ヴィンテージ秘蔵酒"since（シンス）"とは

「日本酒ではまだ知名度の低い"長期熟成日本酒"の良さを知って欲しい。」

シンスは、そんな酒屋と酒蔵の想いから作られました。

今回は1998年と1999年に醸造が完了した2種類のお酒をご用意しました。

市場では手に入らない、酒蔵の貯蔵庫で20年もの間、長期低温熟成した「ヴィンテージの日本酒」のご提案です。

「ヴィンテージ」という言葉を一度は耳にされたことがあると思いますが、ワインやウイスキーの世界ではよく聞く言葉です。

ワインでは「ヴィンテージ」とはブドウの収穫年のことを指しますが、ウイスキーでは蒸留された年号だけでなく「優れた古酒である」と言う意味でも使われています。

※ 中川酒造 氷温冷蔵庫内にて、ヴィンテージ日本酒と通箱

そんな「優れた古酒」が実は新潟県にも多くの酒蔵に存在することを皆様にもご紹介したく、今回のプロジェクトを立ち上げました。

長期低温熟成の20年ヴィンテージ吟醸酒「since 1998」は「にいがたの名工」にも選ばれたことのある、中川酒造の先々代の杜氏“佐藤源司（さとうげんじ）氏”が生涯を日本酒に捧げた、杜氏人生の集大成とも言える吟醸酒です。

杜氏自ら晩年の集大成に「本当に美味い酒を造りたい」という意思のもと、醸造が始まりました。酒米のルーツと考えられている古代赤米を中川酒造の所有する田んぼで佐藤杜氏自らが栽培し、大切に育てた米で仕込みました。

出来上がったお酒を杜氏が確認したところ、酒質が長期熟成に向いているタイプであったので、より美味い酒を求め、約0度の低温（氷温）長期熟成を開始しました。

仕込まれた吟醸酒は、平成10年(1998年）2月に瓶詰され、酒蔵の冷蔵庫でゆっくりと長い歳月を重ね、20年の時を経て、まさに今、ヴィンテージ秘蔵酒として目覚めました。

今回の「幻の酒×中川酒造」の企画で実現したのが、20年ヴィンテージ日本酒の「since 1998（写真左）」、「since 1999（写真右）」です。

【since 1998】

「since 1998」は平成10年(1998年）に醸造が完了し、2018年で20年間貯蔵した古代赤米醸造の吟醸酒になります。

20年前に先々代の佐藤ゲンジ杜氏が「赤米で作ったお酒は美味しい」という酒造業界の通説を聞き、杜氏を引退する前に「自ら究極の酒を造りたい」という意志のもと、自社の田園で栽培した古代赤米を使用し、醸造がはじまりました。

驚くことに火入れについては、20年前に瓶詰の際の１度だけ。その後20年間、酒蔵の低温貯蔵庫で大切に熟成された、正に奇跡の味わいの吟醸酒です。

＜味わいについて＞

長い眠りについていたこの吟醸酒は、色合いは ウイスキーのような薄い琥珀色 でとても美しく、開栓と同時に柑橘系の香りが漂います。もちろん樽では貯蔵していませんが、ワイングラスへ注ぎ時間が経つと、まるで樽で貯蔵したようなオークの香りに変化します。

20年の時を思い浮かべながら一口。まず、舌の上に甘味が広がり、喉に行くにつれて心地よい酸に変わります。原酒のため、キャラメルのように濃厚ですが甘味、旨味、そして酸が調和しており、心地よいハーモニーを奏でます。

冷酒から常温がベストですが、角氷を浮かべてオンザロックもお勧めです。お酒の味自体が濃醇なので、合わせる料理については魚料理よりも、ローストビーフや北京ダックなど味の濃い料理ともペアリングできます。グラッパのように食後酒としてもオススメです。

利き酒コメント：SSI認定 国際利き酒師 鶴巻秀和

【since 1999】

「since 1999」は平成11年(1999年）に醸造が完了し、2019年で20年間貯蔵になる、山田錦を使用した大吟醸酒になります。

中川酒造のお酒らしい淡麗辛口の味わいのお酒で、やや黄色の澄んだ色合い。

＜味わいについて＞

大変面白いのが、温度で急激に味わいが変化する点です。
冷やして呑むと、非常にキリッとしたドライさを感じます。香りは穏やかになりますが、すっきりシャープな味わいで飲み口の爽快感は抜群！
常温で呑むと、口当たりがすごくマイルドになり、味わいが甘口に変化し、華が開くように吟醸香が鼻を通り抜けます。
帆立のバターソテーなどの魚介料理から、お肉料理にまで様々合わせやすいお酒です。

ご支援いただいたお金は主にリターンのお品物の費用と今後のヴィンテージ日本酒の開発費に充てられます。

・since 1998 または 1999 どちらかお好きな年代 1本
・since 1998・1999 各1本（2本セット）
・since 1998 1本＋ジャーキー2種セット
・since 1998 1本＋オリジナルワイングラス1脚セット

◆ジャーキーについて 

新潟県長岡市にある中島牧場で米を食べて育った牛たちを、同じく新潟県長岡市摂田屋の醸造の町を象徴する醤油蔵、越のむらさきの醤油で漬け込んだ、越後長岡産の贅沢なおつまみです。
肉とばとジャーキーの2種をセットにしてお届けします。

