プロジェクト概要

昨年は醸造３年目の初挑戦として小浜産五百万石を55％まで精米し、誕生した「純米吟醸わかさ」。今年はさらなる飛躍を目指し、小浜産山田錦を38％まで贅沢に精米して事業継承後初の大吟醸クラスに挑戦しました。

新型コロナウイルスのまん延が懸念される中、まだまだお外で飲食を楽しみにくい…。そんな皆さんが家にいながら若狭へ来たように楽しめる、Makuakeが初販売の酒蔵×地元名産品「コラボ家飲みセット」はいかがでしょうか？

プロジェクト詳細

ー食の国”若狭おばま”ってなんだ？

福井県の南西にある若狭地方。特に小浜市はその昔、京に都があったころ朝廷へ海産物を献上しており、「御食国（みけつくに）」と呼ばれた「食」の文化が深い地域です。若狭地方の新鮮な魚介は「若狭もの」という呼称のもと、京の都の食卓を支えました。現在では全国で初めて食によるまちづくりを市の条例を制定したり、食に関わるイベントを実施するなど、食育や食による産業に力を入れています。

京都に隣接する日本海側の土地という事もあり、普段は関西方面や中部方面から「美味しい料理」「美しい自然」「歴史ある趣」を目的に多くの来訪があります。

旅行先の「美味しい料理」には、「地酒」が付き物。当蔵の看板ブランド・「清酒わかさ」はお料理に、祭りに、お土産にと県内外の皆様からご愛顧いただいています。

「地域の美味しいもの」はよくメディアなどに登場しますよね！でも「調べるとメーカー違いで同じものを販売しているお店がいくつもあるけど、どこのものがいいんだろう…」ってなることはありませんか？私たち小浜酒造は、地域の小売店や料理店、一部個人宅へもお酒の配達を行っているので、「お使い物なら〇〇のとこのを、この辺の人はよく買ってるよ」「最近できた△△ってお店の□□□がおすすめ」「野菜なら◎◎のところのが今は人気やね」といった地域の人だからこそ知っている美味しいもの情報が舞い込んできます。

そんな美味しいもの情報の中から、蔵元が「日本酒にあう美味しいもの」を厳選！暑い時期を迎える前に、冷やして飲むのにぴったりな「純米大吟醸わかさ」とおススメ若狭の名産品の「家飲みセット」をお届けします！昨年ご好評頂きましたMakuake第一弾「純米吟醸わかさの家飲みセット」に続いての第二弾！今年も若狭の食が皆様を楽しませて、明るい食卓・晩酌になることを願っています。

今回のセット内容は

①小浜酒造の「純米大吟醸若狭 720㎖」

②上杉商店の「小鯛ささ漬け」「のどぐろ笹漬け昆布締め」

をお届けいたします。純米大吟醸若狭は2021年3月に発売したばかりの新商品で、通常専用化粧箱付きで販売していますが、今回は家飲み用のセットなのでエコにお得に！の気持ちで、化粧箱を用意しない限定セットの発売です！化粧箱の分お得に飲めてゴミ処理の手間も一つ減る、家飲みセットになっています。

更に今回Makuakeで早期応援セットを購入いただいた方には、特製のデザインが入った「ヒノキ升」も同梱させていただきます！（＊デザインはお選びいただけません）

今年も地域のお祭りやイベントの中止が続々と発表される中、若狭に来て交流を持っていただく機会も減っています。ぜひこのセットを通じて若狭に親しんでいただければとMakuakeに挑戦します！

ー＜小浜酒造＞とは

小浜酒造は平成29酒造年度から清酒の製造を始めた新しい酒蔵です。
仕込みの規模は大きくなく、４～５名で仕込みから瓶詰、製品化まで行っています。ひとつひとつの作業を「確実に丁寧に」を心掛けて、酒造りに邁進しています。

日本酒には、その地が育んだお米と水を使い、神様に感謝する際に捧げてきた文化があります。小浜酒造のある小浜市は、古くは大陸からの玄関口であったこともあり、歴史や民俗文化が深く残り、今でも１００を超える寺社仏閣が現存し、地区に住む人々がお祭りの際には「わかさ」を献酒しています。他県の酒米の名産地からお米を買い、お酒を造ることもできますが、この文化を絶やさぬよう「福井もの」にこだわって酒造りをしています。

