井の頭公園のちょうどいいところで日本茶が飲めるUNI STANDの茶リスタ小山和裕。

サードウェーブ・コーヒーの立役者ブルーボトルコーヒーの元バリスタ 藤岡響。

日本茶とコーヒーという異なる素材の淹れ手である２人が「抽出」を研究し、茶葉から一服の時間をお届けする

日本茶スタンド【 Satén(サテン) – japanese tea -】が西荻窪にオープンします。

まず、日本茶の味は何で決まりますか？

「このお茶、渋すぎ！飲ませてもらった時と全然ちがう！」

こんな経験ありませんか？

お店で試飲や提供されたお茶、美味しかったから買ったのに、家で淹れたら全然違う味に。

日本茶は淹れ方、つまりは抽出により味は大きく変わります。

渋味は日本茶の大切な味の一つ。しかし、抽出を失敗すると良い渋味に雑味やエグ味が加わってしまい不快な味わいになってしまいます。

どんなに美味しい茶葉でも、抽出に失敗するとその茶葉本来の風味を味わうことができません。

それだけ抽出は味を決める大事なことです。

しかし、日本茶の味を決めるのは抽出だけではありません。

【 Satén（サテン） – japanese tea -】のコンセプトは、

「 Leaf to Relief – 茶葉から一服へ - 」です。

Satén – japanese tea -では、すべてシングルオリジン(単一農園)の茶葉を使った日本茶をご提供します。

シングルオリジンとは、農園や生産者が特定できる茶葉のこと。

そして、「 Leaf to Relief – 茶葉から一服へ - 」とは、産地から製造工程、抽出までを一貫管理して、一杯のお茶としてお届けすること。

では、美味しいお茶を飲むためにはどんなことを知る必要があるでしょうか？

日本茶(煎茶を例にして)が茶葉から一服の時間に届くまでには、大きく分けて６つあります。

１、栽培

２、茶摘み

３、荒茶製造

４、仕上げ

５、保管・販売

６、抽出

茶農家が１年間丹精込めて育てた茶樹を、年に一度の摘採時期に、その年の集大成として摘みます。

そして、すぐに荒茶製造へと送られ、蒸して、揉んで、乾燥させます。

できた荒茶は、さらに仕上げ工程で再度乾燥され、形を整え、製品として袋詰め。販売されるまで保管されます。

良質な茶葉は、年に一度(5月〜６月時期)にしか摘まないため、荒茶もしくは仕上げ茶の状態で保管され、年間を通して販売されます。

そして、淹れ手が抽出して一杯の日本茶(煎茶)となります。

どんなにいい淹れ手でも、きちんと製造・管理された茶葉でないと年間を通して美味しい日本茶を淹れることはできません。製造・管理が徹底されていても、そもそも茶園での栽培が良くなければ良質な茶葉を作ることは難しいでしょう。

そして、とても良質な茶葉が手に入っても抽出で失敗すれば、全てが水の泡となります。

茶葉の栽培から抽出に至るまで、すべての工程がバランス良く噛み合うことで、一杯の美味しい日本茶が出来上がるのです。

日本茶の淹れ手である”茶リスタ”の小山和裕(右)と、コーヒーの淹れ手である”バリスタ”の藤岡響(左)は、「 Leaf to Relief – 茶葉から一服へ - 」をビジョンに、それぞれの淹れ手の観点から日本茶の抽出を考え、茶葉の栽培から抽出に至るまで、すべての工程を一貫管理できる仕組みを創り、そこから日本茶のつくり手、淹れ手、飲み手のサスティナブル(持続可能)な関係性を創ります。

Satén – japanese tea – から良質な日本茶をみなさまの日常にお届けします。

■日本茶へのこだわり

日本茶の選定や品質管理を行うのは茶リスタの小山。

7年前よりイタリアンレストランや日本茶カフェ2店舗で経験を積み、2016年からは井の頭公園のちょうどいいところで、日本茶とコーヒーのお店UNI STANDを立ち上げ。それから2年、淹れ手として運営を行ってきました。

日本茶の淹れ手として、抽出を通じてさらなる日本茶の魅力を探ります。

■クオリティコントロール

商品のクオリティコントロールを行うのはバリスタの藤岡。

12年前よりバリスタとして働き始め、パンとエスプレッソやCafé Kitsuneなど数多くの店舗の立ち上げに参画する。ブルーボトルコーヒーの日本初出店から３年間勤務し、トレーナーとしてバリスタの育成を行っていました。バリスタの目線で抽出を考え、日本茶の魅力を探ります。

今後は「 Leaf to Relief 」の元、作り手と飲み手を繋ぐ、淹れ手を目指すとともに、日本茶の淹れ手の人材育成にも力を注いでいき、国内だけでなく、海外でも美味しい日本茶が日常的に飲める日を目指しています。

■お店について

Satén – japanese tea –は、西荻窪駅から５分ほど歩いたところにあります。

元は８年続いた居酒屋さん。街に愛されている場所で、僕らの淹れ手としての新しい物語がスタートします。

OPEN：４月下旬予定

住所：東京都杉並区松庵3-25-9 ロジアール松庵１F

OPEN時間：日〜木 10:00~20:00　金〜土 10:00~23:00（予定）

定休日：なし

ここからどのように店舗が変わっていくのか、活動リポートにて順次お伝えいたします。

【 資金の使い道 】

ご支援いただた資金は以下の用途で使わせていただきます。

・店舗内外装費

・Web制作費

【 リターン紹介 】

『 日本茶チケット4枚＋初回来店時感謝のプレゼント 』

煎茶・抹茶・ほうじ茶など、お好きな日本茶と交換できるチケットと、ご支援の感謝を込めたお品をプレゼント。

『 シングルオリジン飲み比べ茶葉３袋セット 』

日本各地のシングルオリジン(単一農園)茶葉の3種類セットを、Makuake限定でご用意いたしました。全く味わいのことなる、シングルオリジン(単一農園)の茶葉を飲み比べて、お好きな味を見つけてみてください。

『 日本茶定期便6か月「毎月違うシングルオリジン日本茶が届く」 』

Makuake限定で、日本各地のシングルオリジン(単一農園)の茶葉を毎月お届け。お店に来れない方でも、６ヶ月間毎月違う茶葉で充実した日本茶Lifeをお送りいただけます。

その他にも、様々なリターンをご用意しております。

ぜひ、詳細をご覧ください。

【 運営会社 】

Satén – japanese tea –を運営するのは「株式会社 抽出舎」。

淹れ手の小山と藤岡の２人が日本のカフェスタイルを提案し、伝え、創造するために立ち上げた会社です。

【 最後に 】

ここ数年で、都内を中心に魅力的な日本茶専門店がオープンしています。

シングルオリジンが徐々に浸透してきているのも肌で感じるようになりました。茶葉だけでなく、器具や機械なども新しいものがちらほらと。

盛り上がりを見せる日本茶ですが、味を作り、伝える上で一番大事なことは、それを作るのも、淹れるのも、飲むのも”人”であるということ。

ツールは違うが、淹れ手として向き合ってきた２人だからこそ、その大切さを強く感じています。
これまでもこれからも、淹れ手が淹れる一杯のお茶から繋がるご縁を大切に、一期一会の出会いが生まれるお店作りを精一杯頑張ります。

長文にもかかわらず、最後までおつきあいいただき誠にありがとうございました。

どうぞご支援のほど宜しくお願い致します。