでも上品な余韻がしっかりと繋いでくれるのはないかと考えてご提供します。

このように、料理はもちろんコース全体との調和が取れて、お客様に喜んでいただける姿を想像しながらお選びします。

ワインの他にも、ビールやシャンパン、スパークリングワインも取り揃えております。

その日のコースに合わせたグラスでのご用意もしていますので、ご来店時にお気軽にお問い合わせください。（グラスワイン / ¥1,600～、ボトルワイン / ¥6,000～）

【今回のプロジェクトについて】

今回、オープンにあたってクラウドファウンディングを行う背景として、より多くの方に「北海道の食材の豊かさ」「カウンターフレンチだからお届けできる体験」を知っていただきたいと考えています。

私は若輩の身ではございますが、これまで15年間培ってきたフレンチの技法と北海道の食材、そして提供スタイルとしての「カウンターフレンチ」を融合させるという、今までとは違ったアプローチであれば、北海道という土地に根ざした新しいフレンチを創れるのではないかと心が踊っております。

また、今回ご支援いただいた資金は、北海道の隠れた食材を開拓する調査費用のほか、お客様にご満足いただけるワインの充実化のために、大切に使わせていただきます。

ご来店いただく度に、新しい経験をお届けできるフレンチとして、私自身も成長してまいりたいと思います。

ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

【店舗概要】

店舗名：COUNTER FRENCH L’ORANGE（カウンターフレンチロランジュ）

代表者：大原 正雄

所在地：札幌市中央区南5条西3丁目1番地　5.3BLD　2階

電話番号：011-213-0803

営業時間：月曜日から木曜日　18:00～22:30 L.O

　　　　　金曜日、土曜日　　18:00～23:30 L.O

定休日：日曜日（月曜日が祝日の場合、月曜日が定休日となります）

お支払い：各種クレジットカード、LINE Pay、Alipay利用可能

座席数：10席

個室の有無：無し

交通アクセス：札幌市営地下鉄南北線「すすきの」駅5番出口より3分

　　　　　　　札幌市営地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅4番出口より3分　

　　　　　　　お車でお越しの際は近隣の駐車場をお使いください。

※公式サイトのオープンは9月1日予定

※ご予約の受付は電話と公式サイトから、9月1日11:00開始予定です

※Makuake支援者の皆様は御予約の際その旨お伝え願います。

【シェフのご紹介】

大原　正雄  / Masao Ohara

[ 経歴 ]

1984年北海道札幌市出身。調理専門学校卒業後、高級フレンチの名門「ひらまつ」に入社。

2007年「ボキューズ・ドール」フランス料理世界大会に日本代表アシスタントとして出場、当時のアジア最高位6位入賞と共に、最優秀アイデンディティ賞を受賞。東京・パリ・金沢・札幌で経験を積んだ後に、大阪の「ラ・フェット ひらまつ」で料理長に就任。2018年10月、故郷である北海道に戻り、カウンターフレンチ「L'ORANGE」をオープン。