「わかさ」は元々前身であるわかさ富士が造っていたお酒です。さまざまな種類があり、親しい人への贈答や、若狭の地に訪れた方が楽しむ酒として永く愛されていました。2016年に事業継承を行い、小浜酒造が「わかさ」のブランドを引き継ぐことになりました。酒蔵を山あいの地区に移し５０年近く酒造りを休止していた土蔵を改築。仕込み水や使用する酒米も変わり、同じわかさの名前のお酒を造るのにも酒造りの環境が大きく変化しました。新しい杜氏を迎え、蔵人一丸となり酒造りが一からスタートしました。

お酒造りは教科書通りに仕込みを行っても、原料や酵母は生きている“ナマモノ”。毎年狙ったように欲しい味が出せるとは限りません。原料と酒造りの環境が生み出す差「蔵癖」の把握をしながら、酒造りの経験とデータを年々と蓄えるために、最初は精米歩合の高い普通酒や純米酒から造り始めました。毎年できたお酒からどんな作業が適切だったのか、どんな配合が合っていたのかなど試行錯誤を繰り返し、2019年には初めて精米歩合55％の純米吟醸酒の醸造に挑戦。出来上がったお酒は、飲まれた方や2020年にチャレンジしたMakuakeプロジェクトの皆様の反応も良く、蔵元としてもさらに上のステップを目指す決意ができました。そして2020年冬、小浜産酒造好適米・山田錦を贅沢に38％まで精米した大吟醸クラスの醸造を行いました。

ー＜純米大吟醸若狭＞とは

お米は小浜市での宮川地区にある農業法人「若狭の恵」が栽培した酒造好適米・山田錦を38％まで磨いて使用。水は京都から若狭湾へと流れ込む清流・南川の伏流水を使い仕込みました。そして香りや味わいといった日本酒の設計の要である酵母には、福井県食品加工研究所で開発された福井県オリジナル酵母「FK-801C」で醸しました。長期低温発酵で１か月以上管理し、マスカットのような爽やかな香りがあり、米が作り出した甘みは春を思わせる、華やかながらもしつこくなく、やわらかな飲み口になっており、お酒を普段飲まない方にもお勧めしたい逸品です。

目に見えない酵母たちが小浜の恵から生み出した美味さをなるべくそのまま伝えたいということもあり、もろみ成分である澱（おり）が沈むのを待ち、澱引きをしたのち無濾過で瓶詰をしています。

ラベル原案は将来デザインの仕事がしたいという地元・若狭高校の女子生徒が担当。酒造りを見学しに来た際に感じた「蒸しあがったお米がまるで宝石のように輝いて見えた」という彼女の想いがラベルデザインの基礎となり、ブラッシュアップを重ね、今年新発売した「大吟醸わかさ」「純米大吟醸若狭」の両ラベルに採用。“清酒わかさ”最上位クラスにふさわしい、ラベルまでも福井発のオール福井な日本酒です。

■飲み方のおススメ

「冷や（常温の状態）」「冷酒（冷蔵庫や氷水などで冷やした、冷たい状態）」で飲むのがおすすめです。今回のおススメ名産品以外にも、生ハムやサーモンのカルパッチョ、白身系の魚の刺し身や塩焼きといった素材の味が活かされている食品とペアリングしてみてください。甘さが感じられるお酒ですので、酸味のあるフルーツとも相性がいいと思います。夏場のおススメは冷凍フルーツにお酒を注いで飲むサングリア風。お酒のあとにフルーツを食べることでビタミンも摂取！ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

■お酒のスペック

・酒米／福井県小浜市産山田錦

・精米歩合／38％

・酵母／FK-801C

・アルコール度数／16%

・日本酒度／-2.3

ささ漬は、明治の終わりから昭和初期、若狭地方で小鯛の豊漁の際に酢漬けとして販売されたのが始まりです。小鯛とは文字通り小さな鯛で、魚名はキダイ（またはレンコダイ）です。

小浜市では小鯛の水揚げが多く、立派なサイズのものはそのまま塩焼きや煮つけに、小ぶりのものは魚醤や練り製品に加工したりと余すことなく使われています。

この小鯛を使った酢漬けは、若狭の魚問屋と交流の深かった京都の魚問屋が考案し、風味豊かな香りと保存効果を高めるために笹の葉、杉樽が用いられ現在に至ります。諸説は色々ありますが、笹の葉を置いていることと、ささ漬の一枚一枚の身の形が笹の葉の形に似ていることから「ささ漬」と呼ばれるようになりました。

