このプロジェクトの概要

鳥取県米子市淀江町【今津地区】でお米などの農作物を生産している大下（43歳）と申します。私が住む今津地区では、どこの田舎でもある話ですが、高齢化が進み農家の後継ぎが減り、耕作放棄地が増えてきました。そして、今では私が今津地区の中では一番若い農家となってしまいました。

このままでは今津地区がどんどん元気がなくなるため、観光客が立ち寄ったり、若い人が働けたり、移住したりできる地区を目指すためにヤギの肥育という新しい産業創りを目玉とした「メイちゃん農場」を立ち上げました。ヤギの乳を使った「ヤギ乳製品」は今では徐々に注目を集め、認知度や売上もあがってきました。今津地区の住民の皆さんもメイちゃん農場の活動に興味関心を持ってもらいつつあります。

しかし、耕作放棄地の増加は止まりません。

もっと新しい取り組みを行い、今津地区の新しい産業創りに取り組まなければならないと思っています。そこで、メイちゃん農場では、ヤギ乳製品に続く、第二弾として米子（よなご）という地名を活かし「米っ子（こめっこ）」という米粉のブランドを立ち上げます！

今津地区の農家さんと一緒に海からのミネラルを多く含む豊かな土壌を活かし、良質な米と米粉の生産に取り組み、全国のお客様に販売をすることで農家の収入確保に繋げ、若い人たちが就労出来たり、移住出来たりする街づくりを行いたいと考えています。

今津地区を無くしたくない。その想いを実現するために多くの皆さんのご支援をお願いしたいと思い今回クラウドファンディングに挑戦しました。ぜひ、これから記載する大下の想いを見て頂き、ひとりでも多くの方のご支援をお願いいたします。

鳥取県米子市淀江町今津地区の現状

鳥取県米子市淀江町、私たちの運営している「メイちゃん農場」のある今津地区には現在約100軒あまりの世帯が有ります。しかし、20年後には57軒が空き家となり、内15軒ある農家もわずか5軒となるのでは、と予想されています。

その中でかつて「資産」と言われた住宅や農地は、所有者にとって「負の遺産」となりつつあります。


日本全体として少子高齢化が進む中、空き家や耕作放棄地も増え農業を営む方々も減りつつある。この現状に直面した時、自身のこども達が将来暮らしていける町として存続していけるだろうかと考えました。

地域産品を本気でつくりあげるプロジェクト第１弾

これからも「こども達が元気に、夢を持って暮らしていける地区にしたい」「今、農業をしている方々が、もう少し農業をつづけたいと思ってくれるような地区にしたい」「今津地区で新たに就農したいという人を受け入れる地区にしたい」そんな、さまざまな人たちが“縁する地区”として発展していくきっかけとして、メイちゃん農場を使ってもらいたい。その想いこそが私がメイちゃん農場を始めた原点です。

メイちゃん農場は「農地を守る」「空き家を増やさない」ことを事業目的とし、2012年より海の傍の畑にて、廃材などを使い父親と2人で作った2畳あまりの小さな掘っ立て小屋でヤギ3頭を飼育した、春～秋の限られた搾乳期間に手で搾るヤギ乳を使い6次産業(生産・加工・販売)に取り組み始めました。

現在はヤギ16頭にまで増やし飼育しながら、乳製品と菓子の製造・販売を行うと共に、ヤギの堆肥を使って米を作る循環型農業を行っています。


現在、ヤギ乳製品の販売においては、百貨店での催事や地元のイベント、インターネット等での販売を中心に行っていますが、毎回お客様との話で出てくるのが「小麦は使っておられますか」という質問です。

その中で「美味しいから食べさせたいが子供が小麦アレルギーで食べさせられない」等の声を聞く度に、いつかメイちゃん農場で小麦アレルギー等でお困りの方々に気軽に安心して食べていただけるお菓子が作りたいと思うようになりました。

しかし、米粉の価格自体が小麦より高いためお菓子の製造を行った場合、小麦使用の製品に比べ高額になってしまいます。

そこでメイちゃん農場では小麦がダメな方に、ご家庭で料理やお菓子作りを行っていただけるようにしたいと思い、米粉を使った家庭料理やお菓子のレシピの作成に取り組んでいます。
 

