手のひらに乗った２種類のネックレス。でも本当は同じネックレスを向きを変えて撮影したもの。 トランスモティーフは、錯覚により見る方向で全く異なる２つの形状に変身するシルバーアクセサリーです。

この不思議な立体を実物を手にとってどうなっているか確かめてみたい！ 自分だけの「変身立体」が欲しい！そんな想いからトランスモティーフは生まれました。これまでもたくさんの応援を頂き、お陰様で【第六弾】を迎えることができました。ありがとうございます！

今回は日本の伝統的な模様をモチーフに、さらなる高難度の変身に挑みました。題して「鬼変身！和柄のトランスモティーフ」。デザインは完全新作「麻の葉日輪」と、前回【第5弾】の「格子窓の薔薇リング」をネックレスにアレンジした「枡目牡丹」の２種類です。それでは早速ご紹介しましょう。

麻は古来より神事にも用いられる 日本人と馴染みの深い植物で、成育が速いことから麻の葉柄は健やかな子どもの成長を願い、着物の柄としてもよく使われています。六角形のモチーフは魔除けの意味も込められているそうです。

「麻の葉日輪」は、そんな麻の葉柄が、輝く太陽を象徴する日輪に変身します。六つの尖ったエッジを持つ形状から丸いカタチに、見る方向で全く異なる形状に見えるのがトランスモティーフの醍醐味です。

「麻の葉日輪」の変身過程を種明かししたのが下の動画です。実際には歪んだ形状だと理解した上でも、人間の脳では「麻の葉」と「日輪」に見えてしまいます。

ネックレスとして首から下げていただき、左右に振り向くと変身します。洋装にも和装にも合うデザインです。

「あれ？さっきは麻の葉だったのに、いつ日輪に取り替えたの？」というぐらい見事に変身します。

鏡に映すと、２つの形状を一度に見ることができます。これは立てた鏡だけでなく磨いた床面に反射した時にも起こります。麻の葉と日輪では中央から延びる柱の数も、吊り環のカタチも違っているのにお気づきでしょうか？

素材は同じシルバー925（スターリングシルバー）ですが、光沢磨き仕上げとスターダスト仕上げをご用意しました。

「光沢磨き仕上げ」は、熟練の職人さんによりひとつひとつピカピカに磨かれます。そのため角が少し円くなっています。

「スターダスト仕上げ」は、シルバー生地に対し、鋭角に粉砕した直径0.1mmほどの天然ダイヤモンドを噴射して表面にキラキラの凹凸をつける仕上げで、ブライダルリングなどの高級ジュエリーに用いられ始めたばかりの、最新の加工方法です。ダイヤモンドのエッジがシルバーの表面に転写され、まるでダイヤを散りばめたような独特の表情が生まれます。

お好みに合わせ、お好きな仕上げをお選びください。

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続いてもうひとつのデザインをご紹介しましょう。

昨年開催したシルバーリングのプロジェクトで、最も人気が高かったもののひとつが「格子窓の薔薇」というモデルです。そのサイズを大きくしてネックレスにしたのが「枡目牡丹」です。

洋の格子窓から和の枡目に、そして花が大きくなったので、豪華絢爛な着物にも描かれる吉祥絵柄で百花の王・牡丹の名をいただきました。

直線だけで構成された九つの枡目から丸い花びらに変身し、大輪の花を咲かせます。

「枡目牡丹」には丸・四角変身が重層的に組み合わされています。錯覚は理解した後も繰り返し起こります。どうしても「枡目」と「牡丹」に見えてしまう。まさに鬼変身です！

トランスモティーフのネックレスが最もきれいに変身するのは、左右45度から見た時です。

角度は完全に一致しなくても脳が補正してくれるので、２つのカタチが見えるのにはある程度の許容範囲があります。

通常の立面反射の変身も面白いのですが、床面反射した変身には浮遊感もあって、とても不思議な感覚に陥ります。

麻の葉日輪と同様、シルバー925（スターリングシルバー）素材で、光沢磨き仕上げとスターダスト仕上げをご用意しました。

枡目牡丹は特に重なり部分やコーナーが多いので「光沢磨き仕上げ」は熟練の職人さんにとっても非常に繊細で、時間のかかる作業となっています。

「スターダスト仕上げ」においても、角の隅々に渡るまで均等なキラキラ感を持たせるため、慎重な仕上げ加工が行われます。またスターダストのほうが光沢磨きよりも角や稜線がシャープなイメージで仕上がります。

どちらも手間のかかった加工です。お好みに合わせ、お好きな仕上げをお選びください。

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トランスモティーフの商品化にご協力いただいているのは、錯覚研究の第一人者で、東京大学名誉教授・明治大学研究特別教授 杉原厚吉博士です。見る方向で全くカタチが変わる変身立体は多くのウェブサイトやテレビ番組でも紹介されています。

麻の葉日輪、枡目牡丹のおおよその寸法です。（吊り環部分を除く）

麻の葉日輪の外周部材は約2.5mm x 約1mm、放射状の柱は約0.8mｍ角の太さ。枡目牡丹は吊り環部分を除く全ての部材が約2.5mm x 約1mmです。デザイン・仕上げにかかわらず全てシルバー925（スターリングシルバー）製で、コーティングは行っておりません。なお、キャスト成型→手仕上げのため、わずかな歪みと寸法には個体差があります。また、光沢磨き仕上げは磨かれた分、若干細めに仕上がります。

「チェーンについて」

・全長50cm、太さ約0.7mm、小豆タイプ 。素材は、シルバー925（スターリング・シルバー）製で、コーティングは行っておりません。引き輪/ダルマ部分のデザインは上の写真のように、ネックレス全体では下の写真のようになっています。

