韓国料理のひとつである参鶏湯。鶏肉ともち米、高麗人参などを入れて煮込んだもので古くから滋養食とし食されています。

参鶏湯企画第三弾の今回は『黒米（鹿児島県産）』と昔から滋養食として知られる『黒にんにく（岐阜県産）』を使用し野菜からお米まで具材にこだわりました。

そこに、野生のものは絶滅危惧種にも指定されている程の希少価値のある「神の草」とも呼ばれる大分県産の『日本山人参（葉茎）』を加えた参鶏湯を企画しました。

そんなこだわりがたくさん詰まった参鶏湯を多くの方にお届けしたいと今回のプロジェクトを実施するこにしました。

神の草 日本山人参

日本山人参は日本固有のセリ科の野草で、祖母山（そぼさん）に自生しています。現在、野生のものは絶滅危惧種に指定されました。祖母山の名前の由来は神武天皇の祖母である豊玉姫（海神（ワダツミ）の娘）を祀っているからと伝えられています。

江戸時代、薩摩藩がその力を知り日本山人参を「神の草」と呼び、密かに愛用していました。当時、この「日本山人参」を栽培することは困難で、自生するものだけを乱獲することなく、大切に利用してきました。

昭和40年鉱脈を見つける作業中に自生する日本山人参を発見。20年もの歳月をかけて栽培に成功しました。現在様々な研究が進み、今回の参鶏湯の原料として使用する葉や茎にもさまざまな栄養成分が含まれていることが分かっています。

美味しさの秘密

▲霊峰恵那山の麓で
「胞山（えなさん）にんにく」は自然豊かな岐阜県恵那市の胞山の麓で栽培されています。胞山とは、この地域を代表する霊峰恵那山（えなさん）のもう一つの呼び名です。 かつて天照大神の胞衣（えな・胎盤）が埋められたという伝説にまつわり「胞山」と呼ばれ神聖な山として言い伝えられています。

▲こだわりの自然発酵
「胞山（えなさん）にんにく」を一定の温度・湿度の管理された室で、第一発酵で45日、第二発酵で45日熟成室で手間暇かけてしっかり寝かせます。そうすることで成分が変化し黒くなります。自然発酵にこだわり添加物等は一切使用しておりません。

▲のびのび放し飼い
鹿児島県産の赤鶏は3haの自然の中で500日のびのびと育ちます。

▲命の恵みの感謝
のびのび育った赤鶏を丸ごと使って、鹿児島県内の2軒の農家からお米を。美容と健康を考えて松の実、クコの実、生姜、ニンニク、ナツメを加えました。コトコト4時間火を入れて釜焚き塩だけで味付け。命の恵みの美味しさを感じることができます。

▲きめ細かい栽培管理
日本山人参は大分県の里山で１つ１つ心を込めて栽培されています。毎日見廻りしながら虫をみつけたらひとつひとつ手で取り除くなど丁寧に育て上げることで良質な日本山人参に仕上がります。日本山人参を参鶏湯に加えることで、素材の風味や旨味を引き立てることができます。

▲「海生まれ、山育ち」
鹿児島湾（錦江湾）から汲み上げた500ℓの海水を山にある塩小屋に運び2、3日焚き続けます。そして、「塩てご」という鹿児島の職人が竹で編んだ円錐形のザルに塩を入れ、2～3日間丁寧に水分を抜くことでようやく出来上がります。

お召し上がり方

参鶏湯は薄味に仕上げてあります。セットの「にしきの塩」を鶏肉につけたりスープに加えたりして塩加減をお好みで調整していただくことでより一層美味しくお召し上がりいただけます。他にも塩コショウ、キムチなどでお好みの味に調整してお楽しみください。

生産者STORY①

鶏の生産者：穂満さん
元々名古屋でビジネスコンピュータや業務用食器販売の営業をしていて、91年に脱サラ。いずれもノルマという数字に縛られ、不規則な毎日を送るストレス生活。このままの生活でいいのだろうかと疑問を持っていたある日、奥様の勧めで、購入していた平飼い養鶏たまごを生産している養鶏場を訪れることに。

「こういう世界があるのだ」と今までとは全く違う人生観に感銘を受けた穂満さん。奥様を説得し生まれ故郷の鹿児島へUターン。自然養鶏の農家さんから基礎を教わり、やりたかった放し飼いの自然養鶏農場をスタートしました。

命の根幹につながる食。それがどのように生産され、自分たちのもとに来たかはっきりとは分かりません。安心安全とは何か。その答えの一つとして自分たちで育て、処理し、調理する。命に寄り添って自分たちで最初から最後まで見届ける、そんな風に生きています。