地域産品を本気でつくりあげるプロジェクト第２弾

現在はメイちゃん農場で作る米を使い、業者に委託して作った米粉を使って試作を行っていますが、このプロジェクトが成立しましたらメイちゃん農場で原料となる米と米粉の生産することで中間コストを省くことにより、より安価な米粉の生産・販売に取り組みたいと思っています。

メイちゃん農場は鳥取県西部の米子（よなご）市にあります。南に霊峰大山、北に日本海が有り自然豊かで住み易いところです。

しかし、毎年多くの若者が他県への進学もしくは就職で故郷を離れるため、人口の減少に歯止めが掛からない状態となっています。

それに伴い農家に置いても高齢化、担い手不足問題は深刻な問題となっており、現在メイちゃん農場の近隣にある15軒の農家は、20年後には5軒となると予想されています。

これまでメイちゃん農場では代々受け継がれてきた農地を守りたいという思いで作り手のいない農地を借り受け、米の生産に取り組んできました。

しかし、農協や精米所に卸すとういう販売方法では、米の買い取り価格は毎年下がる一方で、採算の合わない小規模農家が多く、できることなら農家を止めたいという方が多くおられ先の見えない状態となっています。

そこで、メイちゃん農場では米子（よなご）という地名を活かし「米っ子（こめっこ）」という米粉のブランドを立ち上げ、他の農家さんと一緒に海からのミネラルを多く含む豊かな土壌で大山からの清水を使って作る、良質な米と米粉の生産に取り組み全国のお客様に販売をすることで農家の収入確保に繋げたいと思っています。

若手農家の育成

メイちゃん農場には海と山の見える自然豊かな環境下で農業がしたいという県外から来ている県内の大学生やこれから農業をしたいという若者が多く訪れます。

しかし知らぬ土地で農地を借り、住む所を確保し、高額な農機具を購入し農業を始めることは非常にリスクが高く路頭に迷うことになり兼ねないためお勧めはしていません。

しかし、メイちゃん農場では今後、「米っ子」ブランドを立ち上げ米粉の生産・販売に取り組む中で農地の集約に努め若い就農希望者の雇用拡大に取り組みます。

また自分で農業をしたいという若い人達に対しても自身が地元民であることを活かし、居住地の紹介、農地と機械の貸し出しを行い、担い手農家の育成に努めます。

またこのプロジェクトにおいて鳥取県内にある公立環境大学と国立鳥取大学の学生のインターンシップを受け入れる予定となっており、
農作業だけでなく地元の祭りなどにも参加してもらうことで地元住民との交流を促進させ移住定住に繋げていきたいと思っています。

リターンについて

★3,000円(税込み)コース
【2019年生産するメイちゃん農場の米粉】
- 米粉500g
- お礼のお手紙＆メイちゃん農場ステッカーとポストカード
クラウドファンディング成功時に購入する粉砕機を使った米粉です。

★3,000円(税込み)コース
【2019年生産するメイちゃん農場の特別栽培米】
- 特別栽培米2㎏
- お礼のお手紙＆メイちゃん農場ステッカーとポストカード

★5,000円(税込み)コース
【2019年生産するメイちゃん農場のお米製品】
- 米粉500g
- 特別栽培米５kg
- お礼のお手紙＆メイちゃん農場ステッカーとポストカード

★10,000円(税込み)コース
【7月～11月まで毎月開催 BBQをしながらメイちゃん農場代表大下と語らう会参加】
メイちゃん農場代表大下と一緒に飼っている山羊たちと語らう事ができます。
日時：2019年7月8月9月10月11月いずれかの週末　16:00-20:00
場所：メイちゃん農場（鳥取県米子市今津地区）
参加人数：2名迄
内容：
地元でとれた魚介やお肉や野菜を使ったバーベキュー
もちろん、特別栽培米を使ったおにぎりや米粉使ったデザートなども提供いたします。
大下の熱い思いを直接現地で一緒に語り合うことが出来ます。

★10,000円(税込み)コース
【メイちゃん農場　1日体験】
メイちゃん農場のスタッフを1日体験することが出来ます。
ヤギの世話からお散歩、田んぼの世話、加工品の製造サポートまで。メイちゃん農場でしか出来ない体験が可能です。
その他特典：
当日収穫や製造した加工品をお土産としてお渡しします。
メイちゃん農場や近隣でとれた食材を使った大下家の家庭料理が食べることが出来ます。
加工品の試作品の味見をお願いします。ぜひ製品開発の意見として参考にさせてください。