下の写真のようなデザインのボックス入り。さらにOPP袋とエアキャップ袋で包んでのお届けを予定しております。資材やデザインが変更される場合がございますが、ご了承ください

マクアケプロジェクト中の特別価格一覧です。

割引率は、予定する一般小売価格からのもので、これに加えて「送料無料」となりますので、さらにお得にお買い求めいただけます。

本プロジェクトは、All in 型です。目標金額の達成に関わらず、サポートを頂いた商品は生産し、発送させていただきます。

・数量確定 ：2022年6月29日（プロジェクト申込終了時）

・生産期間 ：2022年7月〜2022年8月

・発送開始 ：2022年9月

※想定を超える生産数、製造繁忙期、その他の理由で発送が遅れる場合がございます。万が一、仕様変更や配送遅れなどが発生する場合は、活動レポートなどですみやかにご報告させていただきます。ご容赦ください。

「ご使用上の注意」

・本品は、シルバー925製のアクセサリーです。

・お客様の体質/体調によっては、ご使用の際に肌荒れ、かゆみ、かぶれなどを生じることがあります。皮膚に異常を感じた時は、すぐに使用を中止し、専門医にご相談ください。金属などに対するアレルギー症状のある方や、傷口・皮膚炎などがある場合には使用しないでください。

・運動、作業をするときや乳幼児を抱くときなどに、身体を傷つけることのないよう、充分にご注意ください。

・お子さまの手の届かない場所に保管し、誤って飲み込まないようにご注意ください。 万が一飲み込んだ場合は、ただちに医師にご相談ください。

・その他の注意点は、商品付属の説明書をお読みください。

「お手入れについて」

・コーティングは行っておりません。銀製品ならではの風合いの変化をお楽しみください。なお、汗や水分がついた場合は早めに柔らかい布で拭き取ってください。

・色の変化や曇りが気になる場合は、市販のシルバーアクセサリー専用洗浄液でのクリーニングをおすすめします。本品は形状が複雑なため、シルバー専用クロスでのお手入れよりも洗浄液のほうが奥まできれいになります。詳しくは、商品付属の説明書、ならびにお使いの洗浄液の説明書をご参照ください。

「付属のチェーンについて」

・シルバー925（スターリングシルバー）製です。

・全長50cm、直径 約0.7mm、小豆タイプ（全ての商品に共通）

・コーティングは行っておりません。シルバー製品のお取扱いやご使用上の注意、クリーニング方法は本体と同様です。

・強い力で引っ張ると、切れてしまいます。アクセサリーとしての目的以外には使わないでください。

トランスモティーフの形状コンセプトである変身立体は、「計算錯覚学」という、最新のAI技術の研究から偶然生まれました。

自動運転にも不可欠な技術として人工知能に絵を読み解かせる研究の中で、階段を上り続けると元の場所に戻るというような「だまし絵」をコンピュータに見せてみたところ、三次元では存在できないと思われていた不可能立体が、実はカタチとして成立することが計算で証明され、作れることが分かりました。

実際に出来上がったかたちは人間の想像を超える不思議な形状ですが、脳は直角や円弧、図形など、これまで見慣れた形状に当てはめようとします。

この脳の錯覚を利用し、見る方向により全く違って見える魅力あるかたちを、計算で導きだしたのが、錯覚変身立体です。

もっと【錯覚変身立体】についてご興味のある方は、2018年春のマクアケプロジェクトの時に収録した「杉原先生インタビュー動画」をどうぞご覧ください。

マクアケプロジェクト Series1〜4と特別編でお届けしたトランスモティーフは、全てマクアケストアで好評販売中です。

また、昨年開催した Series5もストアの準備を進めております。開設状況については活動レポートを通じて皆さまにもお知らせしてまいります。

マクアケストアでは、ご入金確定後1〜7営業日以内に発送（一部のオーダーメイド商品を除く）いたしますので、「前のデザインもいいな！」「プロジェクトの発送が待ちきれない！」という方は、ぜひストアもご利用ください。

第１弾「トランスモティーフ・ネックレス」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif/

第２弾「トランスモティーフ・リング」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif02/

第３弾「W変身！トランスモティーフ 」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif03/

特別編「トランスモティーフ 明」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif00/

第４弾「トランスモティーフ・ファンタジック変身」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif04/

最後になりましたが、本プロジェクトを主催する、isawadesign についてのご紹介です。

2006年から活動を開始したisawadesignは、クライアントから受注する通常のデザイン・企画業務に加え、自ら発信していくオリジナル商品の企画・開発にも力を注いでいます。

これまで、豆腐ソックリの付箋紙「豆腐一丁」、まるでレタスなメモ「東京書けるレタス」、企業とのコラボ「コンビーフ缶詰ポーチ」「東京のタクシーグッズ」などを、デザインの仲間や販売会社、製造工場、企業の皆さんと一緒になって商品化してきました。

2017年から明治大学の杉原先生とお話する中で、変身立体という理論を研究室や教室から外に出してもっと知ってもらいたいという先生の想いと、私自身が実際に変身立体に触れた時の驚きと感動が原動力となり、「トランスモティーフ」のプロジェクトを進めています。

ご興味がありましたらぜひ isawadesign のウェブサイトもご覧いただければ幸いです。

http://bit.ly/isawadesign

上の写真は、私がボーカルをつとめるあそび歌バンド「たんさいぼう」のライブの様子です。ライブも百数十回を超え、いつもはたくさんの子どもたちや親子と遊んでもらっていますが、現在は休止中。もうすぐ子どもたちの笑顔を近くで見られる世界に戻ることを、切に願います。

長くなりましたが、最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

今回も、錯覚変身立体「トランスモティーフ」の楽しさを、ぜひみなさんと共有できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします！

isawadesign 井澤 正