■上杉商店のささ漬けへの情熱

原料選びから製造に至るまで吟味し手作業で造りあげています。小ぶりの小鯛を包丁で次々と三枚におろしていく職人技は流麗です。

季節や小鯛の状態、塩加減を見ながら長年の経験と勘を活かし最も美味しいタイミングで調味酢に漬け、味を付けます。お酢の風味により魚の生臭さが薄れ旨味が増し、さらに昆布の粘りと旨味も加わり新鮮な小鯛だけのモチッとした食感とともに味わえます。

今回は神戸ビーフや夕張メロンなどと同じ地理的表示保護制度（GI）にも登録されている「若狭小浜小鯛ささ漬け」と、その技術を人気魚・のどぐろに応用した「のどぐろ笹漬け昆布締め」の２種類をすぐに食べやすく保存しやすい真空パックでご用意しました。丹精込めて造り上げられた、若狭人の心意気の詰まった本物のささ漬の味をご賞味下さい。（地理的表示産品情報発信サイトhttps://gi-act.maff.go.jp/register/entry/45.html）

スケジュール

2021年6月中旬より順次出荷を致します。

【6/10】Makuakeサイト掲載終了

【6月中旬 】随時発送

【6月末日まで】発送完了予定

リターンについて

【早割特典付き】ヒノキ枡で楽しむ若狭入門家飲みセット6,300円

純米大吟醸若狭 内容量720㎖×１

若狭小浜小鯛ささ漬け 内容量65g×1 賞味期限：発送日より2週間

のどぐろ笹漬け昆布締め 内容量50g×１ 賞味期限：発送日より2週間

ヒノキ枡×1

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【若狭へようこそ！入門家飲みセット】6,300円

純米大吟醸若狭 内容量720㎖×１

若狭小浜小鯛ささ漬け 内容量65g×1 賞味期限：発送日より2週間

のどぐろ笹漬け昆布締め 内容量50g×１ 賞味期限：発送日より2週間

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【お酒をじっくり！楽しく家飲みセット】10,600円

純米大吟醸若狭 内容量720㎖×2

若狭小浜小鯛ささ漬け 内容量65g×1 賞味期限：発送日より2週間

のどぐろ笹漬け昆布締め 内容量50g×１ 賞味期限：発送日より2週間

※リターンは送料を含みます。冷蔵便でお送りします。
※食品のため、購入後のキャンセル、返品はできません。
※純米大吟醸若狭のシリアルナンバーはご指定いただけません。
※商品は2021年6月中旬より順次発送し、発送時にMakuakeメッセージでお知らせします。

プロジェクトチームの紹介

■株式会社小浜酒造

前身である㈱わかさ富士の酒造業撤退を受けて「地酒の灯を消さない」を合言葉に設立された酒蔵。代表取締役社長の生家であり、1830年からわかさ富士との合併（1965年）まで酒造を行っていた旧吉岡酒造の酒蔵を改築して、醸造を行っている。小規模の酒蔵だからこそ丁寧な原料処理を心掛け、地域に愛される酒を目指す。

■有限会社上杉商店

明治時代より海産物商を営み昭和33年より小鯛ささ漬の製造販売を始め、以来現在に至るまで60年ささ漬一筋で営業。変わらぬ味を守り続け、かつ美味さへのこだわりを忘れない職人たちが支える加工食品の数々は、市内に留まらず多くの根強いファンがいる。ＳＮＳで紹介されるささ漬けを利用したレシピは必見！

最後に…

今年こそ、日本海きっての冬グルメ「ふぐ・かに」で、神事「お水送り」で、美しく花開く梅や桜で、祭囃子が爽快に響き渡る「お城祭り」で、青く輝く海で県内外の皆様に若狭おばまを親しんでもらいたい！と強く想って酒蔵も見学向けの改築などを行ってきましたが、イベントの中止や一般参加不可といった寂しい現実に直面しています。ぜひこのセットを通じて若狭おばまを知っていただく機会になれば、応援いただければと思います！

酒造り、小浜の様子が分かる動画は、ぜひこちらをご覧ください↓