★30,000円(税込み)コース
【メイちゃん農場で開催する特別イベント ペア参加券＋今津地区に2018年にオープンしたゲストハウス宿泊券付き】
日時：2019年7月8月9月10月11月いずれかの週末
- 語らう会（16:00-20:00）
- 宿泊（15:00チェックイン～翌日10:00チェックアウト）
- 駐車場付き
場所：メイちゃん農場（鳥取県米子市今津地区）
参加人数：2名迄
内容：
地元でとれた魚介やお肉や野菜を使ったバーベキュー
もちろん、特別栽培米を使ったおにぎりや米粉使ったデザートなども提供いたします。
大下の熱い思いを直接現地で一緒に語り合うことが出来ます。
ゲストハウスで宿泊する事が出来ます。
翌朝早朝の清々しい田舎の朝も体験できます！翌日は大下家で一緒に食事も可能です。

★100,000円(税込み)コース
【米粉ネーミングライツ（命名権）契約期間は6か月】
米粉のパッケージや商品紹介販促物にご指定の名前を入れることが出来ます。
ご自身のお名前でも企業名でもサービス名でも可能です。
デザインについては、クラウドファンディング終了後、都度相談可能です。
なお、著作権違反やその他規制文言（公序良俗違反等）など使えない言葉がご遠慮いただきます。
契約期間は2019年11月～2020年4月を予定しております。
 

※リスク＆チャレンジ※
・自然を相手にしているため、天候などにより、リターン品のお届けが遅れる可能性がございます。ご了承ください。

支援金の使いみち
支援金は、「米っ子」ブランドを立ち上げ米粉の生産・販売をするために、お米を米粉にする機械【粉砕機】を購入するために使用させていただきます。

・Meino製 高速粉砕機 HS型　936,360円(税込)
メーカーサイトはこちら
 

メイちゃん農場代表大下哲司プロフィール

高校を卒業後カナダに5年間留学。
日本の大学にて教員免許と日本語教師の免許を取得。
卒業後2年間中国の大学等にて日本語を教授。帰国後個人塾を開業。

塾の生徒の半数が喘息または花粉症のアレルギーを持っており、その原因の一つとして周囲に家畜がいなくなったことが原因であることを知る。

幼少期に家畜の糞に含まれるエンドトキシンという菌を吸い込んでいると体内にTレグ細胞というものができ、それがアレルギー反応を抑える役割をするのだが、周囲に家畜がいないため今の子供たちの免疫力は低いままとなっている。

そこで子供達に対し気軽に家畜と触れ合う場を提供したいという思いからヤギを1頭飼い始める。メスヤギが3頭となり国の6次産業化プランナーの方よりチーズを作って6次化に挑戦しないかと声が掛かる。
チーズを作った経験もなかったが、少子高齢化で担い手不足に悩む地元農家、空き家の増加を目の当たりにする中で、何とか昔のように子供から老人までみんなが将来に不安を抱くことなく生活できる地域を作れないかという思いから6次化に挑戦を決意。

全てに前例が無かったことで、加工場の建設に2年、乳製品の製造許可を取得するのに4年掛かったが、多くの方々の協力を得ながら2年前に製造許可を取得。現在ヤギを16頭飼育しながら春～秋の搾乳期間にチーズの製造、ヤギの堆肥を使い特別栽培米の生産に取り組んでいる。

２０年後も３０年後もあり続けるために

農家として米の生産を本格的に始める前、近隣の農家のおじいさんになぜ田んぼに石が無いのかと聞かれた事があります。聞かれるまで考えたことがありませんでしたが、「先祖が代々石を取ってきたから無いんだ」という話を聞かせていただきました。

それ以来、なんとかご先祖が代々受け継いできた農地を守り、次の世代に負の遺産としてではなく誇れる形として渡したいという思いで事業に取り組んでいます。

このプロジェクトを通じ代々受け継がれてきた農地を守ると共に次の世代の子供達が希望を持って生きていける地域を作っていきたいと思っていますのでご支援をよろしくお願いいたします。

お申し込み方法が不明な方は、遠慮なくこちらまでお問い合わせください。
＜連絡先＞
担当：大下哲治
TEL：080-6326-4672
Email：info@meichanfarm.shop