①越後黒毛牛 肉とば

口に含んだ瞬間に肉の脂がじゅわっと染み出し、噛む度に肉の旨味と"越のむらさき"の醤油の深みを感じます。
"とば"というだけあって和風な味付けで、しっかりとした素材の味を楽しめます。脂が強いのでさっぱりと流してくれる端麗な日本酒・ビール・酎ハイと相性抜群です。

②越後黒毛牛 ジャーキー

口に含んだ瞬間にスモーキーな香りとスパイシーな風味が広がります。噛めば課ほどにしっかりとした肉の旨味が染み出てきます。
肉とばよりも脂は控え目ですが、味がしっかりと濃いので、辛口な日本酒・ウイスキーなどと相性抜群です。

おつまみとsinceとのペアリングをお楽しみください。

※「越後黒毛牛 肉とば&ジャーキー」と秘蔵酒のセットは、「since 1998」のみとなります。

◆オリジナルワイングラスセットについて 

日本酒といえばお猪口、徳利のイメージがありますが、ヴィンテージ日本酒は是非ワイングラスでお召し上がりください。

お猪口に注ぐよりもワイングラスのほうが、日本酒の色付き・透明感・粘性をわかりやすくご覧頂けます。また、ワイングラスの口がすぼまった形状によって、繊細な香りを楽しむことができます。
※利酒師のテイスティング試験でも、実際にワイングラスを使用しています。

フランス・シャンパーニュのレーマングラスが開発した「酒グラス」に、ヴィンテージ日本酒と同じ西暦を刻印してお届けします。

※「1998ロゴ入り オリジナルワイングラス」と秘蔵酒のセットは、「since 1998」のみとなります。

中川酒造は、明治21年（1888年）に創業しました。
現在、中川酒造は新潟県長岡市脇野町の林に囲まれた小高い丘の上に酒蔵を構えておりますが、創業時は代々両替屋を経営しておりました。

当時の三島町脇野町（現在の長岡市脇野町）で大火があり、脇野町一帯が焼け野原になりました。
現在、中川酒造の事務所のある場所は、脇野町小学校があったところですが、その脇野町小学校の前に存在した、丸山吉五郎氏が経営する醸造場から酒造株を買い受けて、それ以来酒造りが始まりました。

脇野町は高台になっており、県道の下は湿地帯。その沼地には昔から鳥の雁（がん）が飛来していました。そのことが中川酒造の代表銘柄「越乃白雁（こしのはくがん）」の名の由来となっています。

中川酒造には昔ながらの手作りの酒が多く、エメラルドブルーに透き通る神秘的な仕込み水と新潟県産の酒米を使用して醸造される日本酒は、酒の旨味を最大限に引き出すことができます。
20年ヴィンテージの高級酒を心行くまでご堪能いただければ幸いです。

Q：大吟醸と吟醸の違いってなに？

A：「吟醸酒」「大吟醸酒」は特定名称酒のひとつです。２つの違いは  精米歩合 にあります。吟醸酒は60%以下、大吟醸酒は50%以下でなければ特定名称を名乗れないという決まりがあります。
※特定名称酒はあくまで原料・製造方法のちがいを示すものです。ランク付けや酒の優劣を決めるものではありません。

Q：お酒はいつ頃届くの？

A：2018年12月26日ごろ発送となります。（本州の方は12月27日ごろ、北海道・九州地方・沖縄県の方は28日以降のお届けを予定しております）

※リターンのお品物は、プロジェクト終了後の発送となります。予めご了承くださいませ。

※誠に勝手ながら2018年12月29日(土)～2019年01月06日(日)は、店舗休業日とさせていただきます。

Q：国内離島の発送や、海外への発送はできるの？

A：ヤマト運輸にて発送いたします。離島等の一部地域は航空便・船便での配送になる為、配送に+１日ほどかかる場合がございます。
なお、お酒の海外発送は出来かねます。何卒ご了承くださいませ。

Q：ヴィンテージ日本酒「since」の名前の由来ってなに？

A：sinceは英語で「〜して以来」という意味です。醸造してから20年の間、ゆっくりとお酒を寝かせて熟成したヴィンテージ日本酒ということ、そして、20年前から今までの思い出を飲みながらゆっくりと味わい楽しめるようにと、「since(シンス)」と名付けました。

20年物のヴィンテージ日本酒ということで、今年成人の方へのお祝いとして家族で呑むのも素晴らしいと思います。是非お楽しみください。

Q：企画者はどんな人？

私たちは「株式会社 幻の酒」と申します。
蔵元数日本一である新潟県に拠点を置く酒屋です。

※ 株式会社幻の酒　代表取締役　松本伸一（ＳＳＩ認定21239利き酒師）　

「新潟のお酒の美味しさを、全国のみなさまに再発見していただきたい！」
という思いから、新潟の地酒に特化した日本酒の販売を行っております。

前回・前々回のクラウドファンディングでは皆様のご支援のもと、最高の日本酒を世に出すことができました。
沢山のご支援をありがとうございました。

【前々回プロジェクト】
「世界初の“クラシックコシヒカリ”から造った純米大吟醸「幻の酒」を広めたい！」最高の新潟コシヒカリでつくる純米大吟醸酒
https://www.makuake.com/project/maboroshinosake/

「最高級の日本酒である純米大吟醸の＜本当の味＞なまの味を広めたい」なまの純米大吟醸を絞った当日に酒蔵から直送する"ゆきしずく"
https://www.makuake.com/project/yukishizuku/