生産者STORY②

日本山人参の生産者：後藤さん

里山の耕作放棄地を開墾し日本山人参や栗・甘藷・落花生等を栽培しています。里山のため猪・アライグマ・カラスとの知恵比べで苦戦しますが、キジの声には励まされます。

日本山人参はきめ細かな栽培管理が必要です。日本山人参は１年中新芽を出し続ける不思議な植物です。しかし、環境が悪いと危機を察してか、竹のように太くて高い茎ができ花芽をつけ種を散らし潔く枯れてしまいます。

病気には強いが、アゲハ蝶の幼虫が天敵で油断すると殆ど食べられてしまいます。なので６～９月は毎日見回り、この幼虫を手で取っていきます。

農業は奥が深く、毎日が発見と感動です。ワクワクした気持ちで挑戦を続けます。

生産者STORY③

にんにくの生産者：伊藤さん

私が活動している恵那市は、岐阜県の南東部、恵那山を始めとした山々に囲まれた町です。多くの自然が残るこの地では離農が進み、田畑が荒れ、獣害被害など様々な問題を抱えています。数多く点在する耕作放棄地や荒れた農地に命を吹き込み活用することで地域貢献になると考え、地場産業として地元を元気づけるよう、試行錯誤の末、にんにくをはじめとする農産物の栽培を始めました。

農産物の栽培・加工・販売まで一貫して手掛け、生産者の顔が見える安心な農産物を提供し、オンリーワンの商品をより多くの方に知っていただくことで地域雇用の拡大に繋げたいとの思いで頑張っております。

生産者STORY④

にしきの塩の生産者：黒江さん

サラリーマンを辞めた際、お祖母さまが奄美で塩作りをしてたことを思い出した黒江さん。自身も本格的に塩作りを始めることに。甑島の師匠に釜焚き製法の塩作りを教わり現在も忠実に実践しています。

塩作りを通して感じることは「人とのつながり」。「人とのつながり」を選んでいるからこそ、今塩づくりができていると語る黒江さん。そして、塩作りは100年後の鹿児島を伝えるためのツールでもあるそうです。これからも人、食べ物、環境の大切さを伝えるために塩を作り続けます。

「世界的にも珍しい活火山 桜島が鎮座する鹿児島。母なる海 錦江湾より想いを込めて…私、黒江学が、錦江湾の海水を汲み上げ、塩小屋まで運び、薪を使って焚きあげた、天然塩です。大切な人と大切な時間に使ってほしいと想いを込めて作っています。ぜひ、ご賞味下さい。」

仕様

【内容量】250g
【賞味期限】製造日より550日
【保存方法】直射日光を避けて常温で保存

【原材料】もち米（鹿児島県産）、 鶏肉（鹿児島県産）、黒米（鹿児島県産）、松の実、クコの実、野菜（黒にんにく、にんにく、生姜（鹿児島県産）、日本山人参 葉・茎（大分県産）ナツメ、食塩

※原材料に特定原材料7品目の該当なし

実行者紹介

TERASTORYという屋号で活動させてもらっています。屋号には「照らすこと」、「ストーリー」を伝えることという意味を込めました。

懸命に作られているにもかかわらず大変苦労されている生産者の方を多くみてきました。そんな中できることはないかと思い立ったのがそうした生産者がつくられたものを生かした商品を企画し、皆様のお力を借りて商品化することでした。開発した商品の一部は地域のこども食堂にも寄付します（2023年11月現在、累計寄付総数1,879個）。そうすることで懸命に作られている方が報われ、地域にも還元できる社会を実現したいと考えております。

※【寄付先】こども食堂たらの芽会

開発ヒストリー

2021.7~第１弾「桜島溶岩プレート」
2021.10~第２弾「ダチョウ肉の炭火焼」
2021.12~第３弾「桜島大根と黒豚軟骨のおでん」
2022.3~第４弾「黒豚アゴ肉の炭火焼」
2022.6~第５弾「鹿児島旨ミックス抹茶塩」
2022.7~第６弾「厚切り黒豚タンの炭火焼」
2022.9~第７弾「桜島溶岩塩焙煎コーヒー」
2022.10~第８弾「神の草サムゲタン3種」

参鶏湯企画第一弾ではサポーター『126人』、『940,820円』の応援購入をいただき、目標金額の「940%」を達成することができました。
2023.1~第９弾「神の草サムゲタン～オリーブ鶏～」

参鶏湯企画第二弾ではサポーター『125人』、『871,970円』の応援購入をいただき、目標金額の「871%」を達成することができました。
2023.2~第10弾「神の草ようかん」
2023.11~第11弾「神の草参鶏湯～黒～」実施中!

リターンについて

プロジェクト終了後、2023年1月に製造を開始し2月より順次発送致します。
※今回の参鶏湯は期間限定商品です。Makuakeにてプロジェクト実施中のこの機会にぜひお買い求めください。