きっかけは、2011年の東日本大震災でした。

転勤で大阪にいた私はTVで映れる津波の映像にくぎ付けになりました。仙台に居るラグビーの仲間達に電話しても全くつながらない。居てもたってもいられなくなり、気がつくとその日の深夜、車で仙台に向かっていました。14時間強かかり仙台に着き、無事仲間の安否を確認できました。

震災から3週間後レンタカーで仙台から被災地の海岸沿いを5日間かけて北上しました。岩手県に入り、釜石市の新日鐵釜石ラグビー部の松倉グランドに立ち寄るとそこは防災ヘリコプターの発着場になっていました。青々とした芝を見ていると新日鐵釜石ラグビー部の全盛期に国立競技場のスタンドを埋め尽くしていた大漁旗をぼんやりと思い出していました。

自宅に戻りパソコンで何気なく『大漁旗』を検索すると『富が来る旗』と書いて『フライキ』と言うことがわかりました。この『フライキ』で東北のラグビーチームを元気づけてあげたいと言う思いが強く沸き、同年8月に活動をスタート。

被災した地域のラグビーチームをはじめとして東北6県にある約250チーム全てのラグビーチームに『オリジナルフライキ』を贈り届け、みんなを元気づけたいという想いで始めた支援活動でした。（2019年5月時点で約100チームにフライキを進呈済み）

2年後の2013年5月に一般社団法人フライキプロジェクトを設立。全国で催されるラグビー祭や様々なラグビーイベントなどに積極的に参加し賛同者を募ってきました。

その後ラグビーワールドカップの会場招致活動により釜石市鵜住居での開催が決定。フライキプロジェクトとしての最終目的をRWC鵜住居復興スタジアムで贈り届けた『フライキ』を振って埋め尽くすことで全世界に復興をアピールする事としました。

全国の賛同者も800名を超え、徐々にメディアにも取り上げて頂けるようになりました。

昨年8月の鵜住居復興スタジアムのオープニングイベントでは約120旗のフライキを地元の小、中、高校生が元気に振ってくれました。

 
いよいよ本番に向けて準備をすることになりました。今回は大会前のパシフィックネイションズカップ「日本VSフィジー戦」が鵜住居復興スタジアムで開催されます。その試合でもフライキを振ろうと思っております。

①2019/7/27の日本代表VSフィジー戦　②2019/9/25のフィージーVSウルグアイ戦　③2019/10/13カナダVSナミビア戦の3試合でフライキを振って来ます。

≪掲載者プロフィール≫

埼玉県浦和市出身。高校2年からラグビーをはじめ、東京代表として第63回全国高校ラグビー大会出場。大学、社会人、クラブチームで現役を続ける。1984年U19日本代表。実業団チームの監督を2年勤める。現在は仕事をしながら全国のラグビーコミュニティの幹事役を務め全国の様々なイベントに飛び回っているラグビー大好きオヤジです。

■リスク&チャレンジ
※本プロジェクトを通して想定を上回る皆様からご支援を頂き、現在進めている環境から量産体制を更に整えることができた場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。
※開発中の製品につきましては、デザイン・仕様が一部変更になる可能性もございます